「岩上安身による矢吹晋氏インタビュー」の模様を実況 #iwakamiyasumi #tpp

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岩上安身 @iwakamiyasumi

以下、連投します。連投1RT@IWJ_ch1 1.12月10日(火)「岩上安身による矢吹晋氏インタビュー」の模様を実況します。『チャイメリカ』の著者である矢吹氏に、尖閣問題と日米中関係についてお話をうかがいます。

2013-12-10 22:10:39
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2RT@IWJ_ch1 2.岩上「矢吹先生についてご紹介します。東京大学経済学部をご卒業後、東京経済新報社に入社されて石橋湛山の薫陶を受けたと聞いています」矢吹氏「下落合のお宅にうかがったことがあります」

2013-12-10 22:10:56
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投3RT@IWJ_ch1 3.岩上「今日のお題は尖閣問題です。先日可決された特定秘密保護法は、『有事法制』の一環です。日本を米国とともに戦争のできる国家にしようとしている。その際、尖閣をめぐって中国と一触即発ということになりかねません」

2013-12-10 22:11:12
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投4RT@IWJ_ch1 4.岩上「中国vs不朽の日米同盟、という構図が日本国内では喧伝されています。しかし、本当にそうなのか。中国と米国は裏でしっかりと手を結んでいるのではないか」

2013-12-10 22:11:33
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投5RT@IWJ_ch1 5.矢吹氏「尖閣問題について、時系列でふり返っていましょう。まず、1895年の台湾割譲と下関条約について。米国のグラント大統領と明治天皇が、明治12年7月4日に公式会見、8月10日に非公式に会見を行います」

2013-12-10 22:12:04
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投6RT@IWJ_ch1 6.矢吹氏「グラント大統領は来日前、清で李鴻章と会談しています。それをふまえ、グラント大統領が『三分割案』を明治天皇に提示します。奄美大島(日本領)/久米島・沖縄(琉球)/大正島・宮古島(台湾)に三分割するというもの」

2013-12-10 22:12:28
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投7RT@IWJ_ch1 7.矢吹氏「7月22日、内務卿・伊藤博文と陸軍卿・西郷従道が日光のグラントを訪問します。そこで、三分割案が二分割案に変更されます。翌1880年の北京交渉で合意があり、宮古島・八重山は清に割譲することになりました」

2013-12-10 22:12:55
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投8RT@IWJ_ch1 8.矢吹氏「しかし、この二分割案は、李鴻章の側から『日本に譲りすぎだ』として破棄してしまいます。李鴻章はロシアとも交渉しており、北方で利益線が取れそうだということで、南方での日本との交渉も『譲歩するな』ということになりました」

2013-12-10 22:13:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投9RT@IWJ_ch1 9.矢吹氏「次に、下関条約での尖閣諸島の位置づけについて。李経方全権委員『台湾付属島嶼の範囲について具体的に名前を列挙したらどうか』の提案に対し、水野公使『曖昧なままで大丈夫』と説明しました」

2013-12-10 22:13:34
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投10RT@IWJ_ch1 10.岩上「当初から、米国は日中の対立に関して、第三者的に介入してくるという傾向があったのですね」矢吹氏「その通りです。日本人は日本戦争前のことを全然知らない。しかし、米国で地域研究を行っている人には常識です」

2013-12-10 22:13:55
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11RT@IWJ_ch1 11.矢吹氏「第2次大戦後、戦勝国は絶対に領土を拡大してはいけない、という原則が築かれました。日中戦争中、中国側は確かに沖縄を取るぞ!と言っていいました。しかし戦後、中国は国際社会の原則を守り沖縄を取るなどと言わなくなりました」

2013-12-10 22:14:14
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投12RT@IWJ_ch1 12.岩上「中華人民共和国と中華民国(台湾)の立場は違いますよね。中国側から『沖縄を独立させろ』という声が出ていますよね。実際、沖縄の知識人から『琉球独立論』が言われ始めています。中共の後押しを受けているのでは、という声もあります」

2013-12-10 22:14:35
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投13RT@IWJ_ch1 13.矢吹氏「日本の歴史学者・言論人で朝河貫一という人物がいます。日露戦争に勝った日本はおごっている、という批判を展開した人しました。対華二十一箇条要求にも反対しました」

