EVAよさらば~ロボット工学上の”巨大ロボット定義”~-ねたらし団子7号店-

大学教授達が大真面目にスーパーロボット達"巨大ロボットの物理学的考察"をしているのと、オタク達の妄言を全面否定している書籍が存在していたのだ。そう、"ロボット工学的"にオタクの聖域が論旨撃破されているのだ。しかもその対象たるや…こんな一致は絶対恣意的なモノではない。 追記。 "EVAロボット説"が完全崩壊した事をここにご報告致します。
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ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

EVAの製造技術的な考察をすると、そこには、”人道的”な問題と、”学術的”な問題の二つに必ず衝突する。そして、そこには、”人類の為にメタルビーストを建造する事の是非”とも云うべき大きな倫理的問題が存在する。"EVAを建造する事"は”メタルビーストを建造する事"と同じなのだ。

2013-12-26 02:11:01
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

メタルビーストの建造作業には、”恐竜その他の生物素体の培養”と、”操作制御する為の電子的操作制御部の建造”の二工程が必要である。ランドウは先ず素体となる生物を"巨大”培養する事から建造開始する。そして、目的に適合した”巨大”生物にその目的に合わせた大きさの電子制御部を装着する。

2013-12-26 02:14:09
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

ここで”巨大”と強調したのは、実は超小型メタルビーストもランドウは建造しているからである。その素体にはナノマシン技術を惜しみなく投入し、通常の人間には到底把握認識出来ない大きさのメタルビーストにする。故に、巨大戦闘時にはその超小型個体を集合集結させる必要がある。

2013-12-26 02:16:41
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

そして、その集合時の核となる一体のメタルビーストに、最も高度な電子制御部を装備してある。しかし、それでもメタルビーストの駆動には、電子的な制御を必要としない。メタルビーストはその自らの個体の意思で行動活躍する事を可能としてあるのだ。詰まり、EVAで云う所の”暴走”も機能の一つ。

2013-12-26 02:18:41
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

更に云うなら、ヴァイタル・ガーダーもこれらと全く同じ構造原理である。従って、これらの駆動機構には、一切の人口機械構造は適用されていない。ここが、EVAはメタルビーストと同じもので、決してロボットと云うものではないと云える論拠である。EVAには主駆動装置として機械は存在しないから。

2013-12-26 02:21:16
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

この観点から云うと、例えば”セフィ-ロの魔神”達は”巨大ロボット”とは云えない。”エネルギ金属生命体”の”ガンガー”もである。確かにガンガーには設計図が存在する。製作時には金属生命ガンガーに設計図を読み込ませた。しかし、ガンガーはその駆動原理は人工金属構造体の電子制御ではない。

2013-12-26 02:25:00
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

だが、ガンガーはその構成誕生の過程で自らの構造を設計図の通りの機械構造に変異させた。詰まり、ガンガー”自律思考機械構造体”であり、”アンドロイド”の一種である。実際には”トランスフォーマーと同じ種族”と考えても差し支えない。云わば、”生きているロボット”になったのである。

2013-12-26 02:27:34
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

…そこで、ガンガーの制御機能が何処にあるかを考えてみよう。それは実は、ガンガー内部の空間ではない事が判る。それではこの機能を持つ物体は何処にあるのかと云うと、実はそれ迄考えられていたガンガーの機能とは懸け離れている様で実は密接に連携している部分が存在する。カンタローのヘルメット

2013-12-26 02:29:52
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

カンタローのヘルメットは、実は、ガンガーに対する指令の電子的入力部になっている。ガンガー内部には一切の電子的制御部が無いのは当たり前である。全てのガンガーへの直接的指令は、カンタローのヘルメットに内蔵されたマイクから、音声指令信号としてガンガーに入力されているのだから。

2013-12-26 02:31:46
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

実際に、ガンガー外からもカンタローが指令を出している事があるが、その際でもガンガーへの指令は通常ヘルメットの無い時には行われてはいない。その場合は、もう一つの予備指令コントローラが存在している。本来のガンガーのコントローラでもあるペンダントである。実はここにも音声入力部がある。

2013-12-26 02:36:10
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

更に、ガンガーにはもう一つ、直接音声入力部が存在する。所謂”ガンガーイヤー”即ち”ガンガーの耳”である。ここ迄書くと、ガンガーは何故ロボットなのか?と云う論旨に説明が付けられる。詰まり、"アストロガンガー"とは、”金属ナノマシン生命体”ガンガーがその組織を機械構造体にしたものだ。

2013-12-26 02:39:19
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

アストロガンガーには、結局、”カンタローのヘルメット””カンタローのペンダント”ガンガーイヤー"と云う三種類の”音声入力部"が存在し、ガンガー自身には金属生命体ガンガーを構成素材とした”機械的駆動部”が存在する。そして、"生きている電子頭脳"ガンガーブレインこそ、中央処理部

