電子書籍のノウハウをまとめてみた・最新版

日増しに進歩していく個人出版界隈ですが。僕は重ねて、エブリワンクリエイターと いう概念の重要さを説きたいと思います。えっ、もう分かってるって? いやいや油断 はなりませんよ。いいですか。参入の敷居が低ければ低いほど大勢の人たちによって 界隈は活性化されます。その結果として作品のクオリティは高まるんです。この原理 がしっかりと世界に導入されるまで続ける必要があります。:) 続きを読む
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エブリワンクリエイターの世界において界隈は活性化する

 これは僕が、そもそもの始まりである1年前から、くり返し主張してきたことです。既存の出版界隈というものが、上位1%の成功者しか幸せになれない、極めて寡占的なものであったという現実がまずあり。それに対するアンチテーゼとして生まれてきたのがいわゆる個人出版の界隈であるわけですから。おのずと、そう、必然的に、そこはエブリワンクリエイターの世界であることが望まれることはいうまでもありませんよね。

 界隈の敷居が、低ければ低いほどいいんです。誰もが、参加したいと思ったときに参加できる。さっきの今で、もう始められているくらいが望ましいですね。必要なノウハウは全部あらかじめ公開されていて、誰もが気軽に手に取れるように置かれている。まるでモンハンの最初の場面みたいに、ご丁寧に拾ってくださいと箱に入れられてるイメージです。あの箱がなかったらモンハン大変じゃないですか。個人出版も同じですよ。で、誰もが充実した成果をすぐに上げられること。これです。やってもやってもできない、なんていうのは旧世紀の世界で終わりにしたいんですよね。

 つまり、極めてインスタントであること。そして、それを成立させるためには、「誰の作品にも等しく価値があるという、平等性が担保された世界であること」が必要になります。俺の作品は優れてるし価値があるけど、お前の作品にはそれがない、というような言動が横行する場合、世界は脅威に晒されることになります。コミケットの理念を参照するまでもなく、同人創作というものは基本的にお互いが対等であるからこそ無事に栄えてきたわけですからね。結果的に部数に差が出ることを否定するものではなく、誰もが参加できることに意義があるということをいいたいわけです。

 そして、インスタントで、誰もが参加できる世界はどうなるかというと、魅力的なので、いろいろな人たちが幅広く集まってきます。寡占的にこそこそとやっているよりもずっとずっと多くの人たちで界隈が賑わい、幅広い可能性によって満たされることになります。この案の恐ろしいところは、そのとき、チャンスを掴んで部数が伸びているのは、たまたま、あなたではないかもしれないということ。でも、それはありなんです。また別のタイミングでは、その誰かによって拡張された可能性の恩恵に、あなたもきっと与ることができるのですから。相互扶助と全体の利益によって、個人出版界隈全体が栄えていくことによって、そこに参加する誰もが利益を得ることができる。それがエブリワンクリエイターの基本理念です。

 このまとめでは、主に、このエブリワンクリエイターという思想に基づいて、電子書籍や紙の同人誌といった作品を個人出版するためのいろいろなノウハウを蓄積していきたいと思っています。日進月歩の世界ですので、まとめは随時新しく作りなおされます。被ってるとか思わないでくださいね。何度でも告知することが大事なんです。界隈の全体に情報が行き渡るまで、諦めずに続けることが大事なんですよ。

 さあ、エブリワンクリエイターの思想を広めて、ハッピートゥゲザーの世界をもたらしましょう。1、インスタントに始められて、2、参加する誰もが対等であるならば、3、いろいろな人たちが集まってくるから可能性に満たされる。4、結果的に作品のクオリティは高まる。ここをしっかりと共有していき、個人出版の界隈というものを実りある世界にしていきましょう。望んだ未来というものは、必ず手に入るんです。それは望むから手に入るわけであり、何もせず手に入るほど甘くはありません。何だって同じですからね!

