元産経記者・福島香織@kaokaokaokao氏らの習近平氏に関する見解2010_1018
先日、一部、中国情報オタク(?)の間で絶大なる人気のブログ・チナヲチのブログ主、御家人さんhttp://blog.goo.ne.jp/gokenin168 をかこむオフ会にいったんだけれど、そのとき、習近平っていったいどんな人~?って話がでたよ。
2010-10-18 23:43:00で、そこにいる人は、みんなひと角のチャイナウォッチャーの人たちなんだけど、あの人、はっきりいって、そんな頭よくないんじゃないの?と、ストレートな意見を言う人が。私が言ったんじゃありませんよ、がいこうぶさん。
2010-10-18 23:45:10ただ、習氏を昔から知るとある日中関係筋によると、けっこう控えめというか、気弱らしい。こんなエピソードをききました。
2010-10-18 23:46:27習氏が2002年に浙江省党委書記になったのって、大抜擢だったんだけれど、そのとき彼は、嬉しがるより、「この若さで、そんな大役に任ぜられるというのは、恐ろしい。もう私はダメかもしれない」というようなことを打ち明けたのだと。
2010-10-18 23:54:44もちろん、その人事は曾慶紅さんが最初に伝えて、言い含めたらしいんだけれど、浙江省はそのころ、誰がトップやっても間違いなくGDPウナギ登りのおいしい省だった。
2010-10-19 00:00:01そんな省のトップに、抜擢されるというのは、間違いなく、これからはじまる政争で重要な役割を振られるわけだから、もうドキドキだよなあ。
2010-10-19 00:01:49だから、習さんは、かなり周囲に気を使いつつ、慎重にふるまってきている、という気がする。去年、軍事委副主席の就任が流れたのも、最終的で自分が辞退したという体裁をとっているのも、ある種の気弱さかも。
2010-10-19 00:08:26政権かわっても比較的若い胡錦濤氏が軍のトップに居続けるのは分かっているし、そういうときにがちんこ勝負を避けるのは得策ではない、という周囲のアドバイスを聞き入れる形で自分から降りた、らしい。消息筋によると。
2010-10-19 00:10:26こんばんは。でも習氏ってメキシコかどっかに外遊したとき「欧米はいちいち中国に干渉すんじゃねぇ」とかって記者の前でスゴんだんでしょう? なんか芯は弱い我儘ボンボンな感じ。 @kaokaokaokao 習氏を昔から知るとある日中関係筋によると、けっこう控えめというか気弱らしい。
2010-10-19 00:11:20でも彼は習仲勲の息子というサラブレッドで、しかも耿飈が中央軍事委員会秘書長だったとき秘書をしていたから、軍にも人脈があり、しかも奥さん軍のアイドルみたいな歌手だから、がちんこ勝負しようと思うとできそうなんだよ。だから、彼を推す人がいたわけだけど。
2010-10-19 00:16:13天皇陛下との会見で、さも強引な人っぽく見えるようだけれど、私が現地記者や研究者とかから受けた解説では、あれはむしろ、胡キントーさんの嫌がらせ(天皇陛下会見ルールを知りながら教えてあげなかった)、ではないか、いっているよ。
2010-10-19 00:21:16ちなみに、習さんに、天皇陛下にあわなきゃだめよ!とけしかけて、積極的に仕掛けをつくったのは、あの奥さんだと聞きました。堤●作氏周辺筋によると。だから、あの会見のしかけ自体は1年以上前からだと。
2010-10-19 00:25:52歌手でもある習さんの奥さんは、ロイヤルチェンバーを通じて天皇家とのパイプを築くことができると考えて、とある知る人ぞしる在日華人によって堤某氏と引き合わせてもらった、と聞いているよ、とある筋によれば。
2010-10-19 00:35:52世界全体のクラシック業界で中国市場の取り合い合戦がはじまりかけているなか、識者の野心も手伝って、解放軍楽団とロイヤルチェンバーのありえなさそうな夢の共演の話がまとまったそうだけど、ロイヤルチェンバー事務局側はえーっ、そんな話きいてねぇよ!って具合だったらしい。
2010-10-19 00:38:54奥さんやり手で、バックがラスボス級だと、そりゃ本人の器がなんとなく小さくみえますが、たんなる慎重なだけ? たなぼた式に転がってきた権力だけに、使いこなすまでに時間がかかるかもしれません。
2010-10-19 00:47:36@kaokaokaokao ガちんこ勝負を避けるのは得策ではない→がちんこ勝負は得策ではない。避けるべきだ
2010-10-19 00:48:58まあ、江タクミンさんが、同じく棚ぼた権力を得たけれども、最終的には長期政権を築いて、ぶいぶい言わせていたということを考えると、今は大人しげでも、権力を握ったとたん、ばんばん人事うごかして強固な政権を創るやもしれません。
2010-10-19 00:53:19というような意見を、とあるチャイナウォッチャーに言うと、「江たくみんはピー(国家機密)だよ。あの政権を強固にしたのは、経済政策では朱よう基、権力面では曾慶紅。江さんは、外国いって歌うたっていただけ」と。
2010-10-19 00:57:10いっぱんに曾さんは、江さんの懐刀といわれ、汚れ仕事もやってきたわけですが、それは人事権を実質握っていたということであり、本当に恐れられたり一目置かれているのは曾さんの方だ、と言うんですね。確かに、江氏に引導を渡して、習さんに総書記へのレールをきちんと引いたのは彼ですが。
2010-10-19 01:01:35というわけで、今完全に裏にひっこんでいる曾けいこう氏ラスボス説というのは、いまもって都市伝説のように言われて続けてるんですよ。ホントかなー。もしそうだったら、曾氏は日本の政治家とけっこうこまめに会っていたから、日本にはいいかも?
2010-10-19 01:10:18話がそれましたが(?)、ブログ・日々是チナヲチのブログ主、御家人さんというのは私が現役で北京特派員やっていたころからの愛読ブログでした。ネットの海から膨大な情報を取捨選択し、分析を加えて書いて下さいました。すごく参考になりました。
2010-10-19 01:20:40ちなみに、その最新のブログに書かれていますように、今回の反日デモは、時期が時期だけに、その背景の中心にあるのは尖閣問題ではなくて、権力闘争と、考えるのは、チャイナウォッチャーの普通の思考回路ですわよね。
2010-10-19 01:28:51@kaokaokaokao 自分も数年前からヲチしてました。支那(中共)の分析を独自の視点、情報網で教えてくれるところは自分にはここしか有りませんでした。
2010-10-19 01:31:20@htakasewb 文面は面白くて軽いけれど、ウォッチの仕方は、主要紙、ニュース、論文を読み比べという正当派の手法なんですよね。でも、その量が膨大だから。私も、チナヲチで初めて知った論文とか結構ありました。
2010-10-19 01:35:41