反抗的主体をめぐる哲学(その他諸々)
- Abraxas_Aeon
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「ラカンが象徴界と想像界とかいってるけどどういうことなんだろう」と思いながら 必死で文章を記号的に読んでいたときのほうが、 今の自分よりもよっぽど象徴界の住民なのだった。 うーん、なんだかなあ。
2010-02-16 23:26:11こないだ友人と飲んだときに話したことだけど、 霊夢の「何者にもとらわれない能力」って、 フロイトの「ものごとに平等に注意を向ける能力」と同じっぽいよね。 分析家なんでしょうか、霊夢って。 だから勘で事件が解決できるのかな? 正しくサインを拾うということ。
2010-02-16 23:28:32@Abraxas_Aeon 丸山は『言語と無意識』はナナメ読みしたんですが、何かこう…覚えてないけど違和感を覚えた気がします(すごい適当にしか覚えていないw)。
2010-02-16 23:39:40@suppatenkoh おお、『言葉と無意識』読まれてましたかw。違和感ですか、どういう感じなんでしょう?
2010-02-16 23:41:50象徴界:主体に先立って存在する他者。具体的には父性であり、制度であり、掟である。「あらゆる個人に先立って存在する秩序-個人がそこに着陸し、そこで教育される社会の枠組み」=「ラングの秩序」=「ル・サンボリーク(クリステヴァ)」=「超自我(フロイト)」丸山流だとこんな感じですねぇ。
2010-02-16 23:42:52@Abraxas_Aeon ええ、でもその解釈についておもうところをいくつか述べてみたいと思います。まず、その解釈は、秩序(ノモス)を観念的に捉える傾斜を持っていないか。これについて。
2010-02-16 23:46:39人間は無数のサインを受けてそれに応答を返しながら生きている。 その諸サインの現れるパターンが文化によってだいたい決まっている。 そのパターンを守らないから異邦人は気持ち悪いという感覚を呼び起こす。
2010-02-16 23:48:45象徴をこうしたサインとして理解するならば、 「あらゆる個人に先立って存在する秩序」というのは、 われわれを取り巻く無数のサインの流れを的確に表現できていないので、 表現として的確ではないということになりませんか?
2010-02-16 23:50:07@suppatenkoh あると思いますね。観念形態として固着している部分だと思います。ただ、彼の場合コスモスとノモスをそれぞれランガージュとラングに分けてますので、前者が秩序というなら後者は規範といったところでしょうか。本人は歴史的伝統的な諸慣習や社会的・文化的制度といってます
2010-02-16 23:52:42@Abraxas_Aeon 言語論についてはうといので『言葉と無意識』を開きつつの応答になるわけですが、コスモス=可能な配列、ノモス=推奨される配列ということでしょうか。
2010-02-16 23:57:06@Abraxas_Aeon コスモス=ランガージュ=詩的言語、ノモス=ラング=日常言語 ととれる部分があるので…(p178)そうですね、文体の歯切れがわるいのも好きになれないw十川幸司とか千葉雅也とかすごい好きですよ。
2010-02-17 00:00:06@suppatenkoh ああ、なるほどw。確かにそれはあるかもしれませんw。本人の中で分かっている分、そのまますっ飛ばした感があるのは否めませんw。
2010-02-17 00:01:55@suppatenkoh ちなみにこちらはTLがどんどん流れていってしまうもので、そちらの書き込みをみたらいつの間にか応え切れてないところがw
2010-02-17 00:03:24@suppatenkoh あらゆる個人に先立って存在する秩序」が表現として正しくない、ということですが、そちらの視点は、私なりの捉え方をすればラング(=間主体・共同主観)がたくさんあることを前提にしているのだと思いますが、ちがいますでしょうか?
2010-02-17 00:06:35@Abraxas_Aeon すっごいフォローしてますもんね。 で、どのみちコスモスを観念化したいんだったら唯物論にする以外ないと思うんですよ。可能な接続なんてもうありえないくらい無数にあるわけだから。そうでなければ整理のための簡略化だとあきらめるしかない。
2010-02-17 00:06:56@Abraxas_Aeon ちょっと用語法的にイレギュラーな使い方ですが、分かりますかね…?「観念化したいんだったら唯物論にする」なんて。
2010-02-17 00:08:44@Abraxas_Aeon ラングが多数存在する、ということではないです。もうフラットな何でもありの唯物論を考えています。固定された秩序はない、と。(そういう意味では、秩序を多数化しているとはいえるかもしれません)
2010-02-17 00:12:08@Abraxas_Aeon マルクス主義での物象化という言葉の意味は知りませんし、普段使わない語彙なのでニュアンスはよく分かりませんが。人と人との関係を物と物の関係として考えるという意味では。
2010-02-17 00:13:46@suppatenkoh なるほど。ちょっと整理してみましょう。今話していることは私に送ってくださった論考のこととも関っていることかと思いますし。まず、丸山との比較ですが彼の趣旨は、ニーチェの「力への意志」が含まれているので、根本的に反抗的主体を念頭においています。
2010-02-17 00:23:44@Abraxas_Aeon その力への意思をわたしはすべての物質的変化とほぼ同一視しています。スピノザ的世界を考えています。
2010-02-17 00:26:23