『砂漠でサーモンフィッシング』@新ピカ。ブリティッシュジョーク(?)がだらだらポツポツ出て来る意外な気持ち良さに気づけば、薄くて緩くていい加減なのも逆に魅力に思えてしまう。エミリー・ブラントはこれまでノーチェックだったけどタテに長くて綺麗な人だね。
2013-01-07 15:35:04『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』6回目@109佐賀。上映品質は並。TOHO渋谷よりずっと良い。音は小さめだが細部まで聴き取りやすい。「破」はシーン(流れ)の熱さで魅せたけど、こっちはカット(瞬間)の面白さがあるね。そう言う意味でもトーンの違いを感じる。
2013-01-07 15:39:03『劇場版 青の祓魔師』@109佐賀。原作、TVシリーズはほとんど未見。それでも楽しめるように作ってあるのは、本筋とは違う特別なお話になっちゃうと言う意味でどうなんだろね?「NARUTO」や「ONE PIECE」もそうだけど、本編観てないクセに若干の興ざめなんだよね。
2013-01-07 15:41:47『もう一人のシェイクスピア』@シャンテシネ。洋の東西を問わず、時代物は君主への忠義と謀略を、ホントはどれくらいだったか分からない重厚感で描いてくれることを勝手に期待してるのだが、十分に応えてくれたぞよ。当時の知識無くても理解できるよ。※シェイクスピアはあんまり出てきません。
2013-01-07 15:52:45『恋のロンドン狂騒曲』@シャンテシネ。恋愛の、大人の日常の、あるあるネタをこれでもかと投じるウッディ・アレン節は健在だけれども、僕には主題が分からなかった。『ミッドナイト・イン・パリ』はバシッと決めてくれて気持ちよかったのだった。
2013-01-07 15:55:53『LOOPER』@バルト9。面白かったよ。こんなルールってことでここは一つよろしく!と早々に言われてるのでSF的な整合性は気にしない。でもクライマックスでは美しい切り口をスパッ!と魅せて欲しかったな。でも、面白かったよ。
2013-01-19 23:11:01『96時間 リベンジ』@バルト9。相変わらず他人様の国での殺しまくりなんですが、ちょっと「もう疲れた」トーンもあって爽快感は前回に劣る。でもカーアクションは出色の出来じゃないかな。ん?Taxiとかトランスポーター観ろって?
2013-01-20 15:26:43『アルバート氏の人生』@シャンテシネ。予告編からは重厚なトーンを期待していたが、意外にもふわふわとしてた触感。でも「そっち行っちゃダメ!」的な危なっかしさで悶えさせられ、終いにはその哀しい人生で無口になってしまうのであった。
2013-01-20 15:32:41『映画 鈴木先生』@角川新宿。TVシリーズの次の1話なのでいきなり映画を観るのはキツいかな。ゲスト出演者がいる分、鈴木先生や2Aの生徒たちの活躍が少ないのが残念ではあるけど、きっちりまとまっていた。彼らにまた会いたいけど完結しちゃったな。生徒たちが出る舞台挨拶行きゃ良かった。
2013-01-24 00:03:05『TED』@TOHO渋谷。クマがあんなことをしちゃったり下品な言葉のオンパレードで笑うより、映画としての旨くなさが目立つなあ。会話の間の取り方とか話運びとか。全編にバラまかれた名作映画へのオマージュが「ここで笑える奴はエラい」みたいになっちゃってて「宇宙人ポール」みたいな感触。
2013-01-24 00:11:40『アウトロー』@バルト9。冒頭の狙撃シーンがやたら怖い。その後もスタイリッシュな演出が随所に…で騙された。これイマドキのクールでシリアスなサスペンスじゃないのよ。むしろ80年代のダサ熱い緩ベタ映画。終盤まで気付けなかった僕の負け。繰り返しになるが冒頭の狙撃はやたら怖くて良い。
2013-02-05 16:40:09『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』@バルト9。CGと手書きを融合させた表現は着実にグレードアップ。前半は丁寧すぎてまどろっこしいが蝕に向かうと分かっているからOK。その蝕はさすがの密度。もう少しひっかかりも欲しかったが。続きも観たくなるよな。
2013-02-05 16:45:39『ライフ・オブ・パイ』@IMAXとしまえん。良かった。が、もやもやも残る。禁じ手を使うことでもやもやを意図的に残してるな。人が悪い。宗教色もあるにはあるが、上から目線で神を語っている体裁だ。白々しいインタビューから始まるのは我慢して観てください。
