宮地プラス

杏 @ann_yume

「俺は中学の時からずっとこいつが好きだった。だからいままで１人も彼女を作らなかった。１秒足りともこいつのことを忘れたことはねえんだよ！」と叫ぶ宮地に、彼も私も唖然。私の答えも聞かず、「行くぞ」と腕を引っ張られ、私たちは二次会の途中で退席したのだった。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

「だから、俺と付き合ってくれない？」と言ってくれた彼に、ドキドキした。こんなに私を想ってくれてた人がいたなんて。周りはヒュー！と囃し立てている。ただ一人、宮地を除いて。そして「あの！」という私の声を遮り、突然「こいつはやらねえ！」と宮地が声を荒げた。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

「こいつにいるわけねえだろ」と宮地が高笑い。私も「そうだよ」と笑ってその場を凌ごうとしたら「あのさ、」とその場にいた別の男子が真剣な表情でこっちを見ていた。「俺、ずっとお前のことが好きだった。こうやってまた会ったら、やっぱお前のこと好きなんだ、って」#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

「宮地は彼女いるの？」と男子が切り出す。酔っ払いたちとここで恋愛トークなんて最高に気まずい。当の本人は「いねえよ」とゲラゲラ笑っている。「なんで？」 「別に」「あ、もしかして昔好きだった人を忘れられないとかー！」と誰かが言った瞬間に一瞬空気が凍った。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

周りの友人たちはだいぶ酔いが回ってきた。もちろん宮地も。私はお酒をあまり飲まなかったためそこまで酔っていない。突然、酔っ払い宮地が私の隣へ座ってきた。やばいと思ってさりげなく席を移動しようとしたら、「どこ行くんだよ」と、左手を掴まれ逃げ場を失った。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

ちょっぴりいいワンピースを着て、二次会へ。いざ行ってみると、仲良い友人たちと再会することができ、あまり悪い気はしなかった。ただ、昔好きだった彼、宮地清志と会うことが苦痛で仕方なかった。彼とはなるべく離れた席に座り、他の友人たちとの会話を楽しんだ。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

「お前二次会は？」「まだ決めてなかった」「は？じゃあ行くに決まってんだろ」「なんでよ」「６時に黒兵衛な」「え、ちょ！」と、私の意思を無視して、彼は友人たちの元へ合流していった。ぽつんと残された私のところに、同級生たちがやってきて、他愛もない話をした。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

一番会いたくない男に会ってしまった。「ひ、ひさしぶり！よくわかったね。絶対気づかれないと思った〜」なんて適当なことを言って。「全然変わってねーな」「そういう宮地も全然変わってないね」「あ゛？童顔だって言いたいのかよ？」「そういう意味じゃないよ」なんて軽口叩き合って。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

一生に一度だから、と振袖を着て会場まで行ったものの、足が竦んで入り口付近で立ち止まる。聞き覚えのある声に顔が熱くなり、急いで引き返そうとしたらバランスを崩して転びそうになった。腕を引かれてなんとか体制維持。「ひさしぶり」と聞き覚えのある声に振り向けば、宮地がいた。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

帰ろうとしたら「おい」と宮地さんに呼び止められた。何かやらかしたかな、とヒヤヒヤしていると「飲み行かね？」と誘われ、二つ返事でOKした。すると、たまたま高尾くんがやってきて「飲み行くんスか！俺も！」と尻尾を振ると「だめだ。こいつとサシで飲むんだから」って怒られてた。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

お酒の美味しさがわからない。美味そうに飲んでる清志に「そんなに美味しい？」と尋ねると「お子ちゃまにはまだはえーかもな」と笑われた。そして、清志がお酒を呷った次の瞬間、私の口の中にお酒の味が広がった。いつもと違う味だったけどやっぱり美味しさはわからない。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

これ以上遅刻できないときに案の定寝坊。慌ててスマホを確認すると「起きてるか？」「８時だぞ」「遅刻するぞ」「起きろブス」「轢かれてえのか」などのLINEが清志から23件。恐る恐るロック解除して返信すると、すぐ既読がついて「先生怒ってる」って来た。やばい。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

塾帰り。どこかで食べて帰ろうかなーなんて考えてたら、後ろから名前を呼ばれ、振り返るとクラスメイトで同じ塾の宮地がいた。「よっ」「やっほ！これから牛丼食べに行くけど宮地は？」「俺も牛丼行く」なんて会話を交わして２人並んで歩く。これが受験生の青春。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

