竹熊健太郎先生の、電子漫画市場動向と今後の展開推測

編集者、ライター、漫画原作者の竹熊健太郎先生による、電子書籍媒体上(ウェブ展開含む)での漫画界隈の動向に関する言及です。「複数の関係者から聞いた話を元に判断した結論です」とのことですが、興味深い話として覚え書きしました。 個人的に経験してきたこと、見聞きしている話と多分に一致しており、信憑性は高いように見受けられます。特にお金周りの点は重要な話ですね。 見方を変えると、昨今話題のプリペイドカードとJコミ周りの仕組みの組み合わせで面白い事ができそうなヒントでもあるようなないようなごにょごにょ。 続きを読む
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竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
電脳マヴォは電子雑誌と銘打っておきながらKindleとか電子配信出版に丸で興味がなさそうなのがいいですね。というメールを戴きました。興味がないのではなく、やる人間がいないのです。そしてその為にアルバイトを雇ったとしても、アルバイト代を上回る収益が得られないという事もあります。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
この際なので私が個人規模を超えた商業コミックデータ販売が失敗すると考える理由を説明します。 ⚫︎概して人間は無形のデータには金銭を支払いたくない」。 ⚫︎なので価格は低く抑えざるを得ない。最初は紙と同程度の価格を設定していた出版社も、現在は⚪︎巻まで無料!キャンペーンをしている。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
⚫︎少しでも金銭を徴収するとなると、サーバのセキュリティ管理は格段に厳しくなり、顧客対応が発生してコストがかかる。少しでもコストを減らさないと電子出版のメリットがない。 挙げればもっとありますが、私は電子出版はあくまで個人がやるもので、企業がやる意味はないのではないかと思います。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
⚫︎以上、あくまで企業レベルの場合だが、個人が始めるにしても、制作コストのかかる漫画の電子配信は不利。これから余程の革命的なブレークスルーが起こらない限り時期尚早でしょう。
片山 功士 @katayama_k
@kentaro666 カードを持っていない学生向けの決済手段が少ないっていうのも厳しいですよね...
如月悠帆 @yuho_kisaragi
@kentaro666 サーバーコストや顧客対応など、基本的にはプラットフォームの問題(決済や配信はプラットフォーム側のサービス)なので、出版社などのパブリッシャーから見ると、データ制作コストのみが問題なように思えるのですが、その辺はどうなのでしょうか。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
追伸。これまで書いた「コンテンツに課金する」方式に昨年秋から動きが出てきました。DeNAのマンガボックスとNHN Play Art のCOMICOです。この二つはIT企業が母体だけあって、どちらもコンテンツは無料です。全て「それ以外で利益をとる」ビジネスモデルです。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@katayama_k ええ。そこはプリペイドカード式のwebマネーの普及に期待したのですが、しませんでしたね。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
.@yuho_kisaragi はい、そうでしたね。私は、プラットフォームから自社で賄わない限り、利益の薄いマネタイズだと思っているのです。勿論仰有るように制作費(原稿料)は掛かります。同時に中抜きされるなら、個人電子出版で…と考えるのは人情だと思います。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@yuho_kisaragi また決済会社に対する手数料もかかりますし、サーバ代も月数万はかかるでしょう。そう考えるとこれは儲かりませんよ。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
.@yuho_kisaragi それから版元が行う電子出版は作家にはメリットが一つもない、事があります。というか、これが一番大きいですね。
土居豊 @urazumi
激しく同意します。“@kentaro666: .@yuho_kisaragi それから版元が行う電子出版は作家にはメリットが一つもない、事があります。というか、これが一番大きいですね。”
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@urazumi @yuho_kisaragi 本当に今は「出版社」の意義が問われている時代だと思います。
土居豊 @urazumi
電子で値引きされて印税一割ではメリットないです。“@kentaro666: @urazumi @yuho_kisaragi 本当に今は「出版社」の意義が問われている時代だと思います。”
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
複数から聞きました。昨年秋から水面下で企業の「漫画家争奪戦」が始まっているようです。それもIT企業、ないしIT系出版社がネットや即売会で声を掛け、手当たり次第に執筆契約を結んで連載させているようです。システムは漫画版元とはまるで違うので、これから混乱期に入ると思います。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
既にプロ作家さんには出版社系以外はなかなか声がかかりません。問題はアクセス数に応じて原稿料が上下する変動相場制に耐えられるかです。もしかすると今後、漫画界に二つの「業界」が発生する可能性があります。

コメント

山田 剛 @yamadacsa 2014年1月25日
『二つの「業界」が発生する可能性』つまり新しいビジネスモデルが誕生する可能性は竹熊さんも認めているので、新規参入組は必死に頭を使う & 試行錯誤する時期かも。旧勢力はそれまであえて何もしない、のもひとつの考え方かも。
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