2013-12-10 22:14:56
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14RT@IWJ_ch1 14.矢吹氏「大日本帝国の拡大のポイント。日清戦争の最中である1895年1月に尖閣の編入を閣議決定しました。しかし当時の日本政府はそのことを公表しなかった。公表したら、グラントの提案にそむくので、清の側が黙っていないと考えたのでしょう」

2013-12-10 22:15:15
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投15RT@IWJ_ch1 15.矢吹氏「国際司法裁判所が尖閣問題を裁けるか? 過去の判例では、フィリピンのミンダナオ島の近くの島を、米国とオランダが争ったという事例があります。本来はフィリピンの島なのに、オランダ帰属と決められました」

2013-12-10 22:15:47
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投16RT@IWJ_ch1 16.矢吹氏「尖閣は、日清戦争中に日本が編入しました。日中戦争で負けた後は曖昧。なぜなら、中華民国は第二次世界大戦の戦勝国ではあるけれど、国内では中国共産党に負けてしまいますから」

2013-12-10 22:16:08
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投17RT@IWJ_ch1 17.矢吹氏「1971年、冷戦構造の再編成があります。ベトナム戦争の泥沼化、中ソの対立、キッシンジャー訪中などがありました、沖縄返還協定の調印はそのような複雑な国際情勢において行われたことを理解する必要があります」

2013-12-10 22:16:27
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投18RT@IWJ_ch1 18.矢吹氏「中国から最初の棚上げ方針が6月21日、周恩来からNYTとWSJ記者に伝えられます。周恩来の腹は、尖閣は台湾にくっついているわけだから、台湾の解決が先だと。中国にしてみれば、『台湾は子犬で尖閣は犬の尻尾』というもの」

2013-12-10 22:16:45
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投19RT@IWJ_ch1 19.矢吹氏「中華民国(台湾)の対米尖閣要求とその帰結について。1971年4日12日、周ショカイ大使が米国にはじめて尖閣の問題を提起。台湾側の立場は『尖閣を台湾に返せ』というもの。ここから台湾とワシントンの猛烈な外交が始まりました」

2013-12-10 22:17:06
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投20RT@IWJ_ch1 20.矢吹氏「台湾からのメモを見たキッシンジャーの見解。日本も台湾も怒らせず、北京にもお土産を用意する、という理屈を考えました。尖閣に関して、施政権を日本に返還する。しかし領有権に関しては中立な立場を取る、というもの」

2013-12-10 22:17:26
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投21RT@IWJ_ch1 21.矢吹氏「繊維交渉をやったニクソン政権の財務長官だったデイヴィッド・ケネディという人物がいます。日本や台湾の安い繊維が米国の産業を圧迫しているから、規制をかけようとした」

2013-12-10 22:17:52
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投22RT@IWJ_ch1 22.矢吹氏「この繊維交渉で台湾側が出した条件というのが、米国からの繊維交渉の条件を飲む代わりに、尖閣を日本に帰すのをやめろ、というもの。そこで米国は、日本と台湾の両方に帰属させるのではなく、米軍が管理してはどうか、ということになりました」

2013-12-10 22:18:11
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投23RT@IWJ_ch1 23.矢吹氏「キャンプデービッドでニクソンが、尖閣の領有権については米国は中立の立場を取る、と決済します。それを蒋経国に伝えると、台湾側は黄尾嶼と赤尾嶼には米軍の射爆場を残すよう、米国側に要求しました」

2013-12-10 22:18:31
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投24RT@IWJ_ch1 24.岩上「去年の4月16日、石原慎太郎さんが尖閣購入を宣言した時、黄尾嶼と赤尾嶼を除いた3島だけでした。国有化されたのも3島だけ。非常に米国側に遠慮しているわけですね」

2013-12-10 22:18:50
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投25RT@IWJ_ch1 25.矢吹氏「台湾からの要求の2つ目。『尖閣の領有権は决まっていない』ということを、沖縄返還協定の時にはっきりと宣言してくれ、というもの。ケネディ大使はこれを飲みます」

2013-12-10 22:19:10