岡崎乾二郎の古賀春江に関するつぶやき

おかざき乾じろ @kenjirookazaki

仲のの良かった川端康成も犬好きだった。（この古賀春江の絵は川端がもっていた）。ここに描かれているのは、イヌだろうか、牛だろうか？ http://twitpic.com/2ys7nb

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BULL DOGは、その名の通り、牛と戦わせるために品種改良された犬。牛の頭にまけない頭をもち、体も牛によく似ている。 http://twitpic.com/2ys8tj http://twitpic.com/2ys8td http://twitpic.com/2ys8t4

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おかざき乾じろ @kenjirookazaki

問へば言ふ問はねば言わぬ達磨どの／ 心のうちになにかあるべき（一休） http://twitpic.com/2ysbpj

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川端康成をとおしてみると古賀春江は決してシュルレアリストではない。仏教徒であり詩人であり、『末後の眼』つまり 死から世界を眺めた人であった。では、その死の観念はシュルレアリズムとは無縁なのか？ シュルレアリズムにおける死の観念とどう異なるのか？

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心とはいかなるものを言ふならん、墨絵に書きし松風の音（一休）――――初期の古賀春江の、重要なモチーフは竹林である。 http://twitpic.com/2ysd9l

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さて古賀春江の代表作と知られ、日本のシュルレアリズム絵画の作例（あるいは日本におけるシュルレアリズム誤読の例）としても名高い 『海』１９２９。絵そのものは非シュルレアリズムといえよう。が、絵の成り立ちは充分にシュルレアリズム。 http://twitpic.com/2ysfcv

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古賀春江が参照した例えば、この西洋美人スタイル集の絵ハガキ（今度の展覧会でも出品されている）。けれどよく見てみよう。もっとも肝心な部分（このハガキの方がよほどシュール）を春江は省いている。ボート？を運転しているのはなんと犬！ http://twitpic.com/2yshl0

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この絵はがきは、そもそもある映画のスチル写真だった。女性は名高いグロリア・スワンソン。だが、この犬はスワンソンより、もっともっと有名だった。 http://twitpic.com/2ysipx

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映画の邦名は『雨中の逃亡』 １９１７作。けれど原題は Teddy at the Throttle 、Teddyとはこの映画の主人公（もっとも人気のあった名優）、 Keystone Teddy 、キーストーン・テディそのヒト（イヌ）である！！

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Teddy at the Throttle → http://www.ustream.tv/recorded/1027997 冒頭のcastsに、A Four Footed Friend （四つの足のともだち）と書いてある、Keystone Teddy、いきなりダンスをしている

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汽笛のテディ。犬好きの春江が日本公開もされた『雨中の逃亡』 を見ていた可能性は充分。きっと見ていた。ではなぜ、あえて肝心のテディ（犬）を描かなかったのか。背景なしに見れば、このハガキの方がよほど異質な組み合わせ（シュール） http://twitpic.com/2ysn7y

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いずれ古賀春江の面白さは、エルンストなどと逆のことをやっていることにある。（詳しくはどこかに）。春江の最終作『サアカス景』の虎たち、を理解する鍵にもなる。犬好き連盟の、川端もわかっているくせに、ごまかしている感じ（『末期の眼）』。

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ちなみに古賀春江は『サアカス景』について「なんとなくしいんと静かでぼんやりした気分」を描こうとしたと述べた。サーカスの静かでぼんやりした気分！？通常ありえない発想。いや静かでぼんやりした気分は虎やキリン、象たちの気持ちだろう。 http://twitpic.com/2ysrju

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postしたつもりでどういうわけか抜けていた。→ 犬好きで知られた、古賀春江が、 晩年飼っていた 犬は ブルドッグ。ブルドッグは、古賀春江のイメージに似合うか？似合わないか？