「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の編集者三木一馬さん「いい作品だから売れるよねと傍観していては負け」

電撃文庫の三木一馬さんと言えば、ラノベのヒット作に多く関わっているカリスマ編集者として有名です。最近では「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」に関わっています。作者あとがきによれば、ストーリーもかなり三木さんが考えているようです。
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三木一馬 @dengeki_miki

今の編集者は僕が昔想像していた職種ではありません。昔から、額くっつけ合わせて作家さんとマンツーマンで作品つくっていくクローズドな創作面と、その作品を如何に浮動票に向けて閲覧機会を増やしていくかの演出面、この二つが大事なことにはかわりありませんが、

2010-10-24 18:24:41
三木一馬 @dengeki_miki

特に後者への、気配りと経験による工夫とインテリジェンスが求められます。作品が完成したら紙の本になってそれが取次さんによって書店にならんで、よーしあとは売れるかどうか傍観、良い作品はきっとみんなわかってくれて、話題になるよね!みたいな寝言を吐くようでは、100%負けてしまいます。

2010-10-24 18:27:43
三木一馬 @dengeki_miki

自分も一緒に生み出した作品なら、どう売るか誰に売るかどうすれば好きになってもらえるかもしれない潜在力がある市場に存在を伝えることができるか、そういうことを考えるわけですが、本ができてからやってたら3周ぐらい周回遅れです。

2010-10-24 18:29:39
三木一馬 @dengeki_miki

ワンソースマルチユースが当たり前のモデルになっている昨今です。ならばこそ、自分たちが創造する唯一無二な作品を、作家さんと一緒に胸張って売り出していきたいです。限られた予算と時間とスペースです。しかるべき時にしかるべき市場にアプローチしないと、読者も出版社も作家も三者全損です。

2010-10-24 18:33:04
三木一馬 @dengeki_miki

「悲しいけどこれ、現実なのよね(ちょっと意訳)」。スレッガーさぁあああん。僕もがんばるよー!

2010-10-24 18:33:58