hirougaya氏の語る、「視聴率至上主義者と良心的報道者」との対立
- Eric_Ridel
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1)TBSやテレビ朝日(個人的に知っている人が多いので名前を出しますが、他の民放もそうかもしれません)は良心的な記者が多い。
2010-10-19 15:27:222)しかし、まじめなドキュメンタリーを作ろうとすると、会議で編成担当が「タレント誰が出るの?出ない?そんなもの、数字取れないよ」といい、営業は「ドキュメンタリーって、そんなものスポンサーつかないっしょ」と抵抗されるそうです。
2010-10-19 15:28:084)つまり同じTBSやテレビ朝日の中にも、報道をまじめにやろうという人たちと、スポンサーや視聴率至上主義の人たちと、利害が対立する人のグループがあるということです。
2010-10-19 15:30:115)つまり「TBSは」「テレビ朝日は」「民放は」「テレビは」「マスコミは」という主語の設定は事実から乖離しているということです。
2010-10-19 15:31:006)現場の良心的な報道記者たちは、社内ではそうした視聴率/スポンサーの利害代弁者に自由を奪われ、社外では「反マスゴミ主義者」たちに包囲され、疲弊し切っています。これは危険ではないのか?
2010-10-19 15:33:157)TBSの良心的な記者は、40代が20~30歳代にかつてのすぐれたドキュメンタリー番組を見せる上映会をして自主的に教育をしています。彼らは疲れきっていますが、まだあきらめきっていない。
2010-10-19 15:35:028)彼らが私的な時間を使って(家族とのんびりしたいこともあるだろうしね)自腹でこうしなくてはいけないほど社内では報道は絶滅寸前というのは「いいのか?」と心配です。
2010-10-19 15:35:459)スポンサーと視聴率の利益代弁者が全体の意思を決定する構造はJポップの衰退を招いたのと同じ「タイアップ至上主義」で、けっきょくは「広告スポンサー企業」の判断がコンテンツを決めています。でも、スポンサーがコンテンツの内容に職業的判断ができる?はずがないでしょう。
2010-10-19 15:38:15たとえばチョコレートなどお菓子メーカーがCMタイアップした音楽の内容(歌詞、歌い手、衣装など)に口出しするとなると、だれしも「音楽は音楽の専門家が決めればいいんじゃないの?」と思う。
2010-10-19 15:39:30(12)ほらほら、おもしろい。もう感情的なツイートがちらほら返ってきた。「大量消費主義」について書いてもそんなに反応はないのですが、テレビはすぐみんな反応するでしょ?笑
2010-10-19 15:44:07(13)kaijunokodomo さん、zebra_masaさん、ありがとうございます。あなたのような即時的で感情的な反発を待っていたのです。
2010-10-19 15:46:45(14)「大量消費主義の恐怖」について書いても反応ないのですが(深夜だしね)、テレビやマスコミの話になるとすごく反応がいい。みんな議論しやすい。これはなぜかというとマスコミのプロダクトが「わかりやすい」ことを商品性に、普遍的に存在(どこにでもある)からです。
2010-10-19 15:48:40(16)そして、元「マスコミ社員」である烏賀陽が発言しているという事実も、「あいつは元マスコミ社員だからマスコミの既得権益を守ろうとしている」「そういうふうに確認なしに発言してかまわない」という判断を呼びます。そうした判断が愚かであることは、これまで述べたので繰り返しません。
2010-10-19 15:50:41(18)例えば、夜の新橋の飲み屋に行くと、よっぱらったおっさんが話題にして「あいつは、だめだよな」と批判する対象は「政治家」「ニュースキャスター(あるいはマスコミ)」「スポーツ選手」が非常に多い。
2010-10-19 15:53:40(19)これらの特徴は「誰でも知っている」「どこにでもある」=普遍的存在であることです。英語ではomnipresentといいます。
2010-10-19 15:54:34(20)元の話題。マーフィーの法則は(笑)「仕事量の7割は構成人員の3割によってなされている」といいます。そういうスポンサー利益代弁者、視聴率利益代弁者が民放テレビ局にいるのは自然です。が、1〜3割くらいはそうでない人がいてもいいのではないだろうか。
2010-10-19 15:58:29