古賀茂明氏の「戦争への道」

「秘密保護法」の元、日本版NSCでは開戦に向けた討議が行われていた。。。 古賀氏による「暗黒の未来」
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古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その1 集団的自衛権行使容認後の国家安全保障会議(日本版NSC)の予想。 総理:オバマから、中東のX国に対して米国の自衛のために先制攻撃をするから日本も参戦してくれと言われた。是非参戦したい。これは集団的自衛権の行使だ。 A大臣:自衛戦争の根拠が不十分では? 続く

2013-12-14 11:40:24
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その2 総理:そんなことを言ってる場合じゃない。リスクを取るのがリーダーだ。決める政治だ。 A大臣:しっかりした根拠がなければ、国民に説明できません。 総理:大丈夫だ。根拠を聞かれたら「特定秘密だから明かせない」と言えばいい。・・・続く

2013-12-14 11:41:39
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その3 A大臣:将来米国から提供された情報がガセだったとわかったら大変です。 総理:だから、秘密はいつまでも延長できるようにしてある。30年後に内閣で見直すと言っても、そこでも秘密にすれば60年秘密にできるし、例外もある。その頃には、我々みんな死んでるよ。

2013-12-14 11:43:35
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その4 A大臣:私は反対です。万一間違って日本が戦争に巻き込まれて多くの死傷者を出したとなったらどうするんですか。(事務方の方を向いて)私の反対意見はちゃんと記録してくれよ。 事務局:この会議の議事録は作成しません。

2013-12-14 11:44:25
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その5 A大臣:君たち、ちゃんとメモを取ってるじゃないか。 事務局:これは、単なる個人的メモです。議事録ではありません。 A大臣:そんな言い訳が通用するか! 事務局:今までもそれで問題はありませんでした。福島の事故直後の官邸の会議でも、議事録なしで済んでいます。

2013-12-14 11:45:43
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その6 A大臣:総理!議事録を作成するように指示してください。 総理:NSC法では議事録作成は義務付けられてないんだ。質問されたけど、作成について検討するで逃げたからね。付帯決議も検討で終わってるんだよ。民主党もみんなの党も維新の会もみんな賛成した法律だからね。

2013-12-14 11:46:46
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その7 A大臣:納得できません。参戦が決定されたら、私は反対したことを記者会見で明らかにします。 総理:ここでどんな議論をしたかを明らかにすると、わが国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあるから、議論の内容は特定秘密だ。これを明かせば、懲役10年だぞ。

2013-12-14 11:47:43
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その8 A大臣:そんな脅しには屈しませんよ。(他の閣僚に)こんなことでいいんですか?みんなで共同記者会見を開いて、この議論を国民に伝えましょう。 総理:それを言ったらもう終わりですね。特定秘密漏洩の教唆または共謀罪ですよ。(ドアの方を見て、事務方を促す)

2013-12-14 11:48:43
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その9 ドアから私服警察官が登場。 警察官:A大臣、特定秘密保護法第24条の罪(特定秘密漏洩の共謀教唆煽動)で現行犯逮捕します。 A大臣:ふざけるな。そんなことに従う義務はない! 警察官:お話は、署の方でゆっくりうかがいます。 A大臣が警察官に連行される。

2013-12-14 11:50:30
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道その10 総理:皆さん、今のやり取りもA大臣逮捕の件も全て特定秘密ですから口外しないように。もし喋ったら、A大臣と同じ運命が待ってますよ。 翌日の朝刊の一面に大きな見出しが躍った。 「A大臣失踪 北朝鮮が関与の見方」

2013-12-14 11:51:36
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道11 その後 日本は、米国とともにX国と戦争をする世界で唯一の国となった。この戦争で多数の民間人が犠牲になるが、後に、米国が提供した情報が、X国亡命者による捏造情報だったことが判明。それ以降、日本ではテロが頻発。米国と同様にテロに狙われる国になってしまった。

2013-12-14 11:54:20
古賀茂明 @kogashigeaki

戦争への道12 以上はフィクションですが、国家安全保障会議(日本版NSC)、特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認の三点セットは、日本を無用な戦争に導くおそれがあります。秘密保護は、閣僚と官僚の身を守る手段に使われやすいのです。国民の安全を守るには、むしろ情報公開の強化が必要です。

2013-12-14 11:55:40