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尊厳死法案と高齢者の看取り

尊厳死法案提出見込みの報道から、なぜこの法案が必要なのか、高齢者の看取りの場で起きている法的問題点の話等をまとめました。 他、胃瘻など経管栄養の話や、医療機関へのアクセス制限の具体的な方法も。 看取りや胃瘻造設で問題になるのはそれが必要となった時に本人の意思が確認できないことが少なくないこと。日頃から、個人の希望の明示を促す仕組みが必要です。
医療 健康 介護職 尊厳死 施設介護 看取り 高齢者 胃瘻
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りあのん @BARSHU279
@riotskins 80歳近い方が、自分が死ぬことを考えたことがないのが現実です。受容できようが、できまいが『その日』は来る。難しいです。
Total Chaos @riotskins
@BARSHU279 ですよね。だから子供の頃から死を理解していくしかないですね。僕等だって受け入れられない筈だから。。何かの時は何もするな、みたいなシンプルなことじゃないしね。 そこにはそれぞれの感情が激しく作用する瞬間瞬間なわけで。
りあのん @BARSHU279
今の医療を維持するなら、医療費は膨らむ一方というのは容易に想像できる。財源はどこからか絞り取ればあるような気もするが、国は庶民から絞り取ると言っている。医療が崩壊して困るのは庶民。
りあのん @BARSHU279
ふと思い出した。ある方とその家族との関わりとお看取り。 家族は少しずつ病状と衰えを受け入れ、色々あったが、最期は静かに亡くなられた。 その方は少し認知症があったのだが、私に「お菓子貰ったから一緒に食べよう」と、何回も言う表情が忘れられない。
田舎の元外科医 @inakashoge
尊厳死法案自体は必要なものだと考えているが、本人の同意が必要という縛りが付いている。現場では「尊厳死」と「虐待」の境目はどこなんだろうと、認知症老人の診療をしていると日々悩むことばかり。 / “尊厳死法案、現実味…自民PT、議論要…” http://t.co/5KiFYeAWLN
田舎の元外科医 @inakashoge
要介護者になってからは自ら書面で意思表示することが不可能になるため、尊厳死法案を認知症患者等に適用するためには、臓器移植と同様に運転免許の裏面に書いてもらうなど、健康なうちに考えてもらうことが必要。 / “めいろま @May_R…” http://t.co/G29NHYHYoa
山田 ひろひさ @tarahuku_papa
@inakashoge ご苦労様です。いざと言う時に備え意思表示を予めしておく事は医療の進歩が進んだ現代では必須と思う。「重度の認知症になったら安楽死を希望する」は認められないって考え(自殺願望と同じ括りにしてしまうなら)は正しいんだろうか。財政上の医療の限界を考慮にいれずとも。
田舎の元外科医 @inakashoge
@tarahuku_papa 命に関する考え方は時代とともに変遷するもので、これが正解というものは無いと考えています。ただ本人、家族、医療者とも希望しない延命でも、一旦開始してしまうと法律の不備で中止できないという現状は改善して頂きたいですね。濫用されないような縛りは必要ですが。
山田 ひろひさ @tarahuku_papa
@inakashoge そんな法の壁があるんすか。素人考えですがお医者は「死なせない」じゃなく「治癒」が本分だと思う…。 患者は生きたい思いも逝きたい思いも…。 世話になるであろう人に悩ましい思いはしてほしくないし。 法律を作る政治家の責任は思いし、国民は丸投げしちゃいかんね。
田舎の元外科医 @inakashoge
@tarahuku_papa 形式的には 延命治療を開始しないことは、家族が「保護者責任遺棄致死罪」、延命治療を中止することは、医療者が「殺人罪」で立件される可能性を持っています。人工呼吸の中止によるものが象徴的ですが、経管栄養の中止等も当てはまります。
