サドベリー教育 イベント記録
本日の午後は、「サドベリー教育」についての講演会を聴講。幼児教育は目下関心のある取材テーマなのです。オンラインにほとんど情報がないんですよねぇ。選択肢の存在を知らしめるべく、問題のない範囲でツイート中継します。小さなお子さんがいらっしゃる方はお楽しみに。
2013-12-08 09:30:41サドベリー教育のイベントに参加。45分から開始です。よしもとばななさん、本田健さんも登壇とのこと。豪華!
2013-12-08 13:39:41#sudbury_1208 講演会が始まりました。主催は東京サドベリースクール。http://t.co/lXYS1Ytl2w
2013-12-08 13:53:44#sudbury_1208 東京サドベリースクール代表の杉山さんより:本日はお集りいただきありがとうございます。今回の講演は5周年記念ということで、一番大きな会にしようと考え、200人規模になりました。
2013-12-08 13:53:51#sudbury_1208 杉山さん:これまでの学校教育は140年前に海外から輸入されたもの。私たちは、もっと新しい教育ができるのではないか、と考えてきました。今回の講演会をきっかけに、本当に必要な教育について考える機会にしていただけると嬉しいです。
2013-12-08 13:53:58#sudbury_1208 本田健さんがご登壇:みなさんこんにちは、作家の本田健です。なぜ私が講演会のトップバッターかというと、サドベリー教育に縁があるんです。まずはその話をして、そのあとによしもとばななさんとお話させていただきたいと思います。
2013-12-08 14:04:27#sudbury_1208 はじめて興味をもったのは16年前になります。娘が妻のおなかにいるときです。テレビを付けたらたまたま外国の教育としてサドベリーが紹介されていて、興味深く見ました。数年後、娘を小学校に入れるとき、思い出した。
2013-12-08 14:04:30#sudbury_1208 でも名前が思い出せない。なんとかベリー。「ベリー 教育 自由」とか検索したけど出なかった。なんとかサドベリーを見つけて、2005年にアメリカのキャンパスに見学に行った。
2013-12-08 14:04:34#sudbury_1208 子どもたちが遊び回っていた。日本人のイメージだと休憩時間。でも休憩時間が終わらない。それを見て、これだ!と思った。家族三人で決めたが、バレエが好きなだけ踊れる学校に行くため、ボストンに移住した。
2013-12-08 14:04:38#sudbury_1208 本田さん:まずは面接がありました。将来読み書きができなくなる可能性がありますが、いいですか?と聞かれてちょっと引いた。面接はけっこう落とされると聞いた。すでに家財道具も送っている。しょうがないから多分大丈夫です、と言ったら入学許可が下りた。
2013-12-08 14:07:43#sudbury_1208 本田さん:最初は娘も英語を話せないので、通訳という身分で学校に潜り込んだ。誰が先生かわからない。先生かと思ったらおっさんくさい18歳だったり。
2013-12-08 14:08:32#sudbury_1208 本田さん:14歳の子に勉強好き?と聞いた。「うん」と。何を勉強してるの?と聞いたら「数学」。試験はないけどどうなの?と聞いたら「意味がわからない」と。「だって、自分が一番よく知ってるから。なんで試験を受けるの?」。
2013-12-08 14:08:41#sudbury_1208 本田さん:サドベリーの子どもたちは、ひじょうに大人びてしっかりしている。4〜5歳くらいから自分で考える、というノリでやっているので大人以上に考えている。両親の会にいくと、子どもにやり込められたことを愚痴っている(笑)まずは親が試されるんですね。
2013-12-08 14:08:53#sudbury_1208 本田さん:子どもは朝から晩まで好きなことをやる。疲れた両親に批判的になっている。「パパ、どうしてそんな仕事をしているの?」「ママ、そんなんで人生いいと思ってるの?」と言われてしまう。
2013-12-08 14:08:56#sudbury_1208 本田さん:ビザの更新ができなくて帰国することになった。これは日本に帰ってサドベリーの手伝いをするためじゃないか、と考えた。そして日本に帰ってきて、サドベリーに関する講演会をはじめ、広がっていった。
2013-12-08 14:09:02#sudbury_1208 本田さん:ある教育学の博士とお話したとき、子育てで大事なことを3つ教えてもらった。①親が自分のことが好きであること。いきなりハードル高いですよね(笑) ②両親がお互いを好きかどうか。③親がお子さんを好きかどうか。
2013-12-08 14:15:29#sudbury_1208 本田さん:これができれば勉強なんていらないです、とその人は言っていました。仕事柄、様々な天才的な才能を持つ人たちの話を聞く機会がある。面白いのは、ほとんどの人たちが10〜30代に自分の才能を見つけている。
2013-12-08 14:15:36#sudbury_1208 本田さん:どこかの段階で自分探しをやっている。その軌跡がひじょうに面白い。小中高で見つける人もいるが、大学に入って、大学中退して、才能として磨いていく人たちがいます。
2013-12-08 14:15:48#sudbury_1208 本田さん:自分が自分をはっきり誰だかわかっているのか、自分が何をやりたいのか、これを理解するのは大切だが、学校ではあまり教えてこない。才能を開花してきた人は、これを見つけている。
2013-12-08 14:15:53#sudbury_1208 本田さん:サドベリーのすばらしいところは、幼少期にこれを見つける環境を用意してくれる。大人になると時間がなくなり、自分と向き合うことが難しい。たっぷりとした時間の中に、「退屈のプール」に人を漬け込めば、何かを始める。
2013-12-08 14:16:15#sudbury_1208 本田さん:7〜8歳になると忙しくなってしまう。サドベリーではTodoリストから解放される時間が用意されている。サドベリースクールというのは、ひじょうに理にかなったものだと思っています。
2013-12-08 14:19:05#sudbury_1208 本田さん:色んな生き方があると思います。言われたことをこなす生き方、好きなことをやる生き方。サドベリーはハイリスク、そしてハイリターンがあるかはわからない教育です。
2013-12-08 14:19:27#sudbury_1208 本田さん:でも、時代の流れは変わっていると思います。2020〜2030年に活躍する人材になる機会をプレゼントできるという意味では、素敵な教育です。でも、楽に生きたければサドベリーに送ってはいけません。サドベリーは、危険かつ面白いスタイルだと思います。
2013-12-08 14:19:42#sudbury_1208 本田さん:では早速対談をはじめます。ばななさんにとって教育とはどのようなものですか?
2013-12-08 14:27:25