宇都宮日弁連会長「もはや議論をすべき時期は終わったのではないか。今すぐ可視化を導入しなければどんどん冤罪が生み出されていくのではないか」
2010-10-19 18:22:58福島みずほ議員が挨拶中。ポイントを2つと言われたがポイントを絞り過ぎて何について言っているのかよくわからず。
2010-10-19 18:28:18取調べの可視化の現状についての報告。「これまでも捜査過程はブラックボックスだった。大阪の事件もその延長線上にあると考えるべき」
2010-10-19 18:34:21小坂井弁護士「調書を作成するのは検察官の仕事。はたして供述通りに調書は作成されているのか。ここを明らかにすることに可視化の意味がある」
2010-10-19 18:37:11村木元局長からのコメント「取調べを受けて初めて取調べは自分が言ったことがそのまま書面にされるわけではないことを知った。訂正を申し入れても聞き入れられないこともあり、読みきかされているうちにその通りのことがあったような気にもなった。結局誰が言っていることが真実なのかわからなくなる」
2010-10-19 18:42:22弘中弁護士「厚労省元局長事件の概要は、障害者団体のための郵便を8円で送れるというシステムを悪用し、営利目的のダイレクトメールを郵送したという郵便法違反事件が先にあった。しかしその許可を得るには障害者団体であることの厚労省発行の証明書が必要。郵便法違反事件の被疑者は本物と主張した」
2010-10-19 18:49:17弘中弁護士「証明書に捺印されている公印は本物で、番号が架空のものだった。他方で偽の稟議書が出されていたことも発覚。検察官のストーリー通りの供述がなされ、上村を偽稟議書事件で逮捕、その自供調書作成後に村木さんを逮捕。しかしその後証人が検察官の調書を否定。大部分が却下される」
2010-10-19 18:53:37弘中弁護士「9月に無罪判決があったわけだが、村木さんが保釈されたのは11月だった。150日間勾留されていたことになる」
2010-10-19 18:56:03弘中弁護士「フロッピーの作成日時は6月1日の深夜になっていた。しかし検察の調書では6月上旬となっており、つじつまが合わなかった」
2010-10-19 18:58:23弘中弁護士「もう一点おかしいのは、関係者に誰も大阪の人間がおらず、大阪の人間は検察官しかいなかったが、弁護団の東京への移送申請は却下された。どうしても大阪の特捜部がやりたかったのだろう」
2010-10-19 18:59:58弘中弁護士「倉沢の供述調書によると、2月25日の1時に石井議員のところに請願しにいったと書いてあったが、石井議員はその日ゴルフに行っていた。」
2010-10-19 19:04:39弘中弁護士「検察は供述証拠ばかりに頼り、客観的な証拠はまったく使わなかった。企画課の現場検証もしていない。机越しに証明書を渡したという供述があったが、当時そこにはついたてがあって無理」
2010-10-19 19:10:27弘中弁護士「本件の取調べに当たっては他のみんなも認めているとか存在しない証拠をちらつかせたりとか逮捕をちらつかせたしたこともあった。調書は否認の時には作らず、自供を始めた時に作られた。こういったことは可視化をすればなくなる」
2010-10-19 19:12:50とりあえず弘中弁護士発表は以上です。次は江川紹子さんによる「ジャーナリストの視点からみた厚労省元局長事件」
2010-10-19 19:13:47江川氏「この事件は証拠の採否の時点で無罪は決まっていたと思う。しかし最初から無罪は明らかだったかというと、そうではなかった。当初は厚労省の官僚は無罪とは思ってなかった。いくつかの条件があったから無罪になったのだと思う」
2010-10-19 19:15:40江川氏「まず偽装したフロッピーが弁護団に渡ってしまったこと。石井議員の2月25日の動向を調査していなかったこと。現場検証をしていなかったこと。前田検事の杜撰さが効を奏した」
2010-10-19 19:18:21江川氏「フロッピーのことなど全部を総合考慮すると、この事件は無罪の人を罪人に仕立てようとする権力犯罪であると思います。単に証拠を改ざんしただけの話ではない」
2010-10-19 19:21:30江川氏「マスコミでは村木さんの無罪を訴えた女性検事がヒーロー扱いされているが、とんでもない。彼女も有罪の弁論をしていたわけで、責任の程度の違いこそあれ同罪だ」
2010-10-19 19:24:08江川氏「21日前後に特捜部長が起訴されていると考えられているが、次々と代表検事が辞任している。辞任したら処分できないじゃないか。最高検は辞任させることで幕引きを図っているのでは」
2010-10-19 19:26:08江川氏「当初は前田検事の発言を否定したりしていたが、最近は最高検は事実が流れるに任せ、否定も肯定もしなくなった。これも問題。」
2010-10-19 19:28:49次は東大阪の取調べとオーストラリアにおける取調べの可視化の実情。東大阪の取調べの方は秋田先生(さとまこ先生のボス)。オーストラリアの方はニューサウスウェールズ大学のジルハンター教授。
2010-10-19 19:38:46