長野県松本市長菅谷氏講演会（於　千葉県流山市）まとめ

永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

きのう菅谷昭松本市長の講演会に流山市まで行きました。遠かった。武蔵野線に乗り換えてえんえんと行く。帰りは武蔵野線から西武池袋線に乗り換えようとしたとたん人身事故で西武池袋線が止まっていたのでさらに帰宅遅れる。

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「今福島県で行われている甲状腺エコー検査で 発見された甲状腺がんが、事故による被ばくと関係があるとはいえない。でもそれなら、検査機器が精密になったから、小さいがんまで見つかったと言い切ってしまっていいのか？」

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『もしも機械が進歩したから、大人になってから見つかるはずだったがんが今見つかっているのだ」と言うなら。「それじゃ、他のがん、胃がんやら肺がん、乳がんも、CTを撮ったりすれば、見つかると言うのですか？」と記者の方に質問すれば？と言っている。が、尋ねた人はいないようだ。』そりゃそうだ

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『「国に健康被害を防ぐための意見を言う委員になれば？」と言われる。国の委員に選ばれることは、疎開を、検査をもっと色々広い範囲で行うべきと何度も言って、嫌われているので、選ばれないと思う。」

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松本市では、空間線量、土壌の放射性物質測定、給食の放射性物質測定、移住や保養の受け入れをしてきたので、福島市に行った時は、「福島市の市長をしてくれませんか」ときかれた。私は「やってもいいですよ」と言った。

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福島県民健康管理調査のリーダーを菅谷さんのような医師がやってくれていたら、山下俊一氏のかわりに菅谷氏が来ていたらぜんぜん違う展開になっただろう。

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「私は医者だから、「子供を疎開させろ」というと、小児科の医師は食べていけなくなってしまう。というのはよくわかる、でも「子供の命とどっちが大事なんだ」と考えて欲しい。国難なんだから、親と離すのは不安だと言うこともわかるが、疎開は必要だし、医師会と協力して、検査体制を早く作って欲しい

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「松本市は、11年から子供や妊婦さんのいる家庭の移住受け入れをしてきたが、一人だけ転向してきた子供は、学校になじめなくて通いたくなくなることが多いので、地域ごとこどもが疎開してくる方がいいと思った」

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「それで、地域ごとに寄宿生活をすればと思う。野球界で有名な王さんと対談したとき王さんは「疎開なら自分もした。自立する良いチャンスではないか」と言っていた。子供だけ離すのは不安だと言うのもわかるが、国難なので、子供を守る事として考えて欲しい。この4月から、松本子供留学制度を始める。

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「希望するこどもの学校や寄宿先をお世話する、NPOを設立した松本モデル。松本で成功したら、他の自治体もやってみようと思ってくれるのではないかと期待している。国が疎開や移住の支援をするべきだが、全く動かない。待っていられないと思った。除染してもとの地域に帰すことばかりやっていた」

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「やっと最近になって、最も汚染された地域は、除染の効果があがらないので、国が土地を買い、もどらないことも選択できる地域も出てきた。チェルノブイリ被災地で行われた対策がもうあるのに、後追うかたちで遅れて対策を取っている現状だ。最初から除染に過度の期待はできないことはわかっていた」

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「国が動かない以上。松本市長としてできることをして、他の自治体があとに続いてやってみようかと動いたら、国もそのあとに動くかもしれないと思った。移住の支援もこれからも続ける。危機感が薄れて、対策が遅れるのを恐れている」

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菅谷昭市長は、ベラルーシに5年半滞在して現地で治療した時の話をした後、一昨年にまた再訪して、現地の医師達に現在の状況を聞いたところ、さまざまな病気に罹ったり体調不良を訴える子供たち、集中力、持久力が衰え、授業時間を短くする必要があり、

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以前はレッスンにも耐えられたのに、今はもう耐えられず。常に疲れている子供たちが増えている。軽度に汚染されている地域でも、汚染されていない地域に比べて、先天異常、低体重児も増えていて、胎児期からの被ばくが原因ではないかと疑われる。」

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このあたりは、インタビューなどでもすでに聞いたことがあるのですが。「ベラルーシは、先天異常時児が生まれると、その子に医療費などがかかることから、妊婦には検査を受けるように定めており、胎児に異常が見つかったら、半強制的に中絶が勧められている」と言う話は初耳でした。

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菅谷昭氏の講演会は満員で「どうしてこんなに沢山人が来たんだろう」と来場者が驚いてました。菅谷氏も「事故がおきた頃は、あちこちに呼ばれたけれど、最近はあまり呼ばれることもなくなったのに、こんなに沢山の方が来られると思っていなかった。でも危機感が薄れるのは危険だ」と言われていました。

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実際。原発安全神話の定着のために多額のお金を使ってないで、予備電源とか、取水ポンプの増強や、危ない原発の廃炉にし、せめてチェルノブイリ事故後は新しく原発を建てないで他の発電方法を開発するのに使う。

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事故を防ぎ、事故時の対応をあらかじめきちんと決めておいて避難の具体的なプランも立てる。それが不可能ならもう原発は諦めて他の発電方法に変えていく。

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停電して30分で復旧（想定ではすることになっていたが）できなかったらもう避難を開始してヨウ素剤配布開始。情報は早くどんどん出す。初期被ばくがひどくなる予想の所からできる限りは焼く逃がす。その後食品や水や土壌を測定して、移住を支援する。

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検査も早期から必要なものを全て、広い範囲で18歳以上の人も対象に無料で実施する。食品と飲料水は厳しい基準で測定して出荷停止と賠償。食品のベクレル表示を行う。などといった措置を早くから取っていった方が、結局健康被害が最小で済み、将来の医療費の負担増を減らせるはずでしょう。

永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

健康はお金では買えないのです。子供や若い人、これから生まれる世代が健康でなくなって、経済が発展していくわけないでしょう。働ける人が、生まれる子供が減っていっても日本は大丈夫なんでしょうか？

永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

因果関係なんて、今議論していないで、健康被害を防止する方策を直ちに実行して、「そんなにする必要なかった」とわかっても、「もっと早く徹底した対策を取ればよかった」とこれまでの公害病の轍を踏み続ける余裕がはたしてあるのでしょうか。これだけ広範囲が汚染され続け事故収束がいつか不明なのに

永添泰子(性暴力から子ども達を守る社会に変えよう) @packraty

『子供には汚染されていない食べ物を。40歳以上の人たちは、多少汚染されているものも食べて欲しいと言っているが、家内に「私たちも70なんだから食べようよというが、家内は「絶対いや」と言います』と菅谷氏が言っていたのが印象的でした（奥様は小児科医だったはずプロジェクトＸで見ました）。

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@karitoshi2011 どうぞ。あ、あと甲状腺エコー以外、どういう検査が必要？と言う質問に、「血液、尿、心電図、免疫系、レントゲン（肺？）検査と、行動が制限されて、精神的にもかなりのストレスがあるはずだから、メンタル面の検査も」と言われてました。