靖国神社について考えるための参考つぶやき集

安倍晋三首相の靖国神社参拝をめぐる宗教学者島薗進氏他の気になるツイート、参考になると思ったツイートをまとめてみました。
7
Naka51@神道学者 @genshin01

ご遷宮で盛り上がっている平成25年10月。こんな「今」だからこそ、ご遷宮をはじめとする伝統的なものを「消費」するだけのものにしたくない…と考えています。たとえば、今回のご遷宮で、耳にされた方もいらっしゃるかと思いますが、「ヒノキ」が不足したんですね。【続】

2013-10-04 09:39:44
Naka51@神道学者 @genshin01

【続】ご用材を調達する山を「御杣山(みそまやま)」といいますが、過去の遷宮においても、 ご用材不足から御杣山を移さざるを得ないという時代がありました。しかし現代は、それ以上に日本人の心構えが問われる状況になっています。(日本の林業問題、伝統技術の後継者問題など)【続2】

2013-10-04 09:43:38
Naka51@神道学者 @genshin01

【続2】おかしなことを言う人も出ていますが、ご遷宮がここまで注目されるのは、本当に素晴らしいことだと思います。だからこそ、単に「イベント」として「見る」以上の関わりもある…という選択肢を伝えていきたいと思います。ご遷宮を、ただただ「消費」されるイベントとして見逃すのは勿体ない。

2013-10-04 09:48:04
Naka51@神道学者 @genshin01

「伝統的な営みに関わっていく」行為が難しくなっている。。という実感があります。そして、関わったとしても、それをどう営んでいくか?を考えるのは、さらに難度が上がるように思います。神道の専門知識は、そうした営みがなぜ存在するか?そしてこれからどうするか?を考える素材だと思っています。

2013-10-04 10:23:11
Naka51@神道学者 @genshin01

などということを考えながら神道を教えているのですか、その現場での特徴を一つ挙げると「祭祀を考えない神道」が、世間で流通していることです。

2013-10-04 10:28:57
Naka51@神道学者 @genshin01

「神道は○○のようにあるべきだ」という言い方を否定しませんが、その奥底に「祭祀(祭祀を行う人間や奉恩感謝の心含む)」という大黒柱がないと、それは訳のわからない主張になる危険性が高まります。荒っぽくいうと、現場を無視して理念を語るのは、よくないですよ?ということ。

2013-10-04 10:34:28
Naka51@神道学者 @genshin01

だから神道の知識がある人は、祭祀を、それも人の思いや、心がこもった祭祀の姿を大いに語ってほしいと思います。ただその為には近代の神社祭式行事作法だけでなく、もっと広い視野に立って祭祀を見ないと難しいんですね。これは大きな課題。

2013-10-04 10:39:08
Naka51@神道学者 @genshin01

日本キリスト教協議会の靖国神社問題委員長である坂内宗男(79)。この方が、遷御に参列された安倍首相を批判していらっしゃるようです。そういえばキリスト者の方でも、話ができる方はできるんですが、中には雑駁な政教分離理解と、信仰のゴリ押しといった方がいるのは本当に残念。話ができない。

2013-10-05 00:32:18
Naka51@神道学者 @genshin01

嫌な体験だったのは、キリスト教(カトリック)の方々に靖国神社や近代神道の話をした時。戦前全否定の方がいらっしゃって、近代神道の状況に全く聞く耳をもって頂けない。こちらが話していると、小声で「アーメン」とか「彼を許したまえ」等ささやく。後で他の方が謝りにこられましたが驚きました。

2013-10-05 00:42:40
Naka51@神道学者 @genshin01

そういえば靖国神社関係の本で塙三郎『英霊の怒り』(昭和49)というものがあります。

2013-10-05 00:44:44
Naka51@神道学者 @genshin01

なんだか神社の分祀やら合祀に関するツイートが回ってきたのですが、私個人の感想としては、普段神道や神社に関わらない人が、軽々しく口にしていい話題ではないと思います。

2013-10-07 22:45:00
Naka51@神道学者 @genshin01

合祀や分祀の肯定・否定以前の話として、神道としては当たり前の話なのですが、神社は神さまがお鎮まりの場所です。そして、神さまを大切に思う人たちがいらっしゃいます。それを慮らない限り、その話がどれだけ理論的であったとしても、私にとっては愚劣なものとしか思えません。