2013-02-05 16:48:07『さよならドビュッシー』@新ピカ。ミステリーとしては成立していないし、役者の妙な演技は多いし、静かに長いのだけど、最後まで観てられるのは橋本愛の撮り方が巧いからなのだろうか。
2013-02-05 16:50:07『脳男』@バルト9。イマドキのスタイリッシュさと70〜80年代の乱雑な邦画をmixした、意外なカルト臭。雑過ぎて残念なところもあるけど、文句をつけたい程ではある。エンドでスキッゾイドマンがガーンとなると昭和感と狙い過ぎ感で気恥ずかしいが劇場の大音量であれを聴けたのは幸運なのかも。
2013-02-17 13:44:09『ゼロ・ダーク・サーティ』@バルト9。メッセージ的にノレなかった前作と違い、突入シーンと言う見せ場に収束して行くのでエンタメ性が高し。楽しめた。骨太ではないが、シンプルでゴツゴツと硬派だよね。でも、生真面目でアソビがない窮屈さも感じる。作風か。
2013-02-17 14:20:42『ヒンデンブルグ 第三帝国の野望』@バルト9。低予算なりの安っぽさだけど、話は悪くない。ちょっと昔のハリウッド映画的な展開。室内シーンのグレーディングと音楽をもちっとがんばれば割とOKなのでは?と思ったら、180分のTV映画を110分に編集したものらしい。なるほろ。
2013-02-18 15:46:19『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』@シャンテシネ。ホクホク系。老夫婦、老カップルを通して投げかける「いつでも新しいことにチャレンジする意味はあるよ」の声は若い人にも向けられる。手厳しい会話にも常にユーモアが。ジュディ・デンチとビル・ナイがおしゃれで可愛らしい。
2013-02-18 15:53:23『世界にひとつのプレイブック』@TOHO渋谷。うーん、割と雰囲気映画。おかしな人物を描いているようでステレオタイプでセリフの字面だけに感じる。アカデミーとったジェニファー・ローレンスもそこまで良いとは思えない。しかし大団円に向かうあの感じ、締め方。あっちのラブコメは安定の巧さ。
2013-02-27 14:25:36『フライト』@新ピカ。予告から感じるサスペンスではないし、割と軽いし、何を伝えたいのか分かりにくい映画。最後はドーンと王道に持って来てサクッと締めて制作者の良心を見せるのは劇中とオーバーラップするのであった。
2013-03-03 18:54:37『ムーンライズキングダム』@シャンテシネ。ゆるふわお洒落映画。と言い捨てないで。オタク的偏執性の賜物だもの。孤独な大人たちが子供の孤独を瞬時に見抜いて動き出すのが意外で温かくて良かった。ウェス・アンダーソン作品いくつか飛ばしてたのに気づいたよ。
2013-03-12 19:59:52『オズ はじまりの戦い』@109佐賀。話も演出も薄味なのだが楽しかった。オズシリーズに親しんだ人ならもっと楽しいんだろう。ジェームズ・フランコはここでのオーバーな演技よりナチュラルな役の方が上手いと思った。陶器のお嬢ちゃんがとっても可愛いのでとりあえずOK!
2013-03-12 20:04:40『ガンダムUC ep 6「宇宙と地球と」』@新ピカ。ベタベタした人情モノの面は相変わらず。なのだが揺さぶられるのだった。現実強行路線のフル・フロンタルが「小さい」だの「夢がない」だのケチョンケチョンに言われててさ、なんだか大人のツラさが身に沁みたよ。
2013-03-17 02:03:00『ジャンゴ』@新ピカ。はじめてタランティーノを信頼しても良いと思った。もちろん全編タラ節だけど、それでいて王道のまっとうな造りであった。視線の、会話の、動きのディテールがよくもまあ物語るね。あの良く練られた会話はそれでいて「あるある」なのも感服。心地よい緊迫感を堪能しました。
2013-03-24 21:24:56『ザ・マスター』@バルト9。1つ1つの場面を淡々と積み上げていく、前作と同じ作風。話は「ブギーナイツ」流れは「ゼアウィルビーブラッド」ってとこか。あと1〜2回観ないと理解しきれないと思う。つまり分かったような分からないような。P.S.ホフマンは顔も演技もディカプリオみたい。
2013-03-24 21:31:56