「東京を世界一のブラック企業都市に」する舛添氏、「ブラック企業の新しい成長に点火する」細川氏

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「東京を世界一のブラック企業都市に」する舛添氏、「ブラック企業の新しい成長に点火する」細川氏 http://t.co/krTPXg5vAH 今回は、ダンダリン（労働基準監督官）も注目する国家戦略特区と労働法制の規制改革の問題について都知事選各候補の政策を見てみました。

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舛添氏の政策：安倍内閣の国家戦略特区制度と連携して、幅広い産業政策を実施し、東京を規制改革のモデル・ケースとします。※舛添要一氏の公式サイトの政策は実際に見てもらえば分かる通り東京都民をバカにしているとしか思えないようなしろものです。 http://t.co/krTPXg5vAH

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細川氏の政策：国家戦略特区を活用し、同一労働同一賃金の実現を目指すとともにハローワークは、国から都へ移管し民間の職業紹介とも合わせてきめ細かな就業支援を実現します（中略）既得権のしがらみを断ち、国ができなかった思い切った改革を進めます http://t.co/krTPXg5vAH

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舛添氏は、「安倍内閣の国家戦略特区と連携」して東京を規制改革のモデルケースにすると公約し、細川氏も同様に「安倍内閣の国家戦略特区を活用」して、ハローワークは、国から都へ移管すると公約しています。 http://t.co/krTPXg5vAH

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国家戦略特区と労働法制の規制改革は何をもたらすのでしょうか？以下私が企画した現役の労働基準監督官の座談会を紹介します。「《労働基準監督官座談会》ブラック企業をなくすために働く――ダンダリンで注目集める監督官の人数は他国の半分以下」『国公労調査時報』2014年１月号第613号から

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◆労働法制規制緩和の突破口としての国家戦略特区◆これまでも全国的に労働基準の規制を徐々に緩和してきた流れがあり、国家戦略特区はその延長線にある。特区が労働基準の緩和の突破口を開く新しいツールになっている。自分の地域は関係ないと思っていると、いずれ全国の労働者へと影響が及ぶ

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◆国家戦略特区はあまりに乱暴でデメリットが大きい◆特区は、労働規制に全く適さない。特区だけ競争条件が変わってしまう。中国で賃金が安いからといって中国に工場を移すのと同じように、特区の競争条件が緩くなるなら、その方が有利に決まっている。それが広がり全国で実施されてしまうことになる

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国家戦略特区はペーパーカンパニーに利用することも考えられる。今でも子会社を作ってそこに一定の業務だけをやる労働者を出向させ、その子会社を精算してしまうという手口があるが特区では子会社をつくらなくてもできるということになり、大変危険だ http://t.co/krTPXg5vAH

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◆有料職業紹介はさらに格差を広げる◆有料職業紹介事業を自由化していくと今まで以上に、お金のない人は厳しい仕事、お金のある人はいい仕事ということになる。格差を減らそうという議論がようやく出てきたのに逆行することになり、大きな問題になる http://t.co/krTPXg5vAH

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竹内結子さん扮するダンダリンも強調していた「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」（労働基準法第１条）というのは根本的に重要なわけです。誰でも「どこに住んでいても」適用される一律の労働基準が設けられなければならないのです。

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ところが、「国家戦略特区」構想では、「東京」を「特区」として、この根本的な労働基準を破壊して、無権利の有期雇用の使い放題や、解雇の自由化、長時間過労死労働促進など、まさに「ブラック企業特区」が狙われているのです。 http://t.co/krTPXg5vAH

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「ブラック企業特区」をただ言い換えただけなのが、舛添氏の政策にある「安倍内閣の国家戦略特区制度と連携し」「東京を規制改革のモデルケース」にするということですし、細川氏の政策にある「国家戦略特区を活用し」「既得権のしがらみを断ち、国ができなかった思い切った改革を進めます」ということ

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細川氏の政策にある「既得権のしがらみ」の一つが、誰でも「どこに住んでいても」「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」という労働基準法第１条なのです。 http://t.co/krTPXg5vAH

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舛添氏の政策「東京を世界一の都市に」は「東京を世界一のブラック企業都市に」ということなるし、細川氏の政策「先見的都市モデル」づくりは「ブラック企業都市モデル」づくりを東京でおこなうということ。国家戦略特区は、東京において「ブラック企業の新しい成長に点火する」ということになります。

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国家戦略特区＝「ブラック企業特区」に唯一反対しているが宇都宮けんじさん。政策で「世界一、働きやすく、くらしやすい希望のまち東京をつくります」とし「ブラック企業規制条例」を制定し、若者の使い捨てを許しませんと打ち出しています。 http://t.co/krTPXg5vAH

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#宇都宮けんじ さん第一声：若者が希望を持って働けない状況があります。なかなか就職のできない、職がない、就職できても非正規労働だけだと。正社員になっても長時間労働、過労死、過労自殺が多発しています。 http://t.co/krTPXg5vAH

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#宇都宮けんじ さん：ブラック企業が社会問題になり若者が就職しても、使い捨てにし中にはうつ病を発症して会社を休まざるを得ない。それにかこつけて会社は若者を次から次へと解雇する。こういうブラック企業の問題が大きな社会問題になっています http://t.co/krTPXg5vAH

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#宇都宮けんじ さん：私は、東京都が若い人にとって働きやすい職場環境を作るために、まずブラック企業規制条例を作って、東京でブラック企業がないような町にしたいと考えています。 http://t.co/krTPXg5vAH

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#宇都宮けんじ さん：また、過労死防止条例を作って、長時間条例をやめさせる、サービス残業をやめさせる、こういう条例を作ります。 http://t.co/krTPXg5vAH

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#宇都宮けんじ さん：さらに、東京都が発注する企業、東京事業を受注する企業に関しては、公契約条例を作ります。東京都の公共事業を受注する企業は、そこで働く労働者の最低賃金を保障しないと駄目だと。 http://t.co/krTPXg5vAH

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#宇都宮けんじ さん：さらには、男性と女性が同じ賃金。男女賃金の差別をなくす。こういうルールを確立している企業でなければ、東京都の公共事業を受注させなくする。公契約条例を作ります。 http://t.co/krTPXg5vAH

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▼参考：《労働基準監督官座談会》ダンダリンで注目集めるブラック企業なくす労働Ｇメンの人数は他国の半分 http://t.co/ygfGp4cSey 解雇規制緩和は若者も非正規労働者も救わない「解雇自由」のデンマークより首切り自由な日本 http://t.co/nUxZ4UM1a3