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NASAは激怒したのか――ある『ゼロ・グラビティ』評を受けて

産経新聞に掲載された『ゼロ・グラビティ』に対する映画評にちょっと疑問を感じた作家、海法紀光さんが、さらにそのタネ記事となったロサンゼルスタイムズに当たってみました。 産経新聞の映画評 http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/140126/ent14012617300006-n1.html 続きを読む
映画 ゼログラビティ NASA
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海法 紀光 @nk12
「ゼロ・グラヴィティ」、しばし前に見てきました。臨場感、という言葉がありますが、本当に胸をわしづかみにされるほどの息苦しさ! 主人公に合わせて、息を止め、息を呑み、息を荒くして、吐息をつく90分。宇宙の深さと、その過酷さと、それに対処するプロの心を見たい方は是非!

しかしこの映画に対して、以下のような映画評が現れました。

NASA激怒「おむつ着用が真実だ」 オスカー候補「ゼロ・グラビティ」

http://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/140126/ent14012617300006-n1.html

海法 紀光 @nk12
で、こちらの映画の正確性について「NASA大激怒」といった記事を見たのですが、ええっと思って、自分が調べ直した範囲では、そういう記述は見当たりませんでした。ロサンゼルスタイムズ他の記事が元らしいので、読んでみたのですが。 http://t.co/muv06j6fhc
リンク latimes.com Could 'Gravity' happen? Astronauts explain the science and fiction "Gravity" director Alfonso Cuarón's movie starring Sandra Bullock and George Clooney as two astronauts having an especially bad day in space is a hit with film critics and audiences. Reviews by actual rocket scientists, however, have been mixed.
海法 紀光 @nk12
@nk12 冒頭、ヒット映画「ゼロ・グラヴィティ」の科学的精確さに、宇宙関係の専門家は一部眉をひそめるも、でも、作品としては好きである。から、始まっています。この映画は、元宇宙飛行士のアドバイスを受けて作られていますが、NASAの公式なサポートはないようです。それについては(続)
海法 紀光 @nk12
@nk12 宇宙旅行の危険性をメインとした映画であるから、と書かれております。トランスフォーマーはサポートしたのに、なんで、グラヴィティは、というと、そういう理由なんでしょうね。本当にありそうな、事故(ケスラーシンドローム)を題材にしてるわけで(続)
海法 紀光 @nk12
@nk12 現実では、劇中のような形のケスラーシンドローム(一度生まれた破片が、他の人工衛星などを破壊して爆発的に増えていく大事故)は、起きないように工夫されているそうで、そのへんはNASAの気持ちもわかります。とはいえ「大激怒」してる様子はありません(当たり前だ)(続)
海法 紀光 @nk12
@nk12 訂正。NASAが公式に映画をサポートしないという発表をしたわけではなく、映画の関係者の一人が、NASAにそう断られたと言っていたんだそうです。いずれにせよ、宇宙飛行士二名がアドバイザーになっているわけで、組織としてのNASAが強く反対したということはなさそうです(続
海法 紀光 @nk12
@nk12 その一人であり、スペースシャトルに乗り組んでハッブル天文台の調整ミッション(映画のモデルですね)に従事したマイケル・マシミノによれば、「ここには宇宙に携わる現実の人間の姿が描かれている。これを見て、宇宙を目指す新たな人も来るだろうし(続)
海法 紀光 @nk12
@nk12 宇宙事業にプラスになるだろうとコメントしておりました。私も全く同感です。「ゼロ・グラヴィティ」面白いよ!
ベーテ・有理・黒崎/Yuli Bethe @YKBethe
@nk12 むしろ、「『宇宙を旅することの危険』を描写しているためNASAが公式にサポートしなかった」と書かれている一方、「NASAは明らかにその問題を乗り越えている」とも書かれてるんですよね。
海法 紀光 @nk12
@YKBethe なんですよね。もちろん、他にソースがあるのかもしれませんが、見た範囲では見当たりませんでした。
海法 紀光 @nk12
http://t.co/aWOKwoX0pW 「おむつ着用が真実だ」の元は、こっちの記事かな。こちらは元宇宙飛行士による解説ですが、最後は「確かに色々おかしいところはあるけど、そんなのどうでもいいよね? これらはドラマを盛り上げるためにそうなってるんだから」で〆めてます(続)
海法 紀光 @nk12
@nk12 ドキュメンタリーじゃなくて、エンターテイメントなんだし、そうした芸術性は認めるべきだ、と。これは映画なんだから。それもとてもいい映画だから、と、ありました。

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