演奏中の身体感覚の変容について

blowbass氏の演奏中の身体感覚についてのツイートをまとめました。
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kakuyu @southmtmonk

「偉大な記憶力の物語」(A.R.ルリヤ)を購入。この本は、心理学者が共感覚者(五感をそれぞれ区別なく受け取り、鮮明な直観像を把持する能力)と共に行った実験の記録分析の書。これは面白い本。空海「六大無礙」の世界をどうしても連想してしまう。ちなみに作曲家スクリャービンも共感覚者。

2010-10-18 13:15:06
kakuyu @southmtmonk

スクリャービンは、音を聴くことによって、同時に光や色、味や接触の知覚体験を引き起こされるという特異な知覚世界を生きていたという。

2010-10-18 13:19:11
企画編集部員 @revivesystem

えっ?これって「特異」なことだったのですか??五感の記憶は全て連動しているのではないの?@southmtmonk スクリャービンは、音を聴くことによって、同時に光や色、味や接触の知覚体験を引き起こされるという特異な知覚世界を生きていたという。

2010-10-18 13:44:47
kakuyu @southmtmonk

@revivesystem 多かれ少なかれ、人間の知覚はそういうもののような気がしますよね。共感覚というと大げさだけれども、程度問題でもあるんでしょうね。シィーやスクリャービン、マラルメほどのひとはあまりいないでしょうけど。

2010-10-18 13:54:39
企画編集部員 @revivesystem

そうですね。空気の匂いで風景を思い出したり、匂いは記憶を呼び起こしますよね。音もそう。映像が見えて、質感を感じることもありますよね。教会建築などはこうした効果を狙って作られていますしね。@southmtmonk

2010-10-18 14:59:47
Daysuke Takaoka 高岡大祐 tuba @blowbass

視覚に関しては自分もしょっちゅうあります。目の前の光景が全く違うものと入れ替わって。RT @southmtmonk: スクリャービンは、音を聴くことによって、同時に光や色、味や接触の知覚体験を引き起こされるという特異な知覚世界を生きていたという。

2010-10-18 14:56:52
kakuyu @southmtmonk

@blowbass しょっちゅうですか! それは面白いですね。演奏が苦行者のような呼吸法のトレーニングになっているのかもしれないですね。

2010-10-18 17:00:23
Daysuke Takaoka 高岡大祐 tuba @blowbass

@southmtmonk 最近特に激しくなってきます。自分の演奏中よりも単純に聴いているだけでなります。目の前の事も分かるんですが自分の身体意識が変わるので2つの全く違う風景を同時に見ているような中々うまく言えないような事が起こります。風景の中の小さな出来事が異様にクローズアップ

2010-10-19 08:45:55
Daysuke Takaoka 高岡大祐 tuba @blowbass

@southmtmonk されたり。自身の演奏中になるのは視覚より別の感覚が変容します。触覚が変になり触れている楽器と肉体の区別がつきにくくなります。楽器の内部が自分の喉のように、息が通るのを感じます。体と楽器の境目がよくわからなくなります

2010-10-19 08:51:34
Daysuke Takaoka 高岡大祐 tuba @blowbass

@southmtmonk 演奏面では自分のやっている事が自分の意思を離れているような、それでいて自動書記的ではないような。いま起こっている事が今行われているのか、行われようとしているのか、よくわからなくなります。するすると物凄くうまくいきます。時間の感覚が全く変わります。

2010-10-19 08:54:11
Daysuke Takaoka 高岡大祐 tuba @blowbass

@southmtmonk 興味深いのは、だからといって、楽しい、というわけではないんですよね。かといって苦痛もない。必然も偶然もどうでも良くなってただ自他の境界が消えて、時間がすぎる様な。変な感じです。この境地には滅多に入りません。数年に一度。これを目的にしてはいけない、と思う

2010-10-19 08:56:28
kakuyu @southmtmonk

@blowbass 身体感覚の変化についてのツイート大変興味深く読ませていただいてます。音や演奏をきっかけに三昧の状態に入りかけているのかもしれませんね。

2010-10-19 17:02:13