米軍嘉手納基地滑走路補修訓練が示唆するものを、国際関係論と安全保障論の学徒・fj197099さんがつぶやく

中国の先制攻撃に備えた滑走路の強化、自衛隊は同様の滑走路修復技術や短距離離発着技術を持っているのか。
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fj197099 @fj197099

米軍が嘉手納基地で滑走路修復訓練を公開(http://bit.ly/9AETuc)。基礎知識が無ければ読み飛ばしてしまうだろうが、こういう些細な情報に実は重大な意味がある。つまり米軍は嘉手納のような前方展開基地が実際に中国の先制攻撃を受けることを想定していると言うことだ。

2010-10-21 15:36:50
fj197099 @fj197099

中国の弾道・巡航ミサイル等による先制攻撃で滑走路が使用不能になれば、(特に航空部隊の)前方展開の意義は直ちに失われる。そのため迅速な滑走路修復技術は絶対に必要だ。戦闘機を短距離で離発着させる訓練も必須となろう。米軍はそれだけ中国の先制攻撃をあり得るものと見なしているのである。

2010-10-21 15:39:09
fj197099 @fj197099

二つの観点から日本としても無視できない。まず前方展開基地の脆弱化は結局は米軍内で基地の意義への疑問を生み出すかもしれない。抑止力に係わる問題である。二つ目として、自衛隊は同様の滑走路修復技術や短距離離発着技術を持っているのか。緒戦で空自が機能不全ということになってはたまらない。

2010-10-21 15:42:40
fj197099 @fj197099

月並みな言葉だが備えあれば憂いなし。中国の先制攻撃に備えた滑走路の強化などの対処を日本としても入念に行っておく必要があろう。それに前方展開基地の意義、共通の抑止戦略などについても日米間の協議を充実させることが重要であると言える。いつまでも普天間に振り回されている余裕はないのだ。

2010-10-21 15:44:58