ここからまずは電子書籍についてのノウハウ

★電子書籍端末

・「Kindle Paperwhite」
 アマゾン社が提供する、Eインクで紙と同じような閲覧を可能にする、非常に低消費電力の電子書籍専用端末。電池は使用状況にもよるが一ヶ月くらい持つこともある。インターフェースも分かりやすく、アマゾンのストアと直結したシステムで快適に作品を楽しむことができる。
http://www.amazon.co.jp/dp/B007OZO03M

・「KindleFire HD」
 上記とシステムやインターフェースは同じで、フルカラーのタブレット端末として作られている。音楽や本だけでなく、アプリ、ゲーム、映画、さらにはインターネット端末としても使用できる。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00960YR3Q/

・「nexus7」
 google社が提供するAndroidOS端末。Kindle Fire HDがインターフェースに独自の改良を加えているのに対し、この端末は比較的シンプルなタブレット端末として使用することができる。13年型の新しい端末が非常に高性能で、今後シェアが伸びると予想できる。
http://www.google.co.jp/nexus/

・「iPad mini」
 アップル社が提供するタブレット端末。アップル社の製品に特に思い入れがあるならば選択肢に入る。アプリをインストールすればkindleやGoogle Play ブックスを利用することができる。
http://www.apple.com/jp/ipad-mini/overview/

・「Reader」
 ソニー社が提供する電子書籍専用端末。Kindle Paperwhiteと同様のEインク端末で、ReaderStoreという独自の電子書籍ストアで作品を販売している。アマゾン社の豊富な品揃えや、端末としての高い機能と見比べての選択となるが、利用している人たちもいる。
http://www.sony.jp/reader/

・「kobo」
 楽天社が提供する電子書籍専用端末。kindle Paperwhiteと同様のEインク端末で、kobo電子書籍ストアという独自の電子書籍ストアで作品を販売している。アマゾン社の豊富な品揃えや、端末としての高い機能と見比べての選択となるが、利用している人たちもいる。健闘しているのでこのまとめでも紹介することにしました。
http://kobo.rakuten.co.jp/

★販売プラットフォーム

・「Kindle ダイレクト・パブリッシング」
 誰でも簡単に電子書籍を出版することができる。作家としての登録、作品のアップロードや編集、売上の確認もすべてここで一括して行える。作品を数日でアマゾンストアに並べられる。
http://kdp.amazon.co.jp/

・「Google Play ブックス」
 Googleが運営する電子書籍販売プラットフォーム。最近では13年型Nexus7という神端末の登場もあって徐々にシェアを伸ばしている。個人出版のインターフェースもシンプルで分かりやすく改善された。PCでも作品を閲覧することができる。
https://play.google.com/store/books?hl=ja

・「iBooks」
 アップル社が提供する電子書籍ストア。iPadminiのような製品からアプリとして使用。電子書籍の出版もできるようだ。日本語の書籍にも対応した。
https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8

・「koboイーブックストア」
 楽天社が提供する電子書籍ストア。koboのような専用端末だけでなく他社の端末からでもアプリとして使用できる。アマゾンとの競争に晒されながらも地道に生き残っているところが評価できるか?
http://kobo.rakuten.co.jp/

・「密林社」
 アマゾンで「紙の本」を委託販売していただけるサービス。メールで連絡したあとで送られてくるフォームに、簡単な説明文などを書いて登録すると、納品の連絡がくるので部数を確認して作品を発送する。個別にビニールの袋に入れる。密林社で上からコードのシールを張ってアマゾンに納品する。売れるごとに補充もしてくれるので、こちらは売上を確認したり、売り切れたら再度納品するだけでいい。電子書籍をKDPで販売していれば、紙の本を密林社で委託すると、アマゾンKDPのサポートに依頼して両者を紐付けてもらうこともできる。電子書籍と紙の本の表示が同時にできておすすめ。
http://www.mitsurin.com/

・「言い値書店」
 電子書籍の値段を読者様が言い値で決められる販売サイト。無料で読んでいただいて、後から課金していただくことも可能。まず作品を読んで欲しいという個人作家には大変おすすめのサービス。管理人のふじーにょさんは後述する「電子書籍サーチ」の管理人でもある。
http://www.iineshoten.com/

