朝日新聞 #ツイ会

朝日新聞ローマ支局長・石田博士さん( @ishida1970asahi )主催のオフ会(読者との交流会)についての連ツイです。
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石田博士 @ishida1970asahi

①2013年もお世話になりました。ローマに復帰して1カ月、暮らしのペースも元に戻りつつあります。1年の締めくくり、というわけでもないですが、日本出発前にフォロワーの方と開いた「社内見学の集い」を振り返ってみます。#ツイ会

2013-12-31 20:08:10
石田博士 @ishida1970asahi

②当日来られなくなった方もいて、参加されたのは@igayaoriginさん、@jyouchi0115さん、@martes416さんの3人でした。紙の新聞、特に夕刊をこよなく愛する人、紙もデジタルもという人、情報収集はもっぱらネットの人、と皆さんいろいろでした。#ツイ会

2013-12-31 20:10:15
石田博士 @ishida1970asahi

③山田亜紀子ソーシャル担当@umihata_haruにも加わってもらい、輪転機が夕刊を刷るところや編集局内を見学してもらったりしました。土曜の午前中でしたが、デジタル編集部の丹治記者@tanji_yやスポーツ部の抜井記者@nezumi32が勤務についてました。#ツイ会

2013-12-31 20:12:27
石田博士 @ishida1970asahi

④その後、会議室でソーシャル化、デジタル化が進化する時代の新聞と記者のあり方について、話し合いました。フォロワーさんに聞いてみたかったのは、ふだんどうやって情報を得ているか。そして、担当のイタリアやギリシャについて、どんな記事が読みたいと感じているか。#ツイ会

2013-12-31 20:13:18
石田博士 @ishida1970asahi

⑤例えば、イタリアならファッションや食への関心が高い。一般紙の記者である私も、そうしたテーマをとりあげるべきか。すでに多くの情報がある中で、とりあげるならどんな切り口か。ギリシャなら、経済危機報道はどう読まれていたのか。#ツイ会

2013-12-31 20:14:03
石田博士 @ishida1970asahi

⑥皆さんには失笑されるかもしれませんが、現場復帰前に迷路に迷い込んでいる気分でした。デジタル版ができ、私たち記者もページビューの数など意識するようになっています。入院中に読んだ「5年後、メディアは稼げるか」(佐々木紀彦著)が描くメディア界の未来像も頭にありました。#ツイ会

2013-12-31 20:15:00
石田博士 @ishida1970asahi

⑦「ファッションと食の情報ばかりだからこそ、その国の人々のふだんの暮らしがどうなっているのか知りたい」「経済危機で高い失業率などがニュースになるけど、若者たちはどのように暮らしているのか」。フォロワーさんからは、そんな答えが返ってきました。#ツイ会

2013-12-31 20:15:48
石田博士 @ishida1970asahi

⑧そして「新聞は、知らない情報、世界を見せてくれる」とのことばに目を見開かされました。ほしい情報はネットで迅速に集められる時代。でも、それは少なくとも予備知識や関心があること。まったく知らなかったこと、考えたこともなかったことに出会えるおもしろみが紙の新聞にはある、と。#ツイ会

2013-12-31 20:16:30
石田博士 @ishida1970asahi

⑨それはamazonで本を買う事と、本屋に行って書棚を眺めながら買う事の違いに似ている、という話になりました。ほしい本はamazonで買える。でも「こんな本が出てるんだ」と、衝動買いすることはできない。情報収集はもっぱらネットという方も、本屋に行くのはやっぱり楽しい。#ツイ会

2013-12-31 20:18:21
石田博士 @ishida1970asahi

⑩ネットの世界は広告もパーソナライズが進んでいきます。でも、それは「未知との出会い」をどんどん狭めていくことなのかもしれません。「未知」と出会える場が書店であり、新聞であるなら、その価値がなくなることは、きっとないはず。#ツイ会

2013-12-31 20:19:12
石田博士 @ishida1970asahi

⑪速報だけなら、ロイターやAPなど国際的な通信社もあります。記者として、速報すべきことに対応しつつ、同時に、いま日本人の私が現場に身を置いているからこそ見えること、感じることを突っ込んで取材し、伝える。より分かりやすく伝えるためのツールとして、デジタルがある。#ツイ会

2013-12-31 20:20:01
石田博士 @ishida1970asahi

⑫なんか迷いに迷った結果、原点に戻った気分ですが、すっきりしました。参加してくださった皆さま、ありがとうございました。ということで、2014年もよろしくお願いします。次の一時帰国の折にも、同じような企画ができればと思っています。(終わり)#ツイ会

2013-12-31 20:20:44