都知事選主要候補者のご先祖様の話

都知事選に立候補を予定している主要な候補者について、ご先祖様を調べてみました。舛添氏→筑前遠賀郡の庄屋、細川氏→江戸大名、宇都宮氏→戦国大名、田母神氏→大名の分家、中松氏→江戸旗本?ということのようです
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松平俊介(東龍) @matu2syun

舛添要一氏が在日朝鮮人からの帰化だと騒いでいる人が居ますが、その根拠は「TVタックルでも在日の祖父が戦前に朝鮮名のまま議員に立候補してたこと 語ってたな。」「「朝まで生テレビ!」で、舛添要一は「自分は朝鮮人の子供」と暴露したことがある。」というようなもので、噂の域を出ないのです

2014-01-19 17:30:51
松平俊介(東龍) @matu2syun

だいたい、番組名だけが出て、日付もやりとりも何も出てこない、というパターンはデマっぽいよなあ。

2014-01-19 17:32:53
松平俊介(東龍) @matu2syun

例の舛添氏のデマは2010/04/24の二ちゃんのスレ「舛添要一は朝生で帰化朝鮮人とカミングアウトした」からあるようですね

2014-01-19 17:34:37
松平俊介(東龍) @matu2syun

どうも、この話は元々舛添氏が発表した論文『立候補した父親とハン グルの選挙ビラ、参政権が朝鮮人にあった『戦前』を考える』(講談社、月刊現代、2000)をメチャクチャ曲解した話から出たのかもしれません。舛添要一氏の父の舛添弥次郎氏がなんでも選挙戦のビラにハングルとカタカナを用いた

2014-01-19 17:38:08
松平俊介(東龍) @matu2syun

(承前)という話があり、この頃の若松市(現・北九州市)では朝鮮人有権者に被選挙権があったので、内務省が通達を出して、投票所にハングルの五十音表を貼りださせるようにした、舛添氏の父のビラにハングルがあったのはそのせいだろう、という論文なのですが、

2014-01-19 17:41:45
松平俊介(東龍) @matu2syun

そこをものすごく曲解して「舛添氏の父の選挙のビラにはハングルが」→「舛添氏の父親は在日朝鮮人だ」という話が形成されたのやも知れません。舛添氏本人は「徳川家光の時代にまでさかのぼる ことができ、江戸時代は庄屋として栄えた」といっていたそうです

2014-01-19 17:44:41
松平俊介(東龍) @matu2syun

なお、舛添姓については「現福岡県北部である筑前起源とも言われる。近年、福岡県に多く、特に遠賀郡遠賀町に多数みられる。」http://t.co/8JpaEZJC6Jとあります。確かに福岡県遠賀町には舛添さんが検索でも散見されます

2014-01-19 17:46:34
松平俊介(東龍) @matu2syun

なお、他の候補者についても多少書きましょう。まず細川さんは清和源氏で有名ですから省きます。宇都宮さんは藤原氏道兼流。出身が大分なので宇都宮鎮房の系統かな?

2014-01-19 17:48:52
松平俊介(東龍) @matu2syun

田母神さんは陸奥の田村一族だと太田亮氏の『姓氏家系大辞典』にはあります。更に遡ると坂上田村麻呂まで行きますからすごいですが、『続日本紀』には、「坂上田村麻呂は、後漢の霊帝の曾孫、阿智王の後なり」とあります。いずれにせよ古い家ですね。

2014-01-19 17:54:02
松平俊介(東龍) @matu2syun

田村家は御存知の通り伊達政宗の奥さんの実家で、江戸期には伊達一門衆としてお大名でした。田母神さんは足利義持の時に田村宗家から分かれ、戦国時代には小田天庵に使えた家だといいます

2014-01-19 17:56:16
松平俊介(東龍) @matu2syun

田母神さんのご主君?の小田天庵というのは、あの「常陸の不死鳥」小田氏治のことです。氏治の配下に田母神大蔵という武将が居た、田母神大蔵は真壁道無(武芸者として有名な真壁暗夜軒?)にも仕えていた…と『真壁記』にある、と、太田博士が引く『新撰国志』にはあるそうです。武芸の家ですね

2014-01-19 18:02:37
松平俊介(東龍) @matu2syun

中松さんは、直参旗本の子孫だと称していらっしゃるようですが、『寛政譜』『文化武鑑』に中松姓の旗本は見当たらないようです。他の文書を見ないとダメかも分かりません

2014-01-19 18:04:04
松平俊介(東龍) @matu2syun

以上、太田亮『姓氏家系大辞典』、『寛政譜』『文化武鑑』、webサイト「半月城通信」http://t.co/IumC0TYaGr 等を参考にしました

2014-01-19 18:05:36