- Il2_Ilyushin
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液冷エンジンは縦長な形をしている為、前面からの投影面積が小さくなり、速度を出しやすくなります。昔からレーサー機に液冷が多いのはこの為ですね。 (傾向として多いのであって、空冷機も多く存在します)
2013-12-14 21:00:26次に、プロペラシャフトが中空構造となっている一部の物に限りますが、それらのエンジンはシャフト内に機関砲を搭載…いわゆるモーターカノンが使用できます。フランスのD.520やMS.406が代表で…これを真似したのがドイツのBf109やソ連のYakシリーズですね。
2013-12-14 21:06:55多くの機体はエンジンの軸が機体の中心になるようになっていますから、この位置に搭載するのが一番命中しやすい…正確には『狙った場所に正確に飛びやすい』のです。載せられるのは1門だけとはいえ、いかに敵機に弾を命中させるかが大事な空戦ではかなりのアドバンテージです。
2013-12-14 21:09:00火器の搭載位置についてもそのうちやりましょう…ソ連機の搭載火器と絡めて次回でもいいですが…。 画像は液冷12気筒のVK-105エンジンで、20mm機関砲がマウントされた状態ですね。 http://t.co/ay83u2psRv
2013-12-14 21:14:07…次に液冷の欠点ですが、「被弾に弱い事」と「空冷に比べて重量が大きい事」が大きいですね。 またシリンダーが一つでも破損するとエンジンが停止しかねない撃たれ弱さも欠点の一つでしょう…。
2013-12-14 21:17:43重量について補足…。 重量は機体自体の軽量化である程度補えますが、空冷と比べるとやはり重くなりがちです。重量は「速度」よりも「加速」の悪さに直結します。
2013-12-14 21:21:24また液冷機はラジエーターを機外に付ける必要があります。(機内に装備されている機体もありますが…) これに1発でも弾が命中すれば冷却液が漏れ、すぐエンジンが焼き付いてしまいます。 私もここを狙われたりしましたね…。
2013-12-14 21:27:45次に空冷エンジンについて。 空冷の利点は「頑丈」、「冷却が容易」…例外はありますが「整備がしやすい」、「軽量なので加速に優れる傾向にある」…などでしょうか。
2013-12-14 21:32:06空冷は冷却液を使わずに直接空気で冷やすので楽ですし、ラジエーターも必要ありません。(オイル用は別として) また気筒数にもよりますが、その構造からシリンダーが3つほど吹き飛ばされても動く事もあるというタフネス…兵器は頑丈であればあるほどいいのです。
2013-12-14 21:35:49空冷エンジンは同出力の液冷エンジンに比べて軽い傾向にあります。 液冷エンジンの時にも少し書きましたが、機体は軽量であればある程「加速」に優れる傾向にあります。
2013-12-14 21:42:51空冷の欠点ですが、投影面積が広くなるので最高速度が低くなりがちです。 液冷から(同出力の)空冷に換装すると、だいたい40km/hほど低下するそうですね。
2013-12-14 21:46:17相手機より20~30km/h速いだけで空戦を優位に行えると言われていますから、速度は重要ですね…。 「速度を取るか」「加速を取るか」の二択です。
2013-12-14 21:52:56あぅ…ソ連のエンジンに関していくつかミスがありました…後日修正したのを呟きましょう。 今日の【ソ連機ツイート】はここまでです…。
2013-12-14 22:15:27