
追悼「大瀧詠一の系譜学」内田樹 目から鱗のナイアガラー。前後&感想ツイート

大瀧師匠の深い声を聴いていると、心が安らぎます。こういう話し方をする人が本当に少なくなりました。エルヴィスもいいけど、エルヴィスがカバーしたカントリーの古い曲のオリジナルがいいですね。ブルーヨーデル。アーシーでブルーで。
2012-07-25 20:21:18
観世のお家元と能楽研究の大家を相手にして『松風』のみどころについて語るというのは、ポール・マッカートニーと大瀧詠一を相手にしてカール・パーキンスについて語れというようなもんですぜ。
2012-08-06 23:26:38
何かが変わるときは、「そんなところから、そんなものが出てくるとは思わなかったものが出て」状況が一変するというのは大瀧詠一師匠の卓見であります。Heartbreak Hotel が出てきたとき、「こんな音楽」がありうるとは誰も予想していませんでした。
2012-08-08 08:52:17
福生の大瀧詠一師匠のスタジオで恒例の平川君、石川君と三人で師匠を囲んでの「年末放談」収録だん。いや~、凄い凄いと聞いてはおりましたが、想像を絶するわくわく「探偵事務所」でした。個人でここまでやっている人は世界ひろしと言えども、師匠の他にはおられんでしょう。
2012-12-10 23:36:15
@simpeiii 「切なさの日本基準」か、なるほど。渋谷くんはイッコ下なんですけど、感性的には一世代違うんです。僕の「切なさ」の基準は大瀧詠一さんなので「船頭小唄」とか「ちゃんちきおけさ」の方がより「切ない」んです。生活実感と切なさのポイントはタイムラグがあるのかな。
2013-02-04 22:28:27
PCはウェルナー・ミュラー、お休み時間はジョン・フォード、昼寝のお供は『竜馬がゆく』、車の中では大瀧師匠の「アメリカン・ポップス伝2」1956年のロックンロールを聴いています。ここまで反時代的になったのは久しぶりです。
2013-02-20 09:58:17
術理はどれも同じです。「そこにないもの(赤ちゃんとか)を、あたかもあるかのようにして動く。そこにあるもの(相手の身体)を、あたかもないかのように動く」のであります。大瀧師匠から借用して、「あるけどない」合気道と命名。
2013-12-26 09:08:53-----------------------------------

大瀧詠一さんが亡くなったそうです。さきほど石川茂樹くんから電話があって教えられました。去年の秋にラジオの収録で福生のご自宅でお会いしたのが最後になりました。師匠を失ったことの欠落がどれくらい大きなものか、まだはかりかねております。ご冥福を祈ります。
2013-12-31 12:23:22
大瀧さんのご意向でラジオデイズでの「大瀧詠一的」は無料でダウンロードできるようになっています。平川君、石川君といっしょにおしゃべりしています。みなさん、どうぞ。http://t.co/zzs6Sceprc
2013-12-31 12:33:21
大瀧さんからの最後のメールは僕がニール・ヤングのTill the morning comes は春日八郎の『お富さん』と同じメロディーなのでは・・・と書いたことについてのものでした。ニール・ヤングはこの番組を見ていたのではという。http://t.co/CX7210maf0
2013-12-31 12:43:29
車の中では『アメリカン・ポップス伝』を聴き続けていましたから、大瀧さんがいつも耳元で話しかけてくれているような気持ちでした。耳から入った言葉はふと口を衝いて出て、出力された言葉は身体に刻み込まれます。僕のものの考え方に最も強い影響を与えたのは大瀧さんの「謦咳」かもしれません。
2013-12-31 12:47:17
あと忘れがたいのは、大瀧さんの「うなずきマーチ」の元ネタはDC5のWild weekend ではないかとtwitterに書いたときの大瀧さんからの秒速的なコメント。「この二つを結びつけたのは地球上で内田さんが最初の人です」。
2013-12-31 12:53:11
大瀧さん自身は「うなづきマーチ」の元ネタはRivingtons の Papa Oom Mow Mow のつもりだったそうです。「それがまさかDC5の“ワイルド・ウイークイエンド”と同じになっているとは!今日の今日まで気がつきませんでした。確かに同じですね!こりゃ大笑い!」
2013-12-31 12:55:43
音楽と音楽の関係について語ったことについて、大瀧さんから「これをみつけたのは、君が最初」と言って頂いたことは僕たちナイアガラ-にとっては勲章のようなものでした。
2013-12-31 12:57:51
「うなずきマーチ」はこちらです。http://t.co/swkHlsFee8 Wild weekend はこちらです。http://t.co/XyDHJO8mKi
2013-12-31 13:02:46
朝日新聞から大瀧さんの追悼記事の電話取材。あまりに大きな影響を受けたし、76年からずっと身近に感じていたので改めて「どういう人」だったか、うまく説明できません。思えば『ユリイカ』の「はっぴいえんど特集」に長文の大瀧詠一論を書いたことが師匠と出会ったきっかけでした。
2013-12-31 14:50:12
その特集でははっぴいえんどの四人それぞれにロングインタビューが企画されていて、僕が大瀧さんをインタビューすることで話を進めて頂いていたのですが、大瀧さんから「インタビューは受けない」と断られ、その代わりに僕が大瀧詠一論を書くことになったのでした。
2013-12-31 14:51:57
大瀧さんはそれを読まれて、その次に『文藝』の特集のときに、インタビュアー内田での対談を快諾してくれました。そのときに石川君といっしょに山の上ホテルでお会いしたのでした。
2013-12-31 14:53:11
@smasuda 思えば、大瀧さんとの出会いは、増田くんが『ユリイカ』編集部に「大瀧さんとインタビューするならウチダさんでしょ」と推薦してくれたことがきっかけだったんですよね。ほんとうにありがとうございました。
2013-12-31 15:05:22
師匠への手向けの花に代えて前に『ユリイカ』に掲載した「大瀧詠一の系譜学」をブログに再録しておきました。ナイアガラ-のみなさん、一緒に師匠のご冥福を祈りましょう。http://t.co/7mowhZCCVP
2013-12-31 15:07:07
すごい実践だなあ。 -> 大瀧詠一の系譜学 (内田樹の研究室) http://t.co/kicQe664iP
2013-12-31 15:54:22
ああ、これは何よりのタムケだなあ。 内田樹さんによる大瀧詠一さん。構造主義的系譜学としてのナイアガラ。 http://t.co/r1rYDnzgt2
2013-12-31 16:53:39
大瀧詠一の系譜学 (内田樹の研究室) http://t.co/NeKhH1zZvc 興味深く読ませていただきました。ご冥福をお祈りします。
2013-12-31 16:54:23