『子どもが減って何が悪いか!』(赤川学)読書メモ

サマリました。
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いちのせき @Ichinoseki

『子どもが減って何が悪いか!』(著・赤川学)読了。 男女共同参画が少子化を解決するのか?少子化の何が問題なのか?今でも根付く「産めよ殖やせよ」に対する客観的な統計からのカウンターアプローチ。性からの自由、さらには、個々の自由。少子化を前提とした社会設計の必要性を説く。

2013-09-13 16:29:05
いちのせき @Ichinoseki

【データリテラシーの必要性】擬似相関、逆の因果、意図あるサンプル選択の可能性。そのデータを引っ張り出すのに何か偏った意図はないか?

2013-09-13 16:30:50
いちのせき @Ichinoseki

データが客観的なものならば、社会として倫理的な提言とは何か? データは「過去・現在」、提言は「未来」。ここをどう結びつけるか?

2013-09-13 16:32:21
いちのせき @Ichinoseki

【男性の家事育児が増えれば子どもが増えるのか?】 著者の分析では変わらない、むしろ増えないと結論。男性が家事育児をする家庭←女性が高学歴フルタイム勤務だから←高学歴フルタイムが出生数増やすかは統計的な差は認められない。 むしろ、主婦・パートのほうが出生数が高いため、そう結論。

2013-09-13 16:33:37
いちのせき @Ichinoseki

【「産みたくても産めない」は本当か?】 子育ての負担を感じているのは、未婚者、未出産者よりも、すでに子どもを産んでいる家庭のほうが高い。両立支援はすでに子どもを産んだ家庭の負担軽減にはなるが、未出産者が出産しようとする理由にならないのではないか。

2013-09-13 16:34:33
いちのせき @Ichinoseki

『…この子育て支援があるからお子さんがたくさん生まれるかというとそうでもないと思いますけれども、女性が子育てしながら社会に参加できるような状況をできるだけつくっていきたい、またそういう環境を整備する必要があるということで……』(1997厚生大臣・小泉純一郎)

2013-09-13 16:35:34
いちのせき @Ichinoseki

『だからといって、男性が家事分担しなくてよいと主張しているわけでもない。したいと思ったらすればいいし、したくなければ(女性が認めるならば)しなければいい。パートナー間で、さまざまな状況に応じてとりきめるべきことで、それ以外の他者による介入は、基本的には余計なお世話だ』

2013-09-13 16:37:00
いちのせき @Ichinoseki

『男女共同参画の是々非々は少子化対策とは切り離して論じるべきなのだ。無理やりつなげて論じようとするから話がおかしくなるのだ。』

2013-09-13 16:41:05
いちのせき @Ichinoseki

少子化のデメリットはつまるところ、この2つ ①労働人口の減少に伴う経済成長の鈍化 ②"現行"の年金制度の破綻

2013-09-13 16:41:43
いちのせき @Ichinoseki

「子どもは消費財か?公共財か?」

2013-09-13 16:42:12
いちのせき @Ichinoseki

男女共同参画と少子化問題を一緒に語らないという指摘は的を射ていると思いました。 もし共同参画が、少子化対策にならないことが立証されたとき、共同参画が不要になってしまうか??っていうとそれは賛成できないからなぁ。

2013-09-13 16:44:23
いちのせき @Ichinoseki

社会が子どもを生むためにあるのか、それとも、子どもが生まれて生きていくために社会があるのか。

2013-09-13 16:44:50
いちのせき @Ichinoseki

「男女共同参画が少子化を解決するというのは、トンデモ理論」からはじまるアグレッシブな本w ハッとさせられたり良い刺激になりました。いろんなものを盲信しないためにもちょこちょこ読みたくなるタイプの本でした。

2013-09-13 16:49:54
いちのせき @Ichinoseki

男女共同参画の先って、個人のダイバーシティだよなぁと改めて感じました。男は仕事、女は家という考えを取っ払いましょうと言っても、男女の属性を取っ払った先は属性という考え方をなくしていくものだよなぁ、と。

2013-09-13 16:54:08