島昭宏さん "原発メーカー訴訟について学ぼう"

seki_yo @seki_yo

「原賠法の 目的、1条に『被害者の 保護と 原子力事業の 健全な 発達のため』とある」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「3条 1項の 原子力事業者とは、電力会社 および 燃料加工工場等を 指している」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「原賠法では 民法 709条の 過失の 要件を 問われない、すなわち 被害者側は 無過失、証明しなくても よい」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「しかも 無限責任、賠償額に 一定の 上限がない」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「ところが、4条 1項に『3条 1項以外のものは すべて 免責』とある、つまり 電力会社以外は 誰も 責任を 追わなくてよいと 明記」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

(訂正)「しかも 3条 3項で『PL法は 適用しない』と、すなわち 製造者責任が 免除されている」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「つまり これは 原発メーカーが 二重、三重に 保護されている 仕組みに なっている」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「本来であれば 国家賠償法で 国が、PL法で メーカーが、当然 電力会社同様 責任を 負うはず」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「これが 何を 意味するのか」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「日本の 原発メーカー、東芝、日立、三菱が 主契約者、原発の 製造を 請け負い、電力会社 9社と 電力卸会社 (Jパワー) が 供給を 受ける」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「原発事故が 発生すると、住民に 被害が 発生し、被害者は 無条件で 電力会社に 賠償を 求めることが できる。 ただし 賠償額が 納得できる 数字かどうかは 別だが」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「原賠法には、前もって 賠償措置を 取らなければ 原発は 動かせないと ある。 つまり 保険に 入ることが 求められている」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「この 保険の 枠組み、福島第一原発では 全体でも わずか 1,200億円。 今回の 事故とは ケタが 2つ 違っている」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「それを 越えた 場合、国が 支援し、今回は 東電を 破綻させないという 施策が 取られ、結局 電気料金、税金で 賄われることに」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「こうした 金の 流れに、原発メーカーは まったく 関与しない、これが 責任集中原則 あるいは 責任集中制度と よばれるもの」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「原発導入当初、米英から メーカー責任の 免除を ウラン燃料 提供の 条件とされた。 米国でも 同じ 仕組みを プライス・アンダーソン法により 導入」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「こうした 法律は、原発技術 導入の 際に 提供国から 求められるため、世界中に ある」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

(訂正)「法律を つくらない場合には、パリ条約 あるいは ウィーン条約に 批准するよう 求められる」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「このような 仕組みが 世界中を 覆っている。 つまり、原発メーカーの 責任が 問われないまま、世界中に 原発技術が 普及してきた」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「原発メーカーは 製造者としての 重い 責任を 免除されている」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「インドだけは、ポパール化学工場の 大事故を 教訓として、特別な 法を つくっているが」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「ある 市民グループと メーカー責任について やり取りしてるうちに、ぼくは こうした 本質が 見えてきた」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「これは やらなきゃ、その 必要性が 強いことを 実感、昨年 1年間かけ 原発メーカー訴訟を 準備してきた」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「原発メーカーに 責任を 問うことで、はじめて 原子力体制が 揺らぐ」(島昭宏さん)

seki_yo @seki_yo

「だが。原賠法では メーカは 免責と 決められている。 実際、JCO 裁判のとき、JCO は 資力が 乏しいため 100% 親会社の 住友金属鉱山も 被告に 加えたが、地裁、高裁ともに 認められなかった」(島昭宏さん)