とある教授の『不平不満(コンプレイント)』…日本の大学教員は、なぜ、雑務にこれほど追われるのか? 他

@ynabe39氏のツイートシリーズ。
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社虫太郎 @kabutoyama_taro

それはある種の「ミクロ教育学」的視点ではないでしょうか。マクロには、「現状の大学ですら」一人でも多くの人が行く方が日本は少しでもまだましな社会になると思うのですが…。 RT @ynabe39 大学に行かない、という選択肢が大きくなればなるほど、大学教育にとってはプラス。

2010-10-23 02:32:24
渡邊芳之 @ynabe39

他の条件が一定であれば、私もそう思います。RT @kabutoyama_taro: それはある種の「ミクロ教育学」的視点ではないでしょうか。マクロには、「現状の大学ですら」一人でも多くの人が行く方が日本は少しでもまだましな社会になると思うのですが…。

2010-10-23 08:16:51
渡邊芳之 @ynabe39

しかし現実には大学進学率の上昇が学費の高騰を呼び、学費負担による貧困を呼び、若者の進路の多様性を奪い、そして大学教育そのものの効果も低下させています。 @kabutoyama_taro

2010-10-23 08:20:33
渡邊芳之 @ynabe39

そこにはマクロな経済状況も深く関係しています。好況で経済が膨張し税収がどんどん増える時には、進学率の向上で増加する教育経費を社会が支えることができます。またその成果として育成される人材には活躍の場が与えられ、そのことがまた税収を増やします。

2010-10-23 08:28:33
渡邊芳之 @ynabe39

この良い循環が不況によって崩れると、社会は教育を支えられなくなり、教育経費の自己負担が求められるようになります。もともと教育は儲からないもの(赤字がデフォルト)であることから、経費の公共負担分が一定であれば、教育を受ける人の数が増えれば増えるほど、学費は高騰します。

2010-10-23 08:32:57
渡邊芳之 @ynabe39

一方で、不況の時には高い学費を払って大学を卒業しても、それに見あった活躍の場や収入が期待できなくなり、そこからの税収を教育に投入することもできなくなります。学費はなすます上がり、大卒者がそれを回収することはますます困難になります。

2010-10-23 08:36:30
禿げたい田中 @eieioh748

俺のことだw RT @ynabe39: 一方で、不況の時には高い学費を払って大学を卒業しても、それに見あった活躍の場や収入が期待できなくなり、そこからの税収を教育に投入することもできなくなります。学費はなすます上がり、大卒者がそれを回収することはますます困難になります。

2010-10-23 08:38:52
渡邊芳之 @ynabe39

大学進学率が高いほうがいい、という考えのかなり根本的な部分が、好況の持続と経済の膨張に支えられている、それが期待できない時代における進学率の向上はむしろ貧困やその他の問題を引き起こす、ということです。

2010-10-23 08:41:32
渡邊芳之 @ynabe39

もちろん「大学は学問の場であり、学問は個人の収入や税収増大には繋がらない」と皆が同意しているなら、大学はこの問題から自由になります。しかしそうであれば大学に行く人は今よりずっとずっと少ないでしょうし、そこに社会から財源が投入されることも少なくなります。

2010-10-23 08:46:15
渡邊芳之 @ynabe39

私から見ても東京の私学の先生たちが私より4割も多い給料をもらってるのは高杉だと思いますねw RT @sheltercity: テレビ局同様ですが、素朴な疑問として「大学教員の給料が高すぎないか?」と思ったりもするわけですが。 

2010-10-23 08:48:08
渡邊芳之 @ynabe39

ただ教員の給料を例えば半分にしたとしても、国立大学の学費はおそらく5万円も下がらないと思いますし、私大でも10万は下がらないのではないでしょうか。 @sheltercity

2010-10-23 08:50:44
渡邊芳之 @ynabe39

一方で、すでに起きていることですが、給料が安いと優秀な教員ほど給料の高い大学へと移って行きます。文系では国立大の優秀な人は軒並み私学に移ってしまっています。給与を高くすると優秀な教員を集められ、教育の質が上がるのは事実です。

