- okura_mikura
- 59363
- 18
- 31
- 48
連投32)「村に戻って四日目の朝、母が起こすんです。『出て行っておくれ。あんたの妹じゃ誰もお嫁にもらってくれないよ。あんたが四年間というもの戦争に行っていた、男達の中にいたって事を皆知っているんだよ』あたしの気持ちに触れないで。他の作家と同じように、あたしの勲章の事だけ書いてよ」
2014-01-03 15:59:29連投33)「戦争はどれだけ続いたか?四年間よ。とても長かった…。でも小鳥一羽、花一つ覚えてないわ。不思議よね。でも、戦争の映画で色つきなんてありうる?戦争はなんでも真っ黒よ。血だけが別の色…血だけが赤いの…」(狙撃兵)
2014-01-03 15:59:46連投34)「夢の中で、あたしが殺してしまった人たちがやってくる…。その人たちを生前に見たわけではないんだけど。あたしは一生懸命に目を開いて探す、もしかしてまだ死んでいない負傷者がいるんじゃないかしら?重傷でもいい、救える人が。でも、みな死んでました…」(高射砲兵)
2014-01-03 15:59:56連投35)「男たちは戦争に勝ち、英雄になり、理想の花婿になった。でも女たちに向けられた眼は全く違っていた。私たちの勝利は取り上げられてしまったの。〈普通の女性の幸せ〉とかいうものにこっそりすり替えられてしまった。男たちは勝利を分かち合ってくれなかった。」(高射砲指揮官)
2014-01-03 16:00:25連投36)「子供たちも、孫たちもいて…でも、あたしはここで生きているんじゃない。戦争の中で生きているの(中略)どうして私は生き残ってしまったんだろう。誰のご加護なのか?何のためなのか?こういうことを語り伝えるためかしら…」(戦車大隊衛生指導員)
2014-01-03 16:00:38スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチは、日本では(特に311以降は)『チェルノブイリの祈り』の方が知名度が高いけど、代表作は『戦争は…』の方。 舞台化や映画化もされているそう。 他にもドイツ軍侵攻当時に子供だった人々の体験談を集めた『ボタン穴から見た戦争』がある。
2014-01-03 16:25:08最近「艦これ」の影響でじわじわ注目されだしてるのだが、私も最初は女兵士萌えで入手したので、あまり人の事は言えない。 しかし、他国の戦争の歴史を知るのは、自国の歴史を相対化できていいですよ。しかも同時期に戦争していたわけだし、最後はこっちも侵攻されて北方領土取られたしなー。
2014-01-03 16:31:31@maruo_yukifumi ありがとうございます。旧日本軍にも看護婦や軍属の女性がいましたが、そういう人たちは戦後どういう運命を辿ったんだろうと考えてしまいました。
2014-01-03 18:29:53艦これの某同人誌が切欠で、現在、Amazonで品切れ状態になっている『戦争は女の顔をしていない』は、この本の出版社のHPから注文できるっぽい。私は注文しました。定価は2,100円であって、決して5,399円ではないので。
2014-01-05 09:54:28【戦争は女の顔をしていない/スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ】「大祖国戦争」に従軍した女性たちの体験談を集めた一冊であり、知識としての戦争とは異なる、体験としての戦争が語られている。 戦争の残酷さや... →http://t.co/IvfXpXbehP #bookmeter
2014-03-20 23:18:17『戦争は女の顔をしていない』がアマゾンで在庫切れ?! 版元には在庫があってアマゾンから取次経由で来る注文には週2回は納品してるんですけど。現にいま目の前に製本所で包装された状態であります。群像社のネットショップ http://t.co/E0dXDgsrJG では注文受けてます。
2014-04-11 20:50:43「戦争は女の顔をしていない」ソ連の女性兵士や看護師を中心にしたインタビュー。悲惨描写も多いけど「とにかく祖国の為に何かしなければと、年齢を偽って志願した。みんな熱狂してた」という話が多かったような。当時の世界的な愛国の雰囲気が伝わるなと。
2014-04-11 21:49:54スベトラーナ・アレクシエーヴィチの記録「戦争は女の顔をしていない」(群像社)について言及した5カ月以上前のツイートに、今、結構な反響があって嬉しい。同書を手にとって欲しい。翻訳者の三浦みどりさん(故人)の名を思い出した。熱い人だった。人は世を去っても本は残る。人と本は異なるけれど
2014-04-12 16:51:57遅ればせながら、戦争は女の顔をしていない を購入してきた。大戦中に従軍したソ連女性兵士のインタビュー集だ。 ソ連位なもんだろうか前線の実戦部隊にまで女性が送り込まれたのは。因みに私は女子供に武器を持たせたくないというある意味差別主義者。
2014-04-12 20:39:16「戦争は女の顔をしていない」は、ほんとにほんとに、心の底から、万人にお勧めしたい本である。 「戦闘のあと誰も生き残っていないことがあったの。大釜いっぱいスープを作ったのに、誰も食べてくれる者がいないってことが」
2014-04-20 17:50:53ロールのティッシュペーパー?だったけかな。 あれを体にまきつけて、ドレスにして、少しでも着飾ったというくだりは、 ほんとに…言葉もない。>「戦争は女の顔をしていない」
2014-04-20 18:00:37【戦争は女の顔をしていない/スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ】たしか「あの人に会いたい」だとか、昔別れてしまって今はもう会えない人と感動の対面を果たす、みたいなくだらないテレビだったと思うが、その番... →http://t.co/mH0DOijixU #bookmeter
2014-04-24 08:53:47チェチェン やめられない戦争 アンナ・ポリトコフスカヤ http://t.co/u36ma6563v @AmazonJPさんから ところで、ロシアと戦争というと、これも名著ですな。こちらも『戦争は女の顔をしていない』の三浦みどりさんの翻訳
2014-04-24 20:43:46