さめたんが行くRepública Portuguesa(ポルトガル共和国)

さめた めいこ @same0421

さて、今月8日から17日にかけて行って来たポルトガル・スペイン旅行について、遅まきながら呟いていこうと思います。

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この旅行は卒業旅行ということで、友人と二人（女性二人）で行って来ました。行く場所が全て決まっているツアーでは、行きたいところへ行けずに終わってしまう。さりとて、個人で飛行機やホテルを手配するのは骨が折れる……ということで、有名旅行会社「地球の歩き方」を利用することにしました。

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ガイドブックで名の知られたこの「地球の歩き方」は、飛行機・ホテル・都市間長距離移動という、旅行の枠組みだけ設定してくれるツアーを提供しています。私たちはそのツアーのうちのひとつを使わせて頂きました。

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飛行機・ホテル・都市間長距離移動など、全部ひっくるめて約23万円でした。

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1月8日早朝、初の日本脱出に興奮しながら最寄りの空港へ。持って来たデジカメが壊れていたことに気付き、落胆しつつもルフトハンザ航空の旅客機に搭乗しました。フランクフルト経由でリスボンへ向かうのです。

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ルフトハンザはいかにもドイツらしく（勝手なイメージですが）、生真面目に行きとどいた雰囲気でした。それに引き換え、フランクフルトで乗り継いだポルトガル航空（TAP）！もう、本当に、全然違うのです。いかにもラテンのノリです。

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まず、乗務員同士で楽しげに談笑しています。その愉快な空気に当てられて、こちらまで何やら楽しくなってきたところで機内食が出ました。それを食べ終えた頃、色黒のイケメン乗務員さんが近付いてきました。やおら両手の親指を立てて "Gooooooood!!!???"（超絶スマイル）

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乗務員さん「機内食おいしかったー!!??」 私・友人「はい（勢いにのまれながら）」 乗「それは良かった！で、どこからきたの？」 私「日本です」 乗「良いところだよね！今ヴァケーションなの？」 私「はい」 乗「ポルトガルを選ぶって、すごく良いチョイスだよ！良い旅をね！」

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その後、通路を挟んで私たちの隣に座っていたハイテンションのイギリス人男性に「ねえ君、マイケル・ジャクソンに似てるって言われなーい？」と絡まれている彼を見たのですが、やけに冷静に「言われないです。髪型とスタイルが似てるだけでしょう」と返していて、テンションの違いに驚きました。

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ちなみにこれが、TAPの機内からリスボンの町を撮った写真です。町の明かりが暖色系なのと、山がないのとにびっくりです。 http://t.co/WLQ6Zxwd3f

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リスボンに到着後は、旅行会社が手配してくださった送迎サービスでホテルへ。フロントでは英語が通じます。ポルトガル訛りの英語は、少しふわっと間延びした印象です。

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翌9日、王家の避暑地・シントラへ向かうべくホテルの最寄り駅Parqueに行きますと、まさかの地下鉄ストライキで駅に入ることすら出来ません。地図に強い友人の導きにより、シントラ行きのポルトガル鉄道（CP）が出ているSete Riosまで一時間ほど歩きました。

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ポルトガル鉄道Sete Rios駅は、リスボン地下鉄Jardim Zoologico駅と繋がっています。これはジャルディン・ズーロジコ駅周辺の写真です。高架下に動物の絵が描いてありますね。 http://t.co/pyAWDh9v5u

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リスボン周辺を地下鉄と電車で回るのには、このポルトガル版Suicaとも言うべきViva Viagemが便利なのですが、いかんせん使い方が複雑です。うかつにタッチしてはいけないトラップのような改札があったりもします。 http://t.co/LTA0Qwgh9K

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シントラからは、ユーラシア大陸の最西端・ロカ岬へのバスも出ています。私たちはまず、午前中にロカ岬へと向かいました。東の端から西の端へ、というのが、実は私のこの旅のテーマだったのです。 http://t.co/0Cacg8K0AE

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観光客の皆さまが写り込まないように必死に撮った灯台の写真です。 http://t.co/yxD7XaPcvR

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ロカ岬にはそうそう見るところもないので、凄絶に運転の荒いバスに揺られてシントラに戻りました。遅めの昼食にシントラ駅近くのカフェでソパ（ポルトガル風野菜スープ）とビーフサンドを頂いた後、シントラ巡りを開始しました。写真は駅前風景です。 http://t.co/xJFPIXoLxO

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シントラはバスで巡ることが出来る町です。ただ、停留所の案内が一切ない上、「ここに停まるよ」表に全ての停留所が書いてあるわけではないので、便利かと問われれば首を傾げざるを得ません。 http://t.co/6juWdzSClY

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かくいう我々も、ムーアの城跡へ行こうとした時に遥か手前で降りてしまいました。もう色々と面倒になって、近くにあったレガレイラ宮殿に行くことにしたのですが、ここがとても楽しかったのです。 http://t.co/AzOP3fnNgG

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レガレイラ宮殿は、元々王家の別荘だったそうです。それを大富豪が買い取って改築させ、その結果として、色々な建築様式が混ざり合った奇怪な空間が生まれています。

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そして、ここの面白さは、厨二病が爆発したかのようなそのネーミング・センスとテーマ設定です。まずこの「儀式の井戸」（直訳）は、「祝福された空間」であり「秘儀的で錬金術的な関連性に満ちており、天地の繋がりを強く感じさせる」そうです。 http://t.co/DUYKwaEILX

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また、こちら。床の赤い十字架は、テンプル騎士団の旗と同じ紋章です。この紋章があちらこちらに使われています。 http://t.co/XpjZV31U79

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また、このレガレイラ宮殿には、やたらとgrotto（洞窟、祈禱用岩屋）があります。このグロットのうちの一つ、確か「レダのグロット」だと思うのですが、これがまるでゲームの回復ポイントのようでした。写真は私と友人が写っているのでアップ出来ないのですが……

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ごっちゃりとした柱です。 http://t.co/bozAg3obuo

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