・「ブクログのパブー」
 ブクログという読書履歴サービスから派生した電子書籍プラットフォーム。個人が気軽に作品を登録し販売できる。アマゾンでは簡単ではない無償での頒布も行うことができる。KDPを通さずにkindleストアに有償で作品を登録できる、事実上の電子系出版社として注目のサービスである。パブー自体にも一定の読者様がいらっしゃる。
http://p.booklog.jp/

・「BCCKS」
 独自のインターフェースにより、電子書籍と紙の本を同時に編集し公開することができるプラットフォームサービス。パブー同様、ここにも一定の読者様がいらっしゃる。オンデマンド印刷と電子書籍ストアを兼ねたサービスといえる。
http://bccks.jp/

・「pixiv」
 従来からイラスト登録とSNSのサイトとして非常に大きな人気を誇っていたサイト。小説の項目も追加され賑わいを見せている。非常に膨大な読者様が集まっているため、アクセスを期待できる意味では非常にチャンスといえる。独自性の高い、つまりpixivの読者様に対して特化したような内容が期待され、評価されているようだ。まずは人気作品を読んでみよう。もちろん、何ら影響されず、自分独自の内容を掲載してもいい。
http://www.pixiv.net/

・「小説家になろう」
 上述のpixiv同様、サイトに特化した内容が支持されている、小説投稿とSNSのサイト。このサイトの読者層に特化することを指して「なろうネイティブ」という言葉も生まれたほどである。ネット小説を多くの読者様に読んで欲しいのならチャンスといえる。サイトに最適化した作品を投稿するもよし、あえて自分独自の内容で勝負もできる。このサイトから商業化された作品も多い。橙乃ままれ先生の「ログ・ホライズン」もそうして紙の本として書店に並んだことで有名だ。
http://syosetu.com/

・「CRUNCH MAGAZINE」
 ご自身が作家である今村友紀さんが運営する作品投稿とSNSのサイト。作品を読んでレビューしたり、コミュニティを作って交流したりすることができる。サイト内で活動を活発に行うとランキング上位に入ることができるなどユニークな機能が豊富で、大変面白いサイトです。実力派の書き手が多数参加しているのでぜひチェックしてみてください。
http://i.crunchers.jp/

・「その他のサービス」
 サービス自体は存在するが、個人出版では利用できなかったり、現時点では利用する意義が乏しかったりするものをここに記載しておきます。今後利用できるようになったり、シェアが伸びてくる可能性はあります。
「パピレス」
「eBookJapan」
「Booky」
「ニコニコ静画」
「紀伊國屋Kinoppy」
「Sony Readerストア」
「BookLive!」

★プロモーションサービス

・「きんどるどうでしょう」
 kindle本に関連する、個人出版や商業出版の情報を網羅している情報サイト。非常におすすめ。「本日の無料本」に紹介された作品がアマゾンでランキング入りするほどの注目度がある。きんどう主催でのイベント「風立ちぬ杯」なども盛り上がりを見せている。今後ますます伸びていくサイト。
http://kindou.info/

・「電子書籍サーチ」
 個人出版や商業出版も含めた電子書籍全体について、幅広い販路の価格を比較検討できる検索サービス。最近ではアマゾン以外の電子書籍プラットフォームも利用者が増えているので、こうしたトータルの検索サービスの需要が今後さらに高まっていくと予想される。
https://www.densyo-search.info/

・「創作文芸見本誌会場 HappyReading」
 創作文芸のジャンルに力を入れている同人誌の見本誌登録サイト。「紙の本を少なくとも同人誌として出版している作品」のみ登録できる。電子書籍を平行して作っていても問題ない。個人出版をしていて、紙の本と電子書籍を両方展開している場合は、登録しておくといいだろう。非常にたくさんの魅力的な作品が登録されている。立ち読みもできるので内容が分かりやすいことが特徴。
http://books.doncha.net/happy-reading/

・「さっかつ」
 文学フリマ関連情報を始めとして、小説総合情報サイトとしていろいろな情報を掲載しているポータルサイト。第十六回文学フリマにおいては、参加者が詳細な情報を登録できるリストを提供。商業作品のランキングや新人賞の詳細情報なども掲載されているので大変おすすめのサイト。
http://www.sakkatsu.com/

