fitsmalock2000せんせのジャッジ採点話まとめ

ためになります。
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スケートファン

Finsmalock2000 @finsmalock2000

【スケートファン】古い時代からのファンは、今の連盟審判やテクニカルの人たち、インストラクターが若い現役選手時代から知っている。だから、彼らが半ば手弁当で各地方大会のジャッジや強化に携わってることも知識として知っている。だから、特定の好きな選手はいても決して一辺倒にならない。続く

2014-01-03 23:57:03
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【続き】特定の選手一辺倒のファンだけにならず、選手、インストクター、連盟役員全ての1つの”スケート・ファミリー”として見ている。ファンたちは、夏の強化合宿等で連盟役員と選手たちが朝昼晩一緒にごはんを食べ、小さい選手は連盟役員たちに昼休みに遊んでもらい、コンビニに連れて行ってもらう

2014-01-03 23:59:22
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【スケートファン:おわり】そんな心温まる関係にあることも見聞きしている。だからこそ、彼らを分け隔てなくファミリーの応援団として強力に後押しする。選手たちはそんなファンこそが、国際大会の会場に足を運び応援してくれてることに感謝こそすれ、迷惑がることは皆無。

2014-01-04 00:00:58

真央とヨナ

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【真央とヨナ1】スケートをやってる日本の女の子のチビちゃんたちに“好きなスケーターは?”と聞くと、真央とヨナが多数を占める。一部の方は納得したくないだろうが、チビちゃんたちは日韓両国関係とか、誰が憎たらしい顔をしたからとか、そんなことは知らずただ、純粋に一人のスケーターとして、

2014-01-06 21:16:45
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【真央とヨナ2】純粋に、濁りのない無垢な目で一人のスケーターとして2人の魅力を語る。スケーターの魅了に国家は無関係。 真央のエレガントで人の心優しく掴んで離さないスケート。ヨナの音もなく一気にトップスピードに乗るあのスケート技術を感覚的に感じ取る。

2014-01-06 21:21:50
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【真央とヨナ3】また、本当に深くフィギュアスケートを見ているファンは、ひとづてにも大会会場内にある関係者しか入室が許されない“スケーターズラウンジ”の存在を知ってるし、そこで真央もヨナも他の数々のスケーターたちがチームリーダー、コーチも一緒に空き時間に談笑してる事実も知っている。

2014-01-06 21:24:16
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【真央とヨナおわり】要は、周りが色々憶測で言われている中、現場の選手やコーチたちは、昔から結構平和にアスリート同士ならではの関係を築いているということ。信じたくもない!と感じる人もいようが、実際はこれが真実の姿。

2014-01-06 21:28:37

ジャッジ席

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【ジャッジ席】『全ての審判が公正な採点を!』と声高に言い続けるファン。全く正論、全く同感。ジャッジは、スケーター個人を見ているようで見ていない。ジャッジはスケーターの演技した作品そのものとだけ対峙して採点する。

2014-01-08 00:53:40
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席】ジャッジは、選手が1要素終えるごとに目に前のモニターと手控えに瞬時にガイドラインを参考に採点結果を記入し、尚且つどんなエラーか、どんなプラス要素があったかも併せて走り書きする。演技から目を離さずに。演技はどんどん先に進むため、手控えはお世辞にもきれいとは言えない

2014-01-08 00:56:31
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席】1要素についての評価を記入しつつ、5comの評価も併せて考えながらジャッジしなければならない。滑りの質は?、繋ぎはたくさんあるか?、プロジェクションがあるか?、プログラム構成、各要素の配置はバランスが良いか?、振り付けでそれらのプログラムを上手に表現し切ってるか?