2010-10-23 08:54:17
渡邊芳之 @ynabe39

現在でも日本の大学教員の給料はたとえばアメリカより安いですし、そうなると優秀で言語の壁の低い分野の研究者は日本からも出て行きます。日本の大学教員が給料が安いばかりか労働環境もどんどん悪化していることが、この流れに拍車をかけます。

2010-10-23 08:57:35
melon @melonVFX

なるほど。 RT @ynabe39: 大学進学率が高いほうがいい、という考えのかなり根本的な部分が、好況の持続と経済の膨張に支えられている、それが期待できない時代における進学率の向上はむしろ貧困やその他の問題を引き起こす、ということです。

2010-10-23 08:58:04
@peace_apple

@ynabe39 アメリカに行った日本人教員も、事務仕事をするんでしょうか?研究よりも遥かにハードルが高そうです…

2010-10-23 08:58:57
渡邊芳之 @ynabe39

同時に、優秀な人がそもそも大学教員を目指さなくなります。これは医師の給与が今の半分だったら医療がどうなるかと似ていて、教員の給料を下げることは実際に大学に通う人や社会にとってほとんどメリットがありません。

2010-10-23 08:59:50
渡邊芳之 @ynabe39

日本と比べればほとんどしなくていいらしいですよ。RT @peace_apple アメリカに行った日本人教員も、事務仕事をするんでしょうか?研究よりも遥かにハードルが高そうです…

2010-10-23 09:00:47
御子神 @mikogami22

大昔東大の先生(数学)が日本に帰ってきたら雑用が多くて閉口したと。 RT @ynabe39: 日本と比べればほとんどしなくていいらしいですよ。RT @peace_apple アメリカに行った日本人教員も、事務仕事をするんでしょうか?研究よりも遥かにハードルが高そうです…

2010-10-23 09:02:07
@peace_apple

@ynabe39 給料が高くて研究に集中できる!というところだけみれば、アメリカに行かない理由がないですね。社会構造の違いが原因ですか。

2010-10-23 09:03:19
御子神 @mikogami22

公務員とかの公共セクターも同じなんだと思う。給与を下げるなら仕事の内容も比例して下げないと。はっきり言えば馬鹿でもできるようにする。 RT @ynabe39: 同時に、優秀な人がそもそも大学教員を目指さなくなります。これは医師の給与が今の半分だったら医療がどうなるかと似ていて、

2010-10-23 09:04:30
山口智美 @yamtom

比べたらどうか日本で働いてないのでわからないですが、事務系仕事もありますよ。RT @ynabe39: 日本と比べればほとんどしなくていいらしいですよ。RT @peace_apple アメリカに行った日本人教員も、事務仕事をするんでしょうか?研究よりも遥かにハードルが高そうです…

2010-10-23 09:07:37
渡邊芳之 @ynabe39

台湾とかオーストラリア、NZなどの大学で働く日本人も増えてますね。理系なら基本的に研究能力さえあればどこでも通用します。RT @MiyaRiki_office: シンガポールは集めてますよね。

2010-10-23 09:08:17
山口智美 @yamtom

ついでにこれも、大学と分野によります。日本の大学の先生給料高くて羨ましいなあと思っている私であった。RT @ynabe39: 現在でも日本の大学教員の給料はたとえばアメリカより安いですし、そうなると優秀で言語の壁の低い分野の研究者は日本からも出て行きます。

2010-10-23 09:08:22
渡邊芳之 @ynabe39

いまどき国立大に異動するなんて奇特な、と思ったら「くにたちへいどう」ですねw RT @gsd9720: さて、今日は短期大学部のAO入試。その後、国立に移動します。

2010-10-23 09:09:28
渡邊芳之 @ynabe39

研究にも事務は必要だしゼロであるわけはありませんが、今の日本の大学における雑用量は異常です。RT @yamtom: 比べたらどうか日本で働いてないのでわからないですが、事務系仕事もありますよ。

2010-10-23 09:11:46
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