私的好きな本50選

①個人的に好きな本で ②近現代文学史に名前を残す作家かつ ③平成に出てきた作家は除き ④同作家二作品までで あくまで個人の感想を述べつつ50選しました。青空文庫にあるものはURLを載せたので、気になったら是非。
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筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
好きな本50選、今日の分25選いっくよー!タグとか付けないのでうるさかったらミュートにしてくだされ
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
星新一「声の網」声の網は星新一には珍しい中編小説の一つ。コンピュータが普及しそれに甘えきっている人間と、密かなコンピュータの反乱という現代でもありそうな話だが、特筆すべきはこれが日本にインターネットが入ってくるかなり前に書かれたという点である。予言者の書を見ているようで面白い。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
星新一「殿様の日」後期に書かれた星新一の歴史物短編集。SFとは真逆のように思えるが星節は健在で江戸の日常を淡々とどこか皮肉に描いている。時代作家とはまた違う独特の視線なのも興味深い。星新一の時代物が気に入ったら、もう一つ「城のなかの人」もあるので是非。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
小松左京「復活の日」日本でのバイオ物SFの先駆け。人類はほぼ絶滅という悲惨な設定だが皆生存欲にギラギラしていて、凄惨な雰囲気は薄まっている。数少ない者達で南極の共同生活、性欲はどうするのかという一人の質問にリーダーが「マスでもかいてろ!」と言い放つシーンが印象深い。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
そういやドラマ版だかなんだかの小松左京「復活の日」では「マスでもかいてろ!」がカットされたとか。重要なシーンなのに!
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
小松左京「日本沈没」言わずと知れた小松左京の傑作。SFとしては異色のミリオンセラーにもなっている。内容は題名通り地震活動によって日本が沈没したら、という内容で、小松左京の特色であるハードSFの文体によって海外に脱出する者、あえて日本列島と運命を共にする者、様々な人物を描いている。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
筒井康隆「虚航船団」「まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。」の出だしで有名。これがなんの比喩でもなく、文房具がそのままの形で意思を持ち行動している。あまりに突飛で実験的だったため賛否両論多数だったが、否の方にはエッセイで片っ端から反論を殴り込みに行った。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
あと筒井康隆が「虚航船団」の批評に対して「虚航船団の逆襲」というエッセイで「この面白さが分からないお前らが悪い!」みたいなこと書いてて読んだ時爆笑した。自作品の批評にここまで喧嘩売るって中々ない
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
筒井康隆「日本以外全部沈没」何が酷いって日本沈没とほぼ同時期に発表されたのが酷い。内容も酷い。でも小松左京お墨付き。筒井は他にも「万延元年のフットボール」のパロディ「万延元年のラグビー」や「ペスト」のパロディ「コレラ」など数多くのパロディを書いているが、総じて酷い。ほんと酷い。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
そういやさあ、日本沈没の第二部が発表された2006年に、「記念に映画化しよう!」って日本以外全部沈没が映画化されたんだよ。誰だよそんなアホみたいな企画通したの!!!
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
B級映画を楽しみたい時にはほんと日本以外全部沈没オススメだよ。むしろアレを真面目に見て文句言ってる人はお門違い甚だしいよ。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
@moon_lore 映画版日本沈没とドラマ版日本沈没から役者引っ張ってくる前にすることあるだろ!!って感じが大好き
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
安部公房「壁」安部公房初期の代表作。がっつりカフカから影響を受けているように思えるが、本人の談によるとