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2014年1月5日

セルフヘルプグループの役割、意義

鈴木映二先生の表記呟きをまとめました。
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鈴木映二 @suzuki_seishink

今晩は。私はノーチラス会という双極性障害のセルフヘルプグループの代表を務めています。今晩は、セルフヘルプグループの役割、意義について呟きたいと思います。なお、今晩のお話は久保紘章先生のセルフヘルプ・グループ(2004)相川書房や世界的権威のKatz博士の論文などを参考にします。

2014-01-04 21:36:51
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その1;当事者は病気になったことで社会から烙印を押され(病名そのものが烙印となっている場合もあります)、劣等感にさいなまれますが、セルフヘルプグループはそこから開放してくれます。

2014-01-04 21:37:08
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その2;当事者は感情を押し殺して生活しなければなりません。病気になった悔しさ、病気が理由で受けてきた言われもない屈辱などを誰にもぶつける事が出来ません。そんなわだかまった感情をセルフヘルプグループは解き放してくれます。

2014-01-04 21:37:22
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その3;双極性障害のような感情が一定しない病気の方の場合は、周囲の人はどう扱っていいのか戸惑ってしまいます。しかし、当事者同士なら少なくても経験的に理解できるので、よりうまく受け止めてくれます。

2014-01-04 21:37:37
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その4;専門家は治療の対象としての病気を熟知していても、人間的に受け入れてはくれません。当事者も自分が人間として受け入れてもらえているかどうか戸惑いますが、相手が当事者であれば安心です。この安心は何物にも代えがたいものです。

2014-01-04 21:37:48
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その5;生活にリズムを付ける事が出来ます。例えば、月に一度でも定例会に参加しようと思えば、それまで全く自宅に引きこもっていた生活から卒業できます。事務所の手伝いなどに参加すれば、さらにリズムが出来ます。

2014-01-04 21:37:59
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その6;社会参加の機会になります。当事者の方は社会から隔絶されていることが多いので、これは大変重要な事です。人間は社会的な動物です。社会と繋がって初めて人間らしい生活を取り戻して行けるのです。Harman 博士は、これを社会との再結合と呼びました

2014-01-04 21:38:14
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その7;情報を得る事が出来ます。専門家の中には素人同士の情報のやり取りを嫌がる人もいますが、私は意味があると思っています。当事者間ではなるべくいい情報を伝えようという力動が働くと思いますし、小さな人間関係の中ですから相手の人間性も分かります。

2014-01-04 21:38:27
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その8;病気の症状に対抗する工夫の事を対処方法といいますが、セルフヘルプグループの中で、それを教え合う事が出来ます。個々の当事者は自己流とは言え素晴らしいアイディアを持っているものです。それを行かさない手はないと思います。

2014-01-04 21:38:37
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その9;モデルとなる人に出会う事が出来る。病気になった人は、自分の将来がどうなるのかと不安になります。この時、病気をうまく克服した人を実際に目の当たりにする事が出来ると、その人を目標として頑張る事も出来ますし、現実的な方策を立てる事も出来ます。

2014-01-04 21:38:49
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その10;認知を再構成できる。認知とは出来事に対する捉え方です。病気になると、それまでの認知では対応できなくなり、人によっては大変歪んだ認知を獲得してしまいます。セルフヘルプグループの中で、それをもう一度作り直す事が出来ます。

2014-01-04 21:39:01
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その11;アルコールの自助会には「変えられることを変え、変えられないことは受け入れ、その両者を区別する理性を持つ」というモットーがありますが、これなどは新たな認知ともいえます。

2014-01-04 21:39:13
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その12;認知を再構成すると、新たな生きがいや目的に繋がっていくことがあります。そして、それは取り戻す人生ではなく、新たな出発へと繋がります。一旦どん底を見た人は本当の自分に気がつく事が出来るのかもしれません。

2014-01-04 21:39:24
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その13;何度か参加するうちにグループ内における役割を担う事が出来ます。最初は椅子の片付け位からかもしれません。しかし入院中は一方的にサービスを受ける身ですが、些細な事でも自分の労力を提供するという体験は、受動的存在からの脱却の第一歩です。

2014-01-04 21:39:34
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その14;さらには、他者の話を聞く立場になるでしょう。他者を受け入れ、情報を与え、先輩としてのモデルとなる事も出来ます。このように他者を援助することによって実は自分自身が最も癒されます(援助による援助)。

2014-01-04 21:39:45
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その15;このような過程を経て、自分自身の存在価値を再認識する事が出来ます。そして人間が本来持っている権利を自分も持っていることを自覚する事が出来ます。そうすると、社会福祉など認められた権利を主体的に利用するきっかけになります。

2014-01-04 21:39:55
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その16;さらには、自分だけがたまたまいい薬や主治医に出会って回復すればよいという考えではなく、セルフヘルプグループの仲間、ひいては病気の人すべてが幸せになるにはどうしたらいいかを考え始めます。

2014-01-04 21:40:06
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループの役割・意義、その17;みんながよりよく回復していくために、治療はどうあるべき、福祉はどうあるべきか、一番よく分かっているはずの当事者として社会を変えていく前向きな活動に繋がります。(今日はここで終わります)

2014-01-04 21:40:15
鈴木映二 @suzuki_seishink

セルフヘルプグループについての昨日の呟きに少しだけ付け足したいと思います。セルフヘルプグループに参加することによって当事者はセルフヘルパー、プロシューマーになれます。セルフヘルパーとは仲間と共に生きていく生き方をしている人を指します(岩田泰夫、川島書店、2008)(続きます)

2014-01-05 08:38:04
鈴木映二 @suzuki_seishink

プロシューマーとは、作り出す(プロデュース)と消費する(コンシューム)の造語です。作り出し消費する人、つまり援助の受け手でもあり与え手でもある人になる。セルフヘルプグループでは、仲間を助け、仲間に助けられる存在です。さらには、グループの運営や社会に対してもプロシューマーとなります

2014-01-05 08:38:20
鈴木映二 @suzuki_seishink

そしてセルフヘルプグループの昨日として、昨日言い忘れたこととして、自らが行う調査と研究があります。これは、専門家が行うものとはことなり、生活にニーズから生まれたものですが、方法は科学的に行うことが大切です。そういう意味では専門家と連携することも必要です。(以上です)

2014-01-05 08:41:25
鈴木映二 @suzuki_seishink

障害を持つと健康な自分を失い価値がなくなったかのように感じると思います。双極性障害や統合失調症のように珍しい疾患では周囲に同じ病気の人もいないので孤独になります。でも、同じ病気にかかった他の人にとっては、あなたの存在が癒しになるのです。病気を持っているというだけで価値があるのです

2014-01-05 11:17:10

コメント

マーク @marc8581 2014年1月5日
まとめを更新しました。 タイトル訂正 誤:セルフグループ~ 正:セルフヘルプグループ~
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