田舎の元外科医 @inakashoge
@tarahuku_papa 家族との相談、本人が元気な頃にどのような意思を持っていたかを忖度して、現場の裁量や慣習と併せどのような終末期にするのかを決めているのが現状ですね。でも、救急現場では延命を始めざるを得ないことが多いから、一旦始めたことは止められないという問題が生じる。
田舎の元外科医 @inakashoge
@tarahuku_papa 前述したように、正解がない問題と考えていますから、人間の終末期を法律できちっと枠にはめることが果たして良いことか否かは、自分でも確信が持てないままでいます。
田舎の元外科医 @inakashoge
最近話題になっている胃瘻に関しても、これ自体はリハビリのための手段の一つにすぎない。問題なのは、リハビリしても回復の見込みが無いと判断された後でも胃瘻からの栄養の注入中止が出来ないこと。現状のまま、胃瘻を否定すれば、リハビリ自体を拒否することに繋がりかねない。
田舎の元外科医 @inakashoge
医療者としては、自分がされたくないことは患者さんにもしたくない。医療従事者の多くの方が、自分が胃瘻されたくないと考えているのは、胃瘻造設後に、意思表示できず、経口摂取もできず何年も生きている人を多く見ているから。ただ価値観は人によって異なることが難しいところ。
田舎の元外科医 @inakashoge
一方、私は年間50例くらいの胃瘻を造設しているが、術前の説明の時に自分ならされたくないが親には胃瘻を造設して欲しいという家族は少なくない。子供としては親を飢え死にさせる訳にはいかない。本来本人のためであるべき終末期は、日本の場合は家族の論理が優先となることがしばしばである。
田舎の元外科医 @inakashoge
胃瘻を造設される時には、本人が意思表示出来ないことが殆どなので、まだ判断可能な時期に、意思表示することが必要だが、一般にもたらされている情報は多くな場合は一面的なものに留まっている。それは、人工呼吸や介護の実態に関しても同様。
田舎の元外科医 @inakashoge
ですから、普段から人間の将来の老い方、死に方の情報に触れて、もしもの時に自分ならどうして欲しいか、考える機会、また意思表示をする機会を意識して作ることが必要。それには、運転免許証更新時に臓器移植の意思表示を問うのとと同様な仕組みが有用と考えています。
田舎の元外科医 @inakashoge
親が自ら経口摂取が不能になったら、経管栄養は不要という意思表示をしていれば、子供もその選択を行う時のハードルは下がる。栄養投与の中止は、餓死に直結するが、高齢者の終末期(癌以外でも)では日本以外では普通に行われていること。しかも日本でも30年前まではそれが普通だった。
田舎の元外科医 @inakashoge
高齢者で経管栄養を行わずに看取る頻度が増えると新たな問題が生じる。一つは、リハすれば回復する見込みがある人でも、リハが行われない患者さんが増えること。もう一つは、そのような方を看取る施設がまだまだ不足していること。病院で看取れば、ベッドが回転せず、急性期医療が滞る。
田舎の元外科医 @inakashoge
在宅看取りが一般化すれば、良いのかもしれませんが、なにせ、今後10年で年間死亡者数が四十万人増加しますから、それに追いつけるのかどうか。看取りの場所の確保が逼迫すれば、現在よりも看取りが侘しい物になると思います。
田舎の元外科医 @inakashoge
最近の胃瘻の報道の影響で、胃瘻は希望しないが、経鼻経管栄養の継続や、高カロリー輸液を希望されるという患者さんが現れている。これは医学的には本末転倒で、長期の栄養投与法としては、胃瘻からの経管栄養が最も患者さんに優しい方法となることは知っておいて頂きたい。
山田 ひろひさ @tarahuku_papa
@inakashoge 失礼、買い出しに行ってました! でも延命にNOと意思表示したい場合は「臓器提供」「尊厳死」など認められる具体例を示し、国民の情報を保管しておく国の機関が必要と思う。社団法人などでなく。良心に従っても「殺人罪」の恐れとは割り切れない。人は損得、倫理何を望む?