2013-12-26 02:42:17
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

アストロガンガーの駆動システム音声入力された指令に基づき、電子頭脳生命体がその内容を判断処理、そして金属生命構造体が各部を駆動する。そして駆動そのものは完全な機械的なものである。元来星野博士は、ガンガーを機械で構築した本来のロボットとして建造する予定だった。

2013-12-26 02:44:59
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

アストロガンガーはその設計図に基づき、金属生命体ガンガーが自らの体を機械構造体として構築したもので、金属生命ガンガーが無くても、星野博士はこの巨大ロボットの建造をする予定だったと云う。それが金属生命体ガンガーの飛来に拠り、別の形で実現する事になっただけだそうだ。

2013-12-26 02:48:30
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

だからアストロガンガーの身体構造は何処にも生物的な組織は存在しない。全てが金属生命体ガンガーで構成された人工的機械構造体である。無いのは内燃機関だけである。つかエネルギジェネレータは存在しないガンガーはエネルギを自ら生み出すからだが、こんな事自体はロボットとしての定義に無関係

2013-12-26 02:50:47
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

アストロガンガーは本書では構造的問題で取り上げられなかったが、逆に巨大ロボットの範疇に明確に組み込まれたのは、”鉄人28号”のシリーズである。鉄人シリーズは、初代から明確に、"外部入力装置"が存在し、”外部操作系”と”内部処理系”を持つ、本書で明確に規定された”巨大ロボット”だ。

2013-12-26 02:53:03
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

鉄人の操作操縦は、どの時代でも基本から変化しない。外部制御機器として、リモートコントローラが存在する。それは原理や形状は時代と共に変化しても、外部入力装置である基本概念は変化していない。初代のリモコン太陽の使者のVコンFXのソリッドシューター、これら全ては鉄人外部入力機器だ。

2013-12-26 02:56:28
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

そして、鉄人には明白な入力情報処理部としての電子頭脳が存在し、一方本体の駆動機構は全てが人工機械構造体である。その駆動制御リモコンからの入力指令を電子頭脳が処理解釈し、それに基づく各部の駆動制御となっている。詰まり鉄人シリーズはどう云う構造であれ、”巨大ロボット”である。

2013-12-26 02:59:21
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

これを差し置いても”鉄人シリーズは全てロボと”と云う論に異議を唱える人は皆無な筈である。つか、これでも鉄人をロボットと認められないと云う論拠自体はこれ迄誰も論じていない。この事実を否定する人は如何なるオタクでも皆無だったのだ。では何故EVAがロボットと云う虚偽に固執するのか?

2013-12-26 03:02:18
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

”グレンラガン”はその構造上”巨大ロボット”範疇から外れているとは思えないが、"EVA"は構造から云っても原理から云っても、ロボットである論拠は皆無の存在である。だが、オタクはこんな怪獣でさえも”EVAはロボット”と嘯くのである。その根拠は”EVAは人工物で制御”していると云う罠

2013-12-26 03:05:44
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

先述の通り、EVAの構造には人工的駆動構造体は一切存在しない体組織そのものは巨大な生命体”使徒”のものであるし、”エントリープラグ”も又”装甲(実際は拘束具)”に対して制御支配指令をする事で、”操縦席”としての役割をするものであり、実際に”操縦”している訳ではない

2013-12-26 03:09:15
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

EVAの何処を見ても、その体躯には、一切の電子的情報処理装置は存在しない。中央処理装置はエントリープラグ周辺の制御が主体で、本体そのものを制御する機能は何処にも無い。エントリープラグにはEVAの”中央処理装置”としての”頭脳”部分は一切存在しないのである。電子頭脳を含めて。

2013-12-26 03:13:05
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

そして、本書では、何処を見ても”EVAはロボット”と明確に肯定する論旨は一切持たない。が、”EVAはロボットではない”と云う解答に対しては明確な一切の否定論拠を持たないしその説の方は否定していない。本書では、”EVA”に対しては"学術的な教材にならない"と全否定されたのである。

2013-12-26 03:16:13
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

結局本書は、婉曲的ではあるが、”EVAはロボットでは決して無い””EVAロボット説”の全面否定をして幅からない書物文献となっている。本書を一読した読者の中で、”EVA非ロボット説”に異を唱える暴論を振り翳している者がいるなら、その人には理論工学的思考は出来ていないと明言しよう。

2013-12-26 03:19:41
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

@magius776 はっきり云っておく、今回のまとめの真意は、"人造人間やバイオロイド"と云った"科学的怪獣"の産生技術の否定は学術的にはしていない今回否定されたのは飽く迄も"エヴァ"なる"人型汎用決戦兵器"と云う、"巨身兵"を"巨大ロボット"とする愚。それは題にも名言済。

2014-02-06 06:21:04