2013-10-07 22:56:18
Naka51@神道学者 @genshin01

「明治を境に神道が断絶」とか「伝統の創出」といった言説に耳を傾けていて思うのは、あんまり事情知らないんじゃないか?ということ。たとえば、なぜ建武の中興や大化の改新ではなく、神武の創業という昔にまで遡って目標を立てる必要があったのか。このあたりを分かっているのかな?と思います。

2013-10-09 00:12:34
Naka51@神道学者 @genshin01

神道が身近な存在であることは良いと思います。なので誰でも話をしやすいのだと思いますが、歴史的なことについて意見を述べることは、少し事情が違うのではないでしょうか。特に近代については、一次史料に基づいた見解が教科書等に反映されているとは言えない状況です。

2013-10-09 00:18:21
Naka51@神道学者 @genshin01

神前結婚式等を取上げて「ほーらあなたが伝統的だと思ってる神道なんて歴史が浅いじゃない?」などと仰る方もいますが、ではあなたが言う神道は、人間の文明や歴史の移り変わりを無視して、何も新しいことをしてはいけない…ということですか?と思ってしまう。新しい形を通して表現するものがある。

2013-10-09 09:16:07
Naka51@神道学者 @genshin01

変化した外面にだけ目をむけ、中身のことを無視。そのうえで、やれ断絶だの何だの平気で口にできる神経が分かりません。これ、神道の話に限らないと思いますよ。

2013-10-09 09:20:26
Naka51@神道学者 @genshin01

特に近代神道。明治から昭和に生きた神道・神社関係者の人生を、無視した発言が多すぎます。実態を無視して自分の知識が正しいとか、批判するって変ではないですか?周りが言ってるから…という感覚で尻馬に乗っていませんか?それこそ、そういう人が国家神道の語で批判している精神性ではないですか?

2013-10-09 09:37:48
Naka51@神道学者 @genshin01

近代神道を批判する研究者と話すと、中には史料が「読めない」人がいたりします。お互いに実態を探ろう!という関係だと、「この史料どう意味?読めないんですが…」「ああ、これはね…」となるんですが、「批判」が先行していると、こういう会話になりません。

2013-10-09 12:01:57
Naka51@神道学者 @genshin01

出雲や伊勢のご遷宮で「神々しさ」「神さま」を感じた…との感想を聞いて、やはり神道は「感じる」という段階がないとシックリこないな…と思います。個人的に、この段階なく神道を語る人には、何か違和感を覚えてしまいます。

2013-10-10 22:56:49
Naka51@神道学者 @genshin01

靖国神社の「靖国」という名前は明治天皇が命名されたもの。「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。もうすぐ秋季例大祭。改めてその意味をかみしめたいと思います。

2013-10-12 01:06:49
Naka51@神道学者 @genshin01

昔、いわゆる左翼系の研究会に呼ばれて、研究発表をしたことがあります。事前にレジュメを出していたので、当然、批判的なコメントが噴出。この反応は予想していたので、机に『神社関係法令史料』等を出して「では史料を見てみましょう」と読み合わせをしたことがあります。

2013-10-12 01:13:38
Naka51@神道学者 @genshin01

(そんなことを言っても、ダメなものはダメかな…)と内心思っていたのですが、これに関しては私の見立てが甘かった。この研究会がきっかけで、今に続く交流が生まれました。この経験もあり、私はいわゆる「国家神道」を語りたがる人に神社関係史料を読んでほしいと思います。

2013-10-12 01:18:22
Naka51@神道学者 @genshin01

しかし靖国神社に関しては「そんなの神道ではない」とか「新たな伝統だ」と言うことが「知的」だと思っている人が多いです。

2013-10-12 01:31:30
Naka51@神道学者 @genshin01

キリスト教の方と近代神道の話をして、高確率で問題になるのが靖国神社。その中で「そう考えるのか」と思ったのが「一宗教法人」が「国家」を絡めた活動をするのは変!という主張。昔「法学関係者ならまだしも、制度や法律が変わったから、信念・信仰・祭祀を変えても当然ということなんですか?」と

2013-10-12 13:23:18
Naka51@神道学者 @genshin01

聞いたことがあります。まだ学生だったので純粋に「靖国神社にとって良い選択は何ですか?」という流れの中でした質問でした。

2013-10-12 13:27:09
1 ・・ 16 次へ