田舎の元外科医 @inakashoge
>国民の情報を保管 @tarahuku_papa  現実的には、運短免許証や健康保険証をICカード化して、クラウドに保管になると思います。すでに診療情報の共有化が検討されていますから、その延長線上で可能です。個人情報の流出の危険性は常に付いて回りますが。
山田 ひろひさ @tarahuku_papa
@inakashoge 完璧なものはあり得ないのだから、医療の効率化を図り、地域の格差を減らすためにも情報ネットワークを前に進めるのは政治の決断ですね。リスクや批判を恐れては遅々として進まないと思います。色々サンキューです。これから煮しめを作り始めま~す、八海山呑みながら(笑)
田舎の元外科医 @inakashoge
毎日新聞の社説では、医療の持続性のために、アクセス制限の導入や、高度医療機関の集約化を容認しているように読める。総額が増えても、一人あたりの医療費を減らすのであれば、なんらかのサービスの低下は必然。 / “社説:診療報酬改定 安心…” http://t.co/NboVvUgUPW
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コメント

百笑@常識知らずの悪魔 @hundred_smile 2013年12月31日
現在の自分の意思と死に直面した時の自分の意思を天秤にかけて、現在の意志を優先するという理解で合っているのでしょうか?そうだとするなら私なら「私が泣こうが喚こうが構わないでくれ」の一言も付け加えないといけないかも知れません。臆病者なので。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月1日
まとめを更新しました。(解説文の誤字を訂正)
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月1日
hundred_smile 尊厳死法案では「意思表示はいつでも撤回可能」なのですが、ストレス下にある時の本人の発言を「現在の意思」とするかどうかという問題だと思います。病気や薬剤で、意識レベルが低下している時の発言の評価は難しいですね。
百笑@常識知らずの悪魔 @hundred_smile 2014年1月1日
inakashoge 個人的にはこの法案に賛成の立場なのですが、「土壇場での意思撤回」の扱いが難しそうだと思うのです。私個人の場合は本気で「構わずやっちゃって」なのですが、他の人にも強制するわけにはいきませんから。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月1日
hundred_smile 取り敢えず、法案成立後に問題があれば、法を修正すればよいと思います。それまでは、安全側(死なせない側)に法解釈が傾くのは仕方ないでしょうね。
百笑@常識知らずの悪魔 @hundred_smile 2014年1月1日
inakashoge この法案の目的の一つが医療費の削減なので、そういう意味では時間がかかるのはあまり望ましくないですが、こればっかりは仕方がなさそうですね。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月2日
まとめを更新しました。DNAR(蘇生不要指示)について解説したブログのリンクと、関連ツイートを追加しました。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月4日
まとめを更新しました。緩和ケア医の葛藤についてのtweetを追加しました。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月4日
まとめを更新しました。施設での看取りの問題に関するtweetを追加しました。
⅃ЯAƎ⊿ @DrMagicianEARL 2014年1月4日
日本でもDNARからさらに米国で導入されているDNH(Do-Not Hospitalization)に議論が進んでもいいのではないかと最近思います.下の論文は非常に考えさせられました. Arch Intern Med 2010;170:1102-7
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月5日
少なくとも、家族も蘇生を希望されない施設からのCPAの高齢者の方(いわゆるお看取り搬送)に関しては、施設で看取る環境の整備が必要だと思います。DNH(Do-Not Hospitalization)の手始めとして。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月7日
まとめを更新しました。超高齢者に対する点滴や、肺炎治療、何もしない選択肢の提示、DNH(Do-Not Hospitalization)などに関するtweetを追加しました。
野中久代 @nonakahisayo 2014年1月13日
新参者の乱入ですみません。高齢者医療証を発行する際にこんな救急医療情報を記載してもらい、「もしもの時に・・・」の柔らかな事前指定を考えてもらうことから始めるのはどうですかね。http://medical.nikkeibp.co.jp/mem/pub/report/201401/closeup/534471_kyuukyuujouhou.html
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月13日
nonakahisayo 具体的な提案有難うございます。高齢者受給証発行時に考えてもらうと言うことですね。有効な方法だと思います。ただ、出来れば数年ごとに更新される書類の方が良いとは思います。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年1月13日
まとめを更新しました。東京新聞の尊厳死報道、児玉真美氏のレポートに関し、議論があった部分を追加しました。
上海*海鴎《安倍、お前の罪を数えろ》 @haiou4b1 2014年1月13日
私のまとめへのコメント、ありがとうございました。私も介護の現場にいるものとして尊厳死の是非では、その時々で揺れ、悩むことには共感します。一方、障害者の保護者として、医療費削減、自立支援と抱き合わせで「尊厳死」法案が充分な議論無しで成立を急ぐ状況はには危険なものを感じています
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年3月15日
まとめを更新しました。一人暮らしの高齢者の看取りの準備、その場での対処等のtweetを追加しました。
田舎の元外科医 @inakashoge 2014年3月17日
まとめを更新しました。tweetを一つ追加、リンクの一部を可視化しました。
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