佐々木俊尚さんsasakitoshinaoの「最近、日本独自の文化にまでガラパゴス呼ばわりする事例とか散見されて、ちょっとやり過ぎだよなあと思う。」
ジャーナリスト。(株)SFプロトタイピング共同代表。アベマプライム、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」レギュラー出演。総務省情報通信白書編集委員。TOKYOFM放送番組審議委員。情報ネットワーク法学会員。東京長野福井の3拠点移動生活者。お仕事や取材のご依頼はsasaki@pressa.jpへ。
最近、日本独自の文化にまでガラパゴス呼ばわりする事例とか散見されて、ちょっとやり過ぎだよなあと思う。ガラパゴスの当初の定義は「国内市場に最適化されすぎたために国際競争力を失ってしまうケース」だったはず。
2014-01-12 16:24:12グローバルプラットフォームの上でローカルな文化やコンテンツが流通するという構造になっていて、このプラットフォーム部分が採れないこと=ガラパゴス化。流通するモジュールがローカルなのは別に当たり前の話で、批判される理由などない。
2014-01-12 16:31:01@sasakitoshinao ガラパゴス化は国内に最適化されたために国際競争力を失ったものを当初は指していた。でも自動車や和食など国際競争力が高いものもある。それらもガラパゴスという人もいるが、呼び名よりも、一番の論点は国内に最適化して競争力を失ったものと得たものの差だろうな。
2014-01-12 16:40:37むかしは国内市場最適化=国際競争力、だと思われていた時代もあったんですよね。日本の消費市場はレベルが高く、日本市場で勝てれば海外でも勝てると思われていた。それがずれはじめて、ガラパゴスと言われるようになったという歴史的経緯。>RT
2014-01-12 17:00:04日本の食なんかは、東京や京都の質の高い消費市場に支えられて高度化し、それが海外の美食家にも受け入れられている。だから食は日本の国内市場に最適化されているけど、ガラパゴスにはならない。
2014-01-12 17:02:09ガラパゴスということばは、日本の国際競争力をどうするのか?という議論から生まれてきた言葉。それを固有文化の独自性を非難する用語として使うのは、まあなんというか「罵倒語をあらたに作っただけ」ということにしかならず、なんら建設的ではないね。
2014-01-12 17:04:19@sasakitoshinao 日本という地の利を活かして未来的な実装を行う「進化」でもあったわけですしね。否定的な意味のガラパゴスを見る度に、世界のごく一部でしか運用できないような挑戦的な先進技術を導入して生活を豊かにすることは、競争力とは異なる価値があるのではとも思うのです。
2014-01-12 17:53:15@sasakitoshinao おそらく明治時代の近代化を進めていた頃にもそういう勘違いをしている人は多くいたのかもしれませんね。そう考えると私はこの誤解すらロマンを感じてワクワクしてしまいます
2014-01-12 18:00:48昨日短く連投したお話のまとめ。これもっと突っ込んで議論していきたい。/佐々木俊尚さんの「最近、日本独自の文化にまでガラパゴス呼ばわりする事例とか散見されて、ちょっとやり過ぎだよなあと思う」 http://t.co/anb9Vece4r
2014-01-13 08:23:05