クラムボン=コマドリ(クックロビン)説のまとめ

宮沢賢治『やまなし』に登場する「クラムボン」の正体について考えてみました。
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IHS工房|テツノオロチが叩いて砕く @ihsworks

このまとめに書かれているコト ・クラムボンの正体はコマドリではないか?  ┗北原白秋の影響について ・その根拠(コマドリは賢治作品のどこに出てくる?)  ┗ chirp chirp → かぷかぷ? ・雑誌『赤い鳥』とマザーグースについて ・宮沢賢治とマザーグースについて

2014-01-21 20:15:24
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【時間が無い方のための要約】 クラムボン=コマドリ(クックロビン)説の根拠 ・語感が似ている ・「こまどりのお葬式」を日本に紹介した『まざあ・ぐうす』の出版年と「やまなし」の発表年が近い ・コマドリは夏季に日本へやってきて、冬季になると中国南部で越冬する

2014-01-26 15:23:22
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・コマドリを含む小鳥のさえずりは英語でchirp(チャープ)→かぷかぷ?

2014-01-26 15:07:42
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2010年の春頃、宮沢賢治の『やまなし』に登場する「クラムボン」の正体について考えていて、ダラダラとブログのほうに書いたのですが、まとめ方が酷くて読みにくい記事のまま放置していました。

2014-01-14 09:56:10
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あれから特に進展は無かったのですが、Twitterでつぶやいてまとめておいたほうが何かと便利だと思いますんで一気にやってしまいます。

2014-01-14 09:57:26
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※その後2014年になって進展があり、追記しています(主にchirpのあたり)。書かれている内容がちょっと前後するのはそのためです。

2014-01-26 14:02:05
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まとめ作者のブログ「羽生田トライアングル」 http://t.co/BJaZrbjC2s ブログ版まとめ(まとまっていないけど…) http://t.co/Y3ftkXGAWI

2014-01-14 10:52:25
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宮沢賢治 やまなし - 青空文庫 http://t.co/c5cDf1J3Rk やまなし - Wikipedia http://t.co/VrSJYo3Fu9 宮沢賢治/やまなし クラムボンの正体 (※他の方によるまとめサイト) http://t.co/as0K1LPT13

2014-01-14 11:01:06
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クラムボン=コマドリ(クックロビン)説 解説用の図 http://t.co/o5O9QoWCLM

2014-01-22 06:08:29
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パタリロ ED クックロビン音頭 http://t.co/Hh5ZxMTec9 誰が殺したクックロビン(誰がこまどりを殺したの?) 歌詞・日本語訳 http://t.co/WBYuglNzFC

2014-01-14 11:11:00
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クラムボンの正体はコマドリ(クックロビン)ではないか?

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クラムボン=コマドリ(クックロビン)説。最初は本当に思い付きでした。「クラムボンとクックロビンって語感が似てるよね~」ぐらいの感じだったと思います。ですがちょっと調べてみたら、それがいろいろときっちりハマってしまうのです!

2014-01-14 10:36:11
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パタリロのクックロビン音頭の元ネタ(厳密には元ネタの元ネタ)がマザーグースであるというコトは知っていたのですが、それ以上はよく知らなかったので、まずはクックロビンから調べました。

2014-01-14 11:35:10
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※ちなみに「こまどりのお葬式」は“おそうしき”ではなく“おとむらい”と読みます。これはまとめ作者自身もついうっかり間違える(苦笑)。

2014-01-26 14:33:24
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ここで私がまず気になったのが以下の記述。 >日本で初めてこの詩を訳出したのは北原白秋で、1921年、マザー・グースの他の作品と共に『まざあ・ぐうす』として出版されている。

2014-01-14 11:40:41
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北原白秋が宮沢賢治と同時代の人というコトと、賢治の作品には北原白秋の影響がみられるらしいというコトはどこかで見聞きしていたので、ここでまずピンと来たのでした。

2014-01-14 11:48:26
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そこで『やまなし』が書かれた年を調べます。岩手毎日新聞に載ったのが1923年(大正12年)4月8日、そしてなんと成立したのは1921年1922年!(推定) http://t.co/17wLq0IRs2

2014-01-14 11:59:19
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北原白秋訳の『まざあ・ぐうす』と時期的にドンピシャなのです! この発見(?)がクラムボン=コマドリ説のスタート地点となりました(が、ここからが大変だったのであります…)。

2014-01-14 12:15:41

※追記 北原白秋の影響について

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北原白秋訳『まざあ・ぐうす』の「はしがき」と、『注文の多い料理店』の「序」はかなり似ている。これはちょっと読めばハッキリ分かる。

2014-01-20 10:27:36
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北原白秋訳『まざあ・ぐうす』はしがき >お月夜の空や朝焼け夕焼けの色どりを心にとめて、いつも美しいあなたがたのお夢を深めてくださるよう。そうならわたしはどんなにうれしいかわかりません。 http://t.co/YcJjelQZcv

2014-01-20 10:29:56
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宮沢賢治『注文の多い料理店』序 >これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹にじや月あかりからもらってきたのです。(中略) >あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。 http://t.co/tfvXfEVg1b

2014-01-20 10:33:11
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ちなみに…宮沢賢治は自費出版した『春と修羅』を北原白秋に献呈しているとのこと。

2014-01-26 14:27:49

その根拠みたいなもの(コマドリは賢治作品のどこに出てくる?)

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