Yu & Musical Lovers レポ

LoopStar03 @loopstar03

やっぱり優くんはステージで輝いているなあ。ラミンがWest Endに来ちゃいなよって言うのもお世辞だけじゃ無いと思う！ 昨日今日と勿体無いくらい運の良い席で拝見させて頂いておいて言うのもなんだけど優くんには日本は 狭すぎる気がする。 もっと上に行く人だと思う！

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たった3公演のプレミアコンサート。参加出来る環境にいることに感謝。 1公演目は90分、2公演目は120分、3公演目は140分と見事にバラバラの公演時間。製作側も試行錯誤だったというか、優くんの伝えたい想い、答えたいが徐々に増えて行ったのね♪どの回も違った良さがあったなぁ。

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1公演目は、ファンもどのテンションで行けばいいのか多少戸惑いながらだったかな？ 歌の時はそれぞれの役に憑依するのは判ってたけど、MCの時も普段のトークの時の優くんと違って、役作りした「大人version・城田優」なんだもん。 ずっとこれで通すのかしら？とおったまげたよ!

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３日間のMC同じことも随分言っているから混じっちゃっているけど、記憶を辿って！ エリザの「愛と死の輪舞曲」「私が踊る時」「ママは僕の鏡だから」の後のMC（ with中井アナ）

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・トート役をやることになったきっかけ。 １７歳の高校生のとき、エリザベートを初めて見て、凄いミュージカルだと思っ た。その後すぐエリザベートのルドルフ役のオーディションを受けて今日歌った 「ママは僕の鏡だから」を歌った。

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そのときは小池先生も審査員にいたんだけど、「君は大人になったらトートもい いかもね。（←モノマネ）」と言ってくれたがオーディション自体は落ちた。

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それから何年かして、２００８年のエリザベート公演中だったのだけど、ルドルフ役をやってみないかとのオファーを受けて、エリザベートの舞台を帝劇公演中見に行って、そのときはこんな凄い舞台に自分なんか出れっこない。絶対止めとけってネガティブ思考の頭のこっち側の城田優は言ってた。

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事務所のマネージャーとも相談して一旦お話だけ伺ってお断りする方向で行こうと事前に打ち合わせしていた。 公演の後、小池先生から「コーヒーでも飲みませんか？」と誘われて（帝国劇場の前の）帝国ホテルのカフェで当時のチーフマネージャーと３人で２時間くらいお話をした。

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そのときは「ルドルフ役でも他の役でも城田くんの好きなほうで。」と言われたのだけど、当時日本のトート役は３５歳ぐらいが最年少で２０代、しかも２０代前半は世界で１００人くらいトートを演じている人がいる中でも最年少だった。

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そこで、待てよと。前例がないということに僕は弱いんですよね。そこで止めとけ。（プレッシャーで）死ぬぞ。と頭のこっち側の城田優は言うけど、反対側の城田優は「トートならやります！」って言っちゃったんです。

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チーフマネージャーは事前の打ち合わせと僕が正反対のことをいうもんだから、えっ！！って二度見しましたよ。 言った瞬間から「言っちゃったよ。。。」って物凄く後悔したんだけど。

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で、トートをやる事になったのだけど、カンパニーに入ったら元々出来上がっているカンパニーなので、いわば転校生的な感じで。そのとき一緒に入った（エリザベート役の）瀬名さんと「やばいね。どーしよう？」って毎日１時間ぐらい居残って練習してた。

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今でも石川禅さんに（ロミジュリのときのキャピュレット卿ね。）言われるのは、ロミジュリで共演して、城田優くんという人を初めてどんな人かわかったと。エリザのときは猫被ってたねと。

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自分ではそんなつもりはないけど、やっぱり普通の自分とは違ったと思う。もちろん喋るんだけど緊張しているというか、稽古場の片隅にいつも座っていた。

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初めてトートの扮装をしたときは、メイクさんが綺麗にメイクしてくれて、自分でも美しいと思った。そのあと公演中は全部自分でメイクしたんだけど、難しくてこれはバケモノだなって、プロのメイクさんはすごいなって思ってた。

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扮装写真を撮ったときは何もわからないまま着付けられてアクセサリーもしているけど、城田的にはおかしいと思って。他のトートではなく、城田トートはアクセサリーとか何もつけない、服を着ているだけのビジュアルにしたいと申し出てそれを結構押し通した。

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本当は海外のトートみたいに短髪にしたかったんだけど、そこは日本の従来のトート像でと言われてこのビジュアルに落ち着いた。

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演出についても、小池先生からはもっと熱く、もっと大きなアクションでって稽古の最初の頃言われていたんだけど、あくまで城田優の考えるトート像は違うなと。 そこで小池先生に「ちょっと相談したいことがあるんですけど。」って申し出て，２、３時間自分の思っていることを話した。

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自分は熱い真っ赤なトートではなく、逆に青いイメージだと。 トートが登場すると、客席にドライアイスの冷気が漂うぐらいの冷たい『静』のトートをやりたいと。

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小池先生は、「城田くんの言っていることはすごくよくわかる。でもそれは物凄く難しいよ。帝劇の大きな舞台でそれを客席に伝えるのは難しいよ。それでも頑張るというならやってみなさい。」（←いちいちモノマネ）という許可をいただいた。

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ルドルフを追うシーンも他のトートは走って、手を伸ばしてルドルフを捕まえて死のキスをするのだけど、それも違うなと。トートは常に人にはない余裕を持って動くので、走るのは違うだろうと。 そこで僕はハンドパワーを使わせて下さいとお願いしました。

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なので、僕のトートだけハンドパワーでルドルフの動きを止める演出なんです。 そして静止するルドルフにゆったりと近づき、死の接吻をする。 ３人のルドルフ達も、いいよ。良いと思うよって言ってくれた。

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トートはルドルフに対して、特に執着していないんですよ。執着しているのはエ リザベートだけ。 今まで何百年と人に死を与えるだけの役目を担ってきて、それが当たり前で、何も執着しなくて。 初めて「これは何？」と気になったのがエリザベートなんです。トートの初恋と もいうというか。

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なので、落ち着いたトートよりはエリザベートに対峙するときは、基本余裕があるんだけど、ときに苛立った感情を爆発させるという正反対の感情を出した。

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結果的に「今までと違うトート」が評価されて、産まれて初めて国からも表彰されるということになったので他のトートももちろん皆さん素晴らしいけど、「城田トート」としては間違っていなかったかなと思っている。