珪素さんによる戒斗さん復活プラン（鎧武）

珪素 @keiso_silicon14

最初の2話ごろまで異様な存在感を発揮し、一時はライダー化すら嘱望されていたバロンのパチンコマンさん、今後再び活躍する日はくるのでしょうか。

珪素 @keiso_silicon14

私が予想するに、パチンコマンさん、最近めっきりヘタレと化したカイトさんの復活イベントに関わってくると思うんですが、どうでしょう。

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――次元の違う強さでバロンを打ちのめした、白い仮面ライダー、斬月。白いライダーが仇とするユグドラシルの尖兵だという事実を知った戒斗は、さらなる絶望に沈む。（（……俺は、弱い！））（（こんな有様では、何年……いや何十年と力をつけようが、奴らに抗う事なんかできない））

珪素 @keiso_silicon14

強さ……。それを求めて向かったのは、かつて同じようにバロンを一蹴したブラーボ――凰蓮の店であった。「何寝ぼけたこと言ってんの！アンタの戦績、最弱レベルよ。勝ち残れるわけないじゃない」「な、なんだと……」見込みがある……その言葉は偽りだったのか？いや、ヒントはどこかにあるはず。

珪素 @keiso_silicon14

（（強さで勝負してはならなかったのか？））インベスを用いた多対一。グリドンと黒影を動員した多対一（裏切られた）。そして、ライダーゲームでの抜け駆け戦略。（（俺の強さの本質とは……？））それは無意識に目を背けていた事実だ。常に使い続け、しかしブラーボに使わなかった、戒斗自身の強み。

珪素 @keiso_silicon14

「――そうか、わかったぞ！」他のアーマードライダーにはない、凰蓮の認めた、戒斗の深層の強み！「それは……『卑しさ』……！！」ユグドラシルによって叩き落とされた最下層。元より彼に、正々堂々とした上品な戦いなど……不可能だったのだ！「俺は、俺の卑しさを受け入れる！手段を選ばず勝つ！」

珪素 @keiso_silicon14

反射的に彼が向かったのは……かつて裏切られた、インヴィットの元であった。「城之内頼む！俺を弟子にしてくれェッッッ！！！」「まさかあのバロンのリーダーがここでこんなとはね……でも、面白いじゃない」当然のように一緒にいた初瀬も姿をあらわす。「俺達と一緒に、地獄に落ちようぜェ……！」

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戒斗の強みを阻害していたのは、その無用なプライドであった。彼は城之内から教えを受け、『プライドを棄てる技術』を完全に身につける。「……フッ、だが、こんな俺についてくる連中は、もはやいないだろう」物陰に隠れてインベスをやり過ごしつつ、自嘲する。「こんな情けない姿を晒す俺にはな……」

珪素 @keiso_silicon14

「水臭いこと言わないでくださいよ、リーダー！」「……パチンコマン……！」「ヘヘッ、あんたの情けない姿なら、俺達が一番近くで見てきてるんだぜ……！」「パチンコマンでない方……！！」そう、戒斗にはもう一つの力があった。それは……絆！「よし、早速インベスと戦う鎧武を横から奇襲するぞ！」

珪素 @keiso_silicon14

――真の力を手に入れたバロンの能力は、圧倒的であった！　インベスを同時操作、そして時には暴走させて鎧武達を足止めし、後ろからスピアでチクチクと攻撃する……！「槍持ち先に立たず！バナナアームズは、まさに俺のための武器だったのだ！」ロックシードはすぐさまパチンコマンが叩き落とす！

珪素 @keiso_silicon14

「頑張れーッ！英雄（スーパースター）――ッ！」「パチンコマンでない方の応援で、力が湧いてきたぜ！これが俺達の絆の力だ！！」ここまでやって、鎧武にようやく勝利した戒斗！だがもはや彼の心に情けなさはない……「『卑しさ』は……力だ！」恥じる事はない！もはや彼はプライドを捨てたのだから！

珪素 @keiso_silicon14

珪素の戒斗さん復活プラン　おわり