2014-01-08 00:59:21
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自分が学んできたスケートのジャッジについての知識、選手権クラスの元スケーターならば、自分が肌で感じるスケーター達の技術のクオリティを評価のベースにもできる。好き嫌いではなく、目の前で行われている事象が、スケート技術としてどれだけ評価が与えられるものか?ジャッジの頭にそれしかない。

2014-01-08 01:02:17
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席】ISUジャッジの手引きには、『観客の歓声に影響されない』という項目がある。“パフォーマンス”としては素晴らしくても、立ち止まってのポージングが多すぎたり、それによって片足滑走が少なかったりすれば、いくら踊りまくって会場を興奮のるつぼと化したとしても、評価は落ちる。

2014-01-08 01:06:05
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席】だから観客が湧きに湧いた出来の選手の得点がいまひとつ伸びない。観客は確かに不満だ。ただ、ジャッジはそれに左右されることなく、淡々とあるがままを、スケート技術に則った中で採点する。そういう事象は、世界レベルに限らず国内のローカル大会でも少なからずある。

2014-01-08 01:15:25
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席 終わり】ジャッジにはとにかく時間的な余裕がない。瞬時の入力のために誤入力することもないとは言い切れないのが現状。ただ、ナショナルジャッジあるいは国際ジャッジクラスになると、全ての要素を瞬時に評価するスピード感と頭に入れる情報量がとても多いところは、さすがと感じる。

2014-01-08 01:21:48
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席その2】競技会において、ジャッジは自らの書き込みの入った手控えやガイドブックの持ち込みは禁じられている。国内のローカル大会等では、ジャッジ育成面も勘案し、レフェリー判断でガイドブック等の持ち込みが許可されるケースもある。

2014-01-09 16:41:07
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席その2】特にブロック大会以上の競技会では、各ジャッジ席横に自らが採点した選手の手控えを入れるかご等が用意される。なぜこの入れ物に手控えを入れるかというと、旧OBOシステムが第1滑走者を採点基準に設定し以降の滑走者と”相対評価”していくのに対し,

2014-01-09 16:43:14
Finsmalock2000 @finsmalock2000

現IJSルールでは 選手1人1人を”絶対評価”するため、前に演技した選手に与えた評価を参考にしないためである。IJSルールが採用された当初は、OBOに長年慣れてきたために、どうしても相対評価をしてしまいがちま面もあったが、現在では 切り離して考えられるようになっていると思われる。

2014-01-09 16:43:49
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席その2】自分が担当するカテゴリーの時間のジャッジはとても忙しい。演技中は演技する選手の動きをルールやガイドライン、自分の考える「良いスケートとは?」「良いプログラム構成とは?」のロジックをフル回転させながら演技を見ていく。

2014-01-09 16:44:40
Finsmalock2000 @finsmalock2000

経験の浅いジャッジが、初めて全国レベルの大会のパネルに入るときは、ジャッジもかなりの緊張感の中で採点をする。自分のスケートに対する見方が正しいのか?要素の見落としはないか?、要素の採点に目が行き過ぎてトランジションや振付に目を向けられていたか?、

2014-01-09 16:45:48
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席その2】採点モニターの操作は手際よく行うことができるか?etc。 ジャッジは場数を多く踏むことによって、自分の採点基準の構築につながる。またジャッジにとって最も大事なのは、省級テストのジャッジである。

2014-01-09 16:46:29
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席その2】初級から8級までの選手たちの省級テストを審判し、合否判定~選手やコーチへの合否内容の講評まで行う。これは年間の中で必ずジャッジの義務として最低限こなさなければならない活動で、全国各地のリンクで1つのリンクあたり多いところで月1回行われている。

2014-01-09 16:47:18
Finsmalock2000 @finsmalock2000

【ジャッジ席その2 おわり】講評の際に、ジャッジは選手やコーチに対して、合否基準を明確に説明したうえで、ジャッジの目から見た良かった面、良くなかった面を説明する技術が求められる。選手、コーチ、ジャッジの3者が、競技会以外でもかなりの頻度で普段はコミュニケーションをとる機会がある。

2014-01-09 16:47:45
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