平成25年度研究協議会「博物館とボランティアの新しい地平」まとめ
プロボラと考えれば普通のことなのかもしれないけど、事例紹介の写真の方達がみんなご高齢で、社会における仕事のあり方とかそんな文脈関係なく、徳川様だからやってるんじゃないかと思ったら、かなり引いた。
2014-01-17 17:58:34今回議論になってた、「ミュージアムでのボランティアは生涯学習か否か」という問題、私もずっと考えてきたことでした。以前は「結果として生涯学習になるのはいいことだけど、本来ボランティアとは、人のためになることが一番の目的」と思ってました。
2014-01-17 18:28:16でも今回、いろいろな意見を聞いて、私の中では「ミッションさえ共有できていれば、館とボランティア、双方の動機や思惑はバラバラでもかまわない」という結論になりました。
2014-01-17 18:31:20たとえば、「無償の労働力」として見ている悪い例だとされる「発送作業の補助」について。館は「人手がほしい」と思い、ボラAは、「作業に来れば友達とおしゃべりできる」と思い、ボラBは、「人前にでる解説は絶対無理だけど、美術館に関わりたい」と思っている。それでいいじゃん、と思いました。
2014-01-17 18:36:33解説が拙かった時も、「来館者を楽しませること」を最初のミッションに設定しておけば、館はボランティアに対して、「利用者として接するべきか」「スタッフとして接するべきか」ではなく、共に達成するべき目標にむけて、一緒に解決策を探ることができるんじゃないでしょうか。綺麗事ですが。
2014-01-17 18:42:19「来館者を楽しませる」力がどうしてもつけられないのであれば、ミッションから外すことも考えられる。(なるべくしたくないけど)「自己実現」や「生涯学習」は、それぞれの思惑であって、ミッションの達成をまず第一にする。そうすれば説明はつきやすい気がする。
2014-01-17 18:46:15「ボランティアは本当に必要なのか?」という問いも、「誰にとって必要か」によって答えが全然変わる。館にとって必要なくても、やりたいという人にとっては必要がある。ある来館者にとって必要なくても、ある来館者にとっては必要かもしれない。
2014-01-17 19:02:37それなら、何かひとつでもミッションを実行するのにボランティアが有効なら、他人の権利を侵害しない範囲でやればいいんじゃん、と思いました。
2014-01-17 19:04:29地域の損傷した文化財を見るたびに、自分が技術的に可能なものはボランティアで修復したくなるが、それやっちゃうと修復の仕事がなくなったり、費用が不当に安く思われたりと、(続) RT @agneau_kasumi 古文書の修復とかの専門的な業務を、プロがボランティアしているとのこと。
2014-01-17 19:11:43費用が不当に安く思われたりと、結果的に自分や仲間の首を絞めることになるから、実際にはやらない。ただ、損傷が拡大しないための応急処置とか、保存環境の改善で文化財周りの清掃とかをやることはある。
2014-01-17 19:12:24文化財の修復という仕事は一般的でない(普通周りに修復家とかいない)ので、正しくやると人件費もかなり掛かり、それなりの対価が必要な仕事です、と強く言わなきゃいけないと思っている。ボランティア的な行為は、ともすると修復業界の人間が食えなくなり、結果的に修復ができなくことでもある。
2014-01-17 19:14:13「生涯学習はボランティアか否か」問題は、一時期、国の方針で、生涯学習機会の提供のためにボランティア導入が推奨された経緯があるから…という話も出ていましたね。
2014-01-17 19:17:19もちろん、震災のような緊急事態は同列には扱えないと思う。洋服とか野菜とかの具体的なものを売るのと違って、文化財の修復って、ちょっとやってよ、とかけっこー言われがちなんだよね。いい加減にはやらないし、ちゃんとやるなら対価をいただきます。
2014-01-17 19:19:59@nanami_yuki 連ふぁぼ失礼します。大分前に博物館学系の本でボランティアの是非について記されたのを読んだ記憶があります。あれから結構時間が経ってるので現在の様子が気になってました。
2014-01-17 19:21:51本当にそう思う。紙継が取れかけている部分1箇所とかなら継ぎ直すけれども、「じゃあ出来るんだったら裏打ちし直してよー、表装し直してよー保存でしょww」って言われた日にゃ…。(まぁ、言われましたけど。表装の方のお仕事とる様な真似は一切しませんけれどね!!!)
2014-01-17 19:25:41@kandelion いえいえありがとうございます!研究会でも「昔から変わらない問題もあれば、新しい問題もあるね」という話になりました。先進的な取り組みとしては、都美術館のトビラー(あえてボランティアのボの字も出してない)が面白いので見てみてください。
2014-01-17 19:27:32博物館ボランティアと文化財修復の話が別々に流れてますが、今日の博物館ボランティアの事例の中で出ていたプロフェッショナルボランティアの中で著名な所OBの方による古文書修復のボランティアの話が出ていました。話を聞いた時、「えっ、このレベルの方がボラやってくれるの?」と思いました。
2014-01-17 19:33:35修復家というと個人の工房的なイメージなんで一生もんの仕事っぽく思いますが、そうではなく組織に属していて定年される方もいる訳で、そうした方がボラ参加している訳です。で、なんでそんな方がと思ったのですが、やっぱり修復する対象が葵の御門なんで、御威光じゃないですがそうしたステイタスも
2014-01-17 19:38:11