無題

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生田隆芳 @tkysh19t

老害力が高まってきているので、ツイッターで意見を書くよ。 角が立たないように先に言っておくけど、これは井戸の底につぶやいているようなものだから、誰の反応も求めていない。ただ返答したい人はしてくれていいし、RTもご自由に。

2014-02-03 10:56:38
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t ディベートと説得術 アカデにおけるディベートないし弁論術は対立構造からより明晰な理解を作り出すプログラムであって、世間一般の説得術と異なる。携わる人は全て思考の明晰化とその技術研究という目的に合意しており、合理的に振る舞う。

2014-02-03 10:57:19
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t ジャッジの役割 たとえ世間一般の説得術が聞き手の同意を目的とした技術であっても、ディベートはそうではない。ディベートのジャッジはただプレイヤー同士の議論構造の展開に追いつき把握し吟味し形式的な評価を下す。納得、同意、違和感などはそのための補助的道具。

2014-02-03 10:57:48
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 技術と基準 弁論技術はプレイヤーによって探究される。技術の探究は健全である限り自発的で多様性を伴う。故にジャッジの評価基準は多様な技術を公平に取り扱う統一された空洞でなくてはならない。 (多様性が望ましいのは技術の方、評価基準に文化の違いを認めるのは間違い)

2014-02-03 10:58:20
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 介入(仮) プレイヤー同士の合意をジャッジが勝手に審査することを仮に介入と呼ぶ。NEGがTを出してないプランを勝手に切る、CPのnon-Tが争点になっているのに勝手にTCPを採る、など。 ジャッジは介入をしてはいけない。試合中ジャッジは一切喋らない。

2014-02-03 10:58:43
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t バイアス(仮) プレイヤーが対立した際の判定のブレを仮にバイアスと呼ぶ。 バイアスには能力上仕方無い部分もある。しかし技術を評価基準と取り違え、プレイヤー時代の経験感覚をそのままジャッジに持ち込んだ結果生じる不用意なバイアスはプレイヤーの自発性を殺す。

2014-02-03 10:59:34
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t バイアス例 四要素のコンパリを技術ではなく評価基準と勘違いするとそれ以外のやり方を評価できない、ナンバリングを通し番号のようにばかり使っているとそれ以外の構造が悪いオーガニに思える、など。 バイアスはプレイヤーの多様性と対立し、意欲を奪う。

2014-02-03 10:59:57
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 3リバ バイアスは誰かがぶつかってきて初めて自覚出来る。この時、基準が狭かったのか、逆に技術が狭い基準に依存した不完全なものだったのか、は一目ではわからない。両者驕らず議論する必要がある。 3リバは評価基準の向上に携わる参加表明のようなもの。

2014-02-03 11:00:24
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 勝つ為の譲歩 一方で、プレイヤーがバイアスを前提し、教えばかりを請うようになるとこの共生関係は崩れる。一定の技術ばかりが教育され、統一されれば偏りはやがて解消するだろう。 しかしそれはもうディベートではない。既存の体系を批判する力を失っているから。

2014-02-03 11:00:57
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 統一、同化 弁論術における統一とは対立と発見の繰り返しで生じる広がりを意味する。簡略化し教育し同化し順応することで狭められたもののことではない。 この表現上良く似た、しかし両極に位置する二つの目的地は、一言で言えば熱量が違う。

2014-02-03 11:01:29
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 熱量 ディベート界を全体とし構成員を粒子と見立てた際、構成員同士の衝突の頻度が全体の熱量を意味する。 勝つ為の譲歩政策は運動量を下げ熱量を冷ます。自由に動き回る事を推奨しなければそうする人は少ない。譲歩と探究は個人では両立しえても全体では両立しがたい。

2014-02-03 11:02:10
生田隆芳 @tkysh19t

@tkysh19t 一人の老害ジャッジとして現役生に出来ればお願いしたい事は、最初からジャッジに合わせようとしないこと。それはジャッジを最初から信用せず相手にしていないのと一緒だから。ジャッジだけで今の関係を是正しようとしても不可能だと言う事を分かって欲しい。

2014-02-03 11:03:03