★イベント

・「文学フリマ」
 いわゆる創作文芸という界隈において最大クラスのイベント。基本的には年二回開催される。紙の本を頒布するイベントだが最近では電子書籍への進出を考え、あるいはすでに実践している創作者も多くいる。すでに十五回以上開催されており歴史と実績のあるイベント。こだわりのある高いクオリティの作品が並ぶ会場の光景は壮観である。一般参加者として本を物色するだけでも非常に楽しめるのではないだろうか。今後非常に期待のできるイベント。電子書籍を作ろうと思っている創作者であっても、創作文芸の同人誌という界隈のノウハウは大変役に立つはずなので、ぜひこうしたイベントに足を運んでみていはいかがだろうか? コミケットやコミティアといったイベントとは一味違った、まさに本好き! といった盛り上がりが堪能できるだろう。
http://bunfree.net/

・「コミティア」
 オリジナルオンリーの同人誌頒布イベント。漫画作品だけでなく小説作品も需要があるがやはり漫画優勢か。いろいろな企画を作って盛り上げている動きもあるようで大いに期待できる。二次創作が存在しないため、オリジナル作品に思い入れを持ち注力している人にとってはチャンスといえる。噂では、編集者が巡回して、電子書籍などに使えそうな作品がないか探しているという。実際にコミティアから商業媒体に掲載される同人誌はあるようだ。なぜならオリジナルであるため使いやすいのではないだろうか?
http://www.comitia.co.jp/

・「そうさく畑」
 創作系オンリーの漫画小説同人誌頒布イベント。上述のコミティアと同じコンセプトだがこちらは関西で開催されている同人誌即売会で最古の歴史がある。第十六回から始まった文学フリマin大阪も、関西エリアでの開催が継続されていく可能性もある。関西での創作文芸という盛り上がりが活性化することに大いに期待できるだろう。
http://sousakubatake.jp/

★コミュニティ

・「日本独立作家同盟」
ライターの鷹野凌さんが主催している同盟。個人出版に携わっている幅広いメンバー同士が交流したり、ノウハウを共有したりしている非常におすすめのコミュニティです。Google+というSNSをうまく活用されています。作家以外にも編集者や開発者などいろいろな立場の人たちがいらっしゃいます。
https://plus.google.com/u/0/communities/105376117124574284050

・「Cubee」
 昔から運営されている、同人創作の際に必要なもろもろの作業を依頼できるサイト。例えば表紙絵を依頼したい場合、このサイトの掲示板で募集することですばやいレスポンスがあるのではないだろうか。他にもいろいろな企画を立てている人たちがいる。こちら側が応募することももちろん可能だ。
http://cubee.jp/

・「dnovels」
 いわゆるmixiのような小説SNSサイト。まさにmixiクローンのようなSNSのインターフェースを使って、創作家同士でコミュニケーションしたり作品を登録したりすることができる。こうしたサービスが好きならばおすすめ。
http://www.dnovels.net/

・「ライトノベル作法研究所」
 ライトノベルに特化したノウハウが数多く掲載されたノウハウサイト。情報量が多いので参考になる。また、掲示板ではお互いの作品を読み批評し合う鍛錬掲示板もある。そこでの評価を気にするもよし、しないもよし。
http://www.raitonoveru.jp/

★ツール

・「KindleGen&Kindleプレビューツール」
 アマゾンが提供しているコマンドライン動作のepub→mobi変換ソフトと、mobiのプレビュー表示ソフト。前者は主にコマンドラインの操作でepubからmobiファイルを生成できる。後者はmobiファイルのプレビューソフトだが、実際にはepubファイルをこのソフトにドラッグ&ドロップすることで簡単にmobiを生成できるので、プレビューツールがおすすめだ。KindlePaperwtiteやKindle Fire HDといった端末の種類を指定して表示をシミュレーションすることができる。公式のツールであるため、epubファイルまで作成できたらこのソフトでmobi化するといいかもしれない。アマゾンにmobiファイルを納品することで、アマゾン側での予期しない変換エラーを防ぐことができるだろう。
https://kdp.amazon.co.jp/self-publishing/help?topicId=A3IWA2TQYMZ5J6

