読み手の感情を想起する文章

まいぞー(GA文庫編集部)(@GA_Myzo) さん、ほかの何気無いツイートをまとめてみました。
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まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

中学で美術の先生をしている知りあいから聞いた話が興味深かった。針金で人形を作る授業があって。作り終えての感想を集めると「作った人に似てる」「仲の良さが出てる」「この仕草、教室でいつも見てる」と、造形性そのものよりも、イメージを見ていることに気づかされるのだとか。

2013-12-10 10:16:30
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

翻って、小説にも同じことが言えたりするのだろうか、と。文体そのもの、修辞の美しさよりも、もしかしたらその文章が何をイメージさせ、どういう感情を呼びおこすかのほうに読み手の関心は自然と集まるのかもしれない。

2013-12-10 10:20:22
GA文庫公式 @GA_bunko

@GA_Myzo むしろ小説の文章って“読み手にある種の感情を呼びおこす”ことが目的なんじゃねぇの? 極論すれば、美しい文章を鑑賞させる事が目的だったとしても、観賞そのものを読み手の目的とするためには、その“美しい文章”で読み手の感情を動かさないとアカンやろ(K村) #GA文庫

2013-12-10 10:24:04
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

@GA_bunko 小説の目的のひとつに読み手の感情の想起というのがあるのは大変同意できます。

2013-12-10 11:53:47
GA文庫公式 @GA_bunko

@GA_Myzo その意味では、読んでもらうことを前提とするなら、小説と論文や歴史書では読み手の目的が違うはず。後者がそこに書かれていると思われる事実の理解と伝達が目的として十分条件になりうるのに対して > 続く

2013-12-10 10:35:23
GA文庫公式 @GA_bunko

@GA_Myzo 小説はそこに書かれている事実だけでは読ませるための目的として足りない。読むが楽しみになる“何か”が、そこに記載されているであろう事実とは別に期待されるはず。その期待される“何か”こそ読み手が受ける感情ではなかろうかと > 続く

2013-12-10 10:38:48
GA文庫公式 @GA_bunko

@GA_Myzo 実は小説の難儀なところは、それを文章という“他の目的にも使われる日常的な手段”でやらねばならんことではないかと思ってたりする。だから、普通に読めるし文章としては問題ない、事実もわかりやすく伝わってくる、でもツマラナイ、とかそういうことが容易に発生する > 続く

2013-12-10 10:40:17
GA文庫公式 @GA_bunko

@GA_Myzo しかもそれは自分自身や知人に読んでもらったくらいではわかりにくいし、どこがダメでどこがOKなのか説明しづらい。そういう“パッと見のわかりにくさ”はこれから小説を書こうとしている人や今まさに発展途上の人にとっては大変なハンデなんじゃなかろうか (K村) #GA文庫

2013-12-10 10:42:23
GA文庫公式 @GA_bunko

@GA_Myzo そして唐突に話は戻るのだけれど、その美術の先生が生徒に期待した感想ってどんなのかしら。造形性、とは画でいうところのデッサンとかそういう意味なのかなぁ。ちょっとそのへん気になるところでありますね d( ̄  ̄) (K村) #GA文庫

2013-12-10 10:43:51
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

@GA_bunko 絵におけるデッサンの正確さで合っていると思います。今回の場合は針金人形なので、立体物の造形における人体模倣の正確さ、かもしれません。

2013-12-10 11:58:29
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

@GA_bunko ところがデッサンもまたただ正確であればよいのではなく、一本の線、線と線の組み合わさりが鑑賞者にもたらす、気持ちよさみたいなものもあるんですよね。

2013-12-10 12:00:24
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

要するに。読むということ、それ自体が快感につながるような文章とか、最強すぎる。そこに含まれる意味とは切り離した部分にある、文章そのものの気持ちよさ。

2013-12-10 12:06:24
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

生まれてから一度もアイスクリームを食べたことがない人に、チョコミントアイスの味を文章だけで想像させることができるか。

2013-12-10 12:50:57
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

それは「冷たいチョコミント」で想像できるのでは。夏場はチョコを冷蔵庫に入れることもありますし、冬場は冷たいので、想像できなくもない  .@GA_Myzo 生まれてから一度もアイスクリームを食べたことがない人に、チョコミントアイスの味を文章だけで想像させることができるか。

2013-12-10 13:06:04
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

.@GA_Myzo ググると「チョコミントと言えばこのチョコ ミントアイスを指す事が多いが、一部飲料やチョコレート菓子等にもチョコミント味は存在する」とあり、グリコHPにあるチョコミントアイスの成分表を見る限り、他のチョコミント製品と成分が同じなので、それが冷たいか否かだけです

2013-12-10 13:10:08
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

@fushimireishi 「冷たいチョコミント」という一文で、「チョコミントアイス」のもつなめらかさ、舌触り、口のなかで溶ける感覚etc...が過不足なく伝わってくるという話ならそれであってます。

2013-12-10 13:18:15
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

「なめらかさ、舌触り、口のなかで溶ける感覚」が、チョコとアイスは似ているので想像しやすいですね .@GA_Myzo 「冷たいチョコミント」という一文で、「チョコミントアイス」のもつなめらかさ、舌触り、口のなかで溶ける感覚etc…が過不足なく伝わってくるという話ならそれであってます

2013-12-10 13:25:25
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

.@GA_Myzo → そこで、今、「別の味だったら〝アイス〟で想像できるのか」と思って妄想中なのですが、〝アイス〟そのものは例えやすいかもしれません。味の方が伝えるのは難しいかも。自分はいつも、スイカ バーは「冷えたキュウリ味」と思っていますが(笑)

2013-12-10 13:27:58
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

@fushimireishi 似てる、という限界はやはりありますよね。どこまでいってもそれはチョコの感覚なので。ほかでもないアイスのアイスだけのアイスならではの快感をダイレクトに伝える手法があるのだろうか、と日々もやもや考えたりします。

2013-12-10 13:28:57
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

.@GA_Myzo アイス独特の〝軽さ〟はアイスだけが持つものだろうかと想像し直しています。アイスを通販しているサイトを見ると、「なめらかさ、舌触り、口のなかで溶ける感覚」について書いてあって、何とかそれを伝えようとしている文章が面白い!中には「余計にわかんねーよw」っていうのも

2013-12-10 13:32:41
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

@fushimireishi 「余計にわかんねーよw」はおもしろいですねw あとでちょっと調べてみます。

2013-12-10 13:35:23
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

.@GA_Myzo Wikiに「国によっては、法令で〝アイスクリーム〟製品の規格を規定する場合がある。日本では、乳固形分及び乳脂肪分の高いもののみを指す。ただし、日常会話では、このような細かい定義に従うことは稀である」とあるので、海外で発刊やアニメ化された場合は更に難しそうです;

2013-12-10 13:36:36
れー @ 猿ちゃん室長スキー専用 @reisarurei

.@GA_Myzo 有名な会社ほど「アイスくらい食べたことあるでしょ?」という感じに説明がシンプルで、小さい会社ほど独自のものを何とかアピールしようとして説明が細かく、そこから想像すればするほど「未知の物体」のような解説が書いてありました(笑)斬新な表現というかw

2013-12-10 13:41:09
まいぞー@GA文庫 @GA_Myzo

チョコミントはもちろんひとつの例ですけど、おなじチョコミントのチョコミント的情報を伝えるのでも、書き手によって工夫のこらし方に違いが出ると思うのです。「伝え力」とでもいうのかしら。アイスの通販サイトの紹介文が千差万別なように。

2013-12-10 13:41:18