スクロールについてくるうざいバナー広告の名前がわかるまとめ

web広告にくわしい tklt_05 さんが教えてくれたので意気込んでまとめました。
7
大戸又 @nobunaga504

人間だから画面追従してくるバナー広告をクリックした時は「開発者も誤クリックしろ」ぐらい思うよ

2014-01-05 14:57:33
大戸又 @nobunaga504

「人間の動きに合わせて機械的に反応してくる」というのはこれが広告だから嫌悪感があるのかしら。

2014-01-05 15:04:42
アボガボ @beta_2

スクロール追従型バナー広告が、ゲームによくある妖精・召喚獣・動物とかのチビキャラがふよふよとついてくるアレみたいだったら、とかおもいます。

2014-01-05 15:12:09
アボガボ @beta_2

スクロールの動きにちょっと遅れてバナーが動くわ、誤クリックするわ、その瞬間にリンク飛んで勝手に表示するまでだいぶ時間を食うわで、時間と興味が削がれるのが嫌なのよね。

2014-01-05 15:15:52
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

何度か「スクロール追従型広告バナー」についてのいろいろをTwitterで目撃しているので、中の人としてちょっと吐き出してみようと思います。そもそもあのバナー広告、その名をオーバーレイバナーといいいます。オーバーレイ、つまり閲覧しているサイト(媒体)をまたいで画面の最前面に居座る。

2014-01-05 15:26:20
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

Web広告、おもにバナー型広告(我々はディスプレイといいます)のあれこれでよく騒がれるのは、「邪魔くさい、あるいはエロい、なので不快だ」というもの。これは誰が悪いのか、という話ですが、広告のフォーマットを決めているのは基本的にメディア(サイト)です。広告主じゃないんですよね。

2014-01-05 15:29:20
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

広告のフォーマットはメディアが決めています、それをクライアント(広告主)に買ってもらうんですね。僕らが楽しんでいるサイトは、こうやってご飯を食べているわけです。追っかけてこない埋め込み型のバナー(インラインバナー)も然り。また広告の銘柄ですが、当然これもサイト側が決めております。

2014-01-05 15:33:01
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

実は広告のフォーマットも、エロだのアダルトの銘柄も、サイト側が結構積極的に企画して決定しているのです。じゃあどうやって設計や掲載に至るのか、という部分ですが。このへんは「広告枠として、何をバリューに提供するか」という部分との戦いなのでございます。

2014-01-05 15:35:34
アボガボ @beta_2

無駄クリックは無駄広告費が代理店にいくだけで消費者も広告主も両損だとおもうのだけど、「興味がなくとも踏まれさえすればいい」って広告も場合によってはあるのかなー。ものすごい自信があるとか、クッキーとか、ウィルスとか。あんまり思い浮かばないけれど。

2014-01-05 15:39:18
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

広告主がメディアに広告を掲載する目的は大きく分けて「認知」と「獲得」に分類されます。認知はテレビCMによるプロモーションに近く、自社あるいは自社サービスを消費者に知ってもらうこと。獲得はもっとエグく、会員や利用者になってもらうことを目的としております。Web広告には後者が多いです

2014-01-05 15:39:44
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

なぜWeb広告には「獲得型出稿」が多いのか。という点ですが、これはいままでの雑誌新聞やテレビ、ラジオ広告とは決定的に異なる機能があるためです。それは、「成果計測」。ある広告が、どれほどの効果をもたらしたかが完全に丸裸になるわけです。これが割としんどくてサイト側はみんな大変なのです

2014-01-05 15:44:29
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

Web広告における成果計測、がある中で先ほどのオーバーレイ バナーの話に戻ります。効果計測がまだ浅かった頃、広告主に期待させる効果としては「クリック(タップ)」の費用対を見ている段階がありました。基本的にディスプレイ広告はインプレッション(=広告表示回数)で取引されます。

2014-01-05 15:49:31
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

全ての広告表示がタップされるとは限りません。というか、ほぼ全てが「広告うぜー」とか言いながらスルーされます。だけども広告主はタップして自社サイトに流入してくれることを期待しているわけです。つまり、サイト側に求められるのは「どれくらいクリックさせるか」なわけですね。タップ率が勝負。