・「かんたん電子書籍作成」
 ブラウザでテキストデータをepubファイルに変換することができるページ。機能がシンプルで分かりやすくて大変おすすめ。青空変換と同じようにタグを使っていろいろな編集を行うこともできる。最近では固定レイアウトの作品にも対応した。使いこなせば非常に強力。このページを使って非常に多くの電子書籍作品が生まれ、アマゾンストアに並んでいる。同人創作に理解のある元編集者の方が開発しており、ソフトの改良なども随時行われているようだ。「創作文芸見本誌会場 HappyReading」も運営されている。
http://books.doncha.net/epub/

・「AozoraEpub3 - 青空文庫epub3変換」
 青空文庫というアーカイブサイトの記述フォーマットである「青空記法」で編集したテキストデータを、同じ青空文庫が提供するソフトで高機能にepubファイルに変換することができる。あとは上述の別のソフトでmobi化すればいい。最近ではリフローレイアウトの作品だけでなく固定レイアウトの作品にも対応したようで使いこなせば非常に強力。青空記法を駆使すればルビを振ったり、その他にもいろいろと高度な編集をすることができる。小説データをシンプルにepubファイルにする際にももちろんおすすめ。
http://www18.atwiki.jp/hmdev/pages/21.html

・「ランサーズ」
ツールというカテゴリにしましたが、ここはフリーランスの方にいろいろと仕事を依頼できるサイトです。非常にしっかりとしたシステムで、僕も自分の作品の表紙を依頼しましたがスムーズに完成できました。「クラウドワークス」という同業他社もありますが、使ったことがあるのでこちらをおすすめします。表紙を作るという固定の需要に対するひとつの回答になると思います。
http://www.lancers.jp/

・「VerticalEditor(解説ページ)」
 原稿用紙のような見た目とインターフェースで、そのまま執筆できるソフト。ありそうでない機能をしっかりと提供しているのでおすすめ。動作も軽い。
http://kumacrow.blog111.fc2.com/blog-entry-733.html

・「一太郎2013玄」
 日本語ワープロソフトとして非常に歴史のあるソフト。執筆はもちろん最近では直接epubやmobiファイルを書き出すことができるようだ。このソフトを使いこなせば、最終成果物であるmobiファイルまで出力できるのだから非常に強力でシンプルな環境となるだろう。リフローレイアウトだけでなく固定レイアウトにもどこまで適応できるか今後大変注目のソフト。ちなみに上述のパブーと連携しており、このソフトを持っているとパブーの一部料金(PDFやepubのアップロード)が無料になるキャンペーンが随時行われているようだ。両方の環境を使用する人にとっては大変お得だろう。校正の機能も充実しており、誤字や用法の間違いなどを高い精度で推敲することができる。
http://www.justsystems.com/jp/products/ichitaro/

KDP用mobiファイルの作成

・リフローレイアウト作品の場合
 上述の
 「AozoraEpub3 - 青空文庫ePub3変換」、
 もしくは、
 「かんたん電子書籍作成」
  を使用すれば比較的簡単かつシンプルに作成することができます。複雑な装飾を施したい場合は、タグを使ってソースのテキストファイルを編集する必要があり ますが、慣れてくれば、いろいろと充実した工夫をすることができるでしょう。そのまま電子書籍にするだけでも十分に読むに耐える内容でしっかりと変換する ことができます。

・固定レイアウト作品の場合
 上述の
 「AozoraEpub3 - 青空文庫ePub3変換」、
 もしくは、
 「かんたん電子書籍作成」
 を使用しても、十分な試行錯誤の末に作成することができます。または、

 「さっそくKindle用コミックを公開してみよう!」
 というページで解説されている方法を使って作成することができます。
 公開されている「サンプルファイル」をダウンロードし、それを適宜編集する必要があります。この、適宜編集するという部分がやや難しく、固定レイアウトの作品が難しい要素となっています。
http://www.clip-studio.com/clip_site/howto/library/page/view/sassoku_kindle_01_001

  その詳細な解説は、画像を多用するため、今書いている書式と合わないので、別途僕が作ったまとめをご紹介させていただき、随時その内容を更新していきたい と思います。日進月歩で新しい作成ノウハウが普及していますので、そのほうが随時更新がしやすいという利点があります。

まとめ KDPで使える! 固定&リフロー用ファイル作成方法 KDPでkindle本を出版するためには、固定レイアウト、リフローレイアウト、 それぞれのファイルを作成する必要があります。しかしそのための手段は、 まだノウハウが決定的に不足しています。アマゾンに納品できるレベルの ファイルを作るための実践的なノウハウをまとめました! 30587 pv 259 52 users 28

紙の本の情報もどんどん追加したいです!