放課後の教室に宮地くんだけがいて、昼寝をしていた。綺麗な寝顔に釘付けになる。前に彼に告白したのだが、「好きな人がいるから」ということで、フラれてしまった。寝てる彼との距離、現在１５センチ。たぶん、もうこれ以上近づくチャンスは二度とない。【もう少しだけ、この距離で。】#黒バスプラス

杏 @ann_yume

キスをしながら器用に私の服を脱がす彼の服を私が脱がしてやる。どちらも我慢しきれなくて、ボタンを引っ掛けて上手く外せない。早くシたくてシたくて堪らなくて、勃たたせて、濡らしてる。「そんなに濡らして淫乱だな」「清志こそもうこんなに大きくしちゃって」ああ、夜は長い。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

清志は完全にスイッチが入ってる。主人公がヒロインにしていたことを実際にされて、思わず興奮してしまう。「こんなに可愛がってやってるのに我慢できる？」と映画の台詞を真似し、主人公のように激しい愛撫をする彼に、私もあの映画のヒロインのように、深いキスで応えるのだった。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

キスシーンの多い恋愛映画を一緒に観てたら、途中で妖しい雰囲気になった。清志が指を絡めてきて、腰に手を回し、耳を噛んだり、いたるところにキスしたり。「映画観てるのに」と拒んでも止めてはくれない。もう内容なんて頭に入ってこない。さあ、映画をバックミュージックに始めよう。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

「明日休みだし、泊まりに行ってもいいか？」と清志に訊かれ、びっくりしすぎて「え゛っ？」と声が裏返った。「なんだよ、文句あんのか？轢くぞ」と言われた私に拒否権はない。「じゃあ、お前の家の近所のコンビニに６時な」って伝えること伝えてさっさと帰る私の彼氏様。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

Francfrancに行って、「このソファおしゃれー！クッションも素敵ー！」「そうだな」「あっ、この皿もかわいい！お揃いにしよ！」「......ちゃんと同棲したらな」っていう休日を、めっちゃ照れてる半同棲中大学生宮地さんと過ごしたい。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

喉が痛く、体もだるくて、家に着くなりベットに倒れ込む。「大丈夫か？」って清志が聞いてくれたけど、「んー」と曖昧な返事を返す。そんな私の頭を撫でて、「今日は俺が夕飯作る。他のことも全部やっておくから。ちゃんと休んで治さないと轢くぞ」とぶっきらぼうな彼なりの優しさ。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

シャワーを済ませベッドに潜る。こういうことは初めてではないけど、清志とは初めてだから少し緊張する。最近付き合い始めた年下の彼。清志はいきなり私の手をぎゅっと握り、「俺、こういうの初めてだから。...優しくして」って顔を真っ赤にして俯いて、消え入りそうな声で呟いた。#黒バスプラス

杏 @ann_yume

放課後、清志の教室にお邪魔。扉からそっと覗いて、彼を見つけて「きーよーし！」って呼んでみる。「叫ぶな！轢くぞ！」って顔を真っ赤にして怒られちゃった。少しだけしゅんとしてると「部活オフだから、帰りどこか行くか？」って照れくさそうに言われて、思わず笑った。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

お菓子特集を見てたら自分も食べたくなってきて「食べたーい」って言ったら「うぜー」ってため息を吐かれ「ロードワーク行ってくるわ」と放置プレイ。でも数分後に戻ってきて、コンビニで買ったデザートを無言でデーブルに置く清志。#黒バスプラス http://t.co/RgDCyxzMvG

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杏 @ann_yume

空気が凍ったのも一瞬で「そういうおめえはどうなんだよ」と切り返していてほっとした。宮地が自分のグラスに手を掛け、チャンスだと思い避難しようとしたら「お前彼氏は？」と今度は私に飛び火。「いるわけないじゃん！今までいたことないから」あははと笑って誤魔化す。#黒バスプラス #宮地プラス

杏 @ann_yume

１人の少女が無邪気に駆けて来て抱き着く。「ガキかてめえは！」って言うと「ガキだもん」って擦り寄ってきて真っ赤になる。平然を装って「調子乗ってると轢くぞ」って言うと「キヨが轢けないこと、知ってるよ？」って上目遣いで見つめてくる。そんなあいつは可愛い奴。#黒バスプラス #宮地プラス