2014-01-05 15:52:33
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

時期的には一昨年の夏頃になりますが、このタップコスト(つまり広告表示に対するタップ数)の良し悪しが広告媒体としてのスペックとされました。メディアの閲覧数と閲覧者数は限られております。ということは。タップさせる仕組みが必要になってくる、こうして生まれたのがオーバーレイ広告なのです。

2014-01-05 15:55:45
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

オーバーレイ広告は、とにかく誘導数(タップして自社サイトへユーザーを飛ばす数)が多く、また低コストで実現されるため結構人気が出ました。過去形になっているのは、今後はおそらくだんだんなくなっていくだろうと(僕は)考えているからです。お分かりかと思いますが、あの、効果が悪いんですね。

2014-01-05 15:58:44
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

そもそもサイト利用者がこれだけ「UZEEEEEEE」となっている以上、飛ばされた先でコンバージョン(購入や会員登録)に至るユーザーなんか全然いないだろ。。。という、なんかもう空前絶後のアタリマエな展開になっているわけですね。まぁそうでしょうと。なのでこれ以上は増えないと考えます。

2014-01-05 16:01:56
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

とはいえなくなるとも思っておりません。追いかける分、現状の技術では計測の出来ていない視認効果はあるでしょうし、アダルト書籍系の広告主なんかは、引き続き出稿が続くと思います。なんにせよ誘導コストが優秀な分、エロみたいな「老若男女日本国民は全員ターゲット」みたいな訴求は当たりますし

2014-01-05 16:04:38
アボガボ @beta_2

客を「獲得」するには興味がない人にでも「中身を見てもらわないことには始まらない」から無理やりにでもオーバーレイでとぶってことかなー。あとタップされなくても、たとえ誤タップでムカついても「認知」、知ってもらう効果はあるもんね。そのムカついた記憶はやがて親近感となって残るかもだし。

2014-01-05 16:06:24
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

じゃあ今後はどうなるか、について。なくなりはしないまでも、今度は 「形を変えておもしろい感じになる」という進化。我が友人 @beta_2 くんの言うような「ゲームのキャラが〜」なのは、実はもうAmebaで去年の夏くらいに試験的にやってたりします。(最近は入ってないみたいだけど)。

2014-01-05 16:10:01
アボガボ @beta_2

そうか!「興味がない人がいない」内容ならいいのか!(腹落ち

2014-01-05 16:11:22
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

まったく別の領域、これはアドフォーマット(オーバーレイだのバナーだの)とは異なるアドテクロノジーやデータマネジメント領域になるんだけど、この辺が昨年の夏くらいから超ホットで(個人的に)、何がかっていうと、クロスメディア、あるいはクロスデバイスでの広告評価ができるようになった点。

2014-01-05 16:13:36
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

っちゅうのも「バナー見たけどタップしてない(無視した)けど実は記憶に残っててしばらくして別の経由(検索とか店舗とか)で成果になった」みたいな途方もないコンバージョンモデルが計測可能になっちゃったのだ。これは結構すごくて、つまりは「だから出稿価値ありますよ」って言えるようになった

2014-01-05 16:16:37
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

こうなってくるともうスマホだろうがテレビだろうが山手線のラッピングだろうが店舗での初売りセールだろうが、ありとあらゆる垣根がなくなってしまうわけ。ここまで来るともう広告業界の全面戦争。陣取り合戦になってくるわけですね。いわゆるビッグデータとか、データサイエンスみたいな話になる。

2014-01-05 16:19:05
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

いわゆるオーディエンスデータとかも出てきて、これはあれですよ、閲覧履歴(を個人が特定できないように加工したもの)で、これも広告表示ロジック(ターゲティング)や効果計測に使われるのです。何月何日の、何時何分に、どのサイトで、どの広告を見て、その後どうアクションしたか、みたいな。

2014-01-05 16:21:48
高橋 流れ𝕏 @Tklt_05

そんなこんなのをそれこそ100分の1秒以下で、配信精査(時間帯×配信オーディエンス×配信メディア×入札単価×想定される興味関心)で表示 しているのがいまのバナー広告だし、インターネット広告市場になります。すごくね?みんなひーひーはーはーです。非常にむつかしい。就活生きをつけてね。

2014-01-05 16:27:01