・「ポプルス」
文学フリマといった歴史ある同人イベントの参加者が数多く利用している印刷所。特徴としては「オンデマンド印刷」という低コストな小部数用の印刷方式を採用しているため、50部などといった部数でも十分採算ラインに乗せることができる。対する「オフセット印刷」では、ある程度大部数を刷らないとコストパフォーマンスが発揮できない。印刷のクオリティ的には一般的にオフセットのほうが高い傾向にあるが、ポプルス様は非常にレベルの高い印刷所なので、遜色ない仕上がりにしてくれます。文字もののノウハウがあるということなので、そういう意味でも界隈の人たちに非常におすすめです。
http://www.inv.co.jp/~popls/

・「ポプルス活用編」
表紙および本文用紙を変更、つまり「紙換え」することによって、よりグレードの高い本を作ることができます。多少、コストは掛かりますので、バーターとなりますが。表紙を、例えば標準コートからアートポスト200k前後の分厚い紙にします。セットを利用しながらオプションの紙換えでいけます。これだけでだいぶ高品位になります。あとは逆に本文用紙が標準だと結構固いので、淡クリームキンマリという紙に変更すると、全体がやわらかくしなるようになり、本文も小説本らしいやさしい雰囲気になります。僕はさらに、表紙と裏表紙の両方に「見返し」をつける方法を編み出しました。より高級感があります。遊び紙で普通はやるんですけどね。この遊び紙を「トレペ」にすると、若干開きが微妙になるので、僕は個人的におすすめしません。作品のカラーに合わせて、普通の標準の色紙を遊び紙にするのがいいでしょう。

他にも新しい情報をお待ちしています!

犬吠埼一介⑨わさらー団 すてぃるあらいぶあらいさん @inbosk

ここに書いたのはすでに出尽くしている昔からの情報のおさらいがメインです。何しろ日進月歩の世界ですので、皆さんの周囲にはもっといろいろな魅力的な選択肢で溢れているでしょう。それをどんどん共有してください。全体の利益はすなわち個人の利益! 界隈の参入障壁を取り払い活性化させましょう!

2013-12-22 21:45:15
犬吠埼一介⑨わさらー団 すてぃるあらいぶあらいさん @inbosk

個人出版の世界の特色というのはとりもなおさず、既存の出版界隈に対するアンチテーゼであるはずです。であるならば! 上位1%の成功者だけがただふんぞり返り、それ以外の誰も幸せになれない寡占的で閉鎖的な世界で、いいはずがないじゃないですか。いらない今を壊して、理想の未来を作りましょう!

2013-12-22 21:47:02
犬吠埼一介⑨わさらー団 すてぃるあらいぶあらいさん @inbosk

いらない今を壊す! 理想の未来を作り出す! それこそが革命ですよね。僕らが共有するその烈火の炎のごとき情熱によって、古く凍てついた既存の既得権益は破壊され、新しい、人々を幸せにさせる未来が、現実のものとなるのです。幸せが欲しけりゃ、今を壊せ、いらない今を壊せ! ってわけです。:)

2013-12-22 21:48:50
犬吠埼一介⑨わさらー団 すてぃるあらいぶあらいさん @inbosk

先日の本屋のまとめでもそうなんですがね。要は今現在の出版界隈ってものが、いかに「いらない今」であるかということが、これは歴然としてるじゃないですか皆さん。革命、待ったなしでしょ。個人出版という熱い熱い烈火の炎、大地の怒りによって、濯いでやらなくてはなりませんよね! レッツ革命!★

2013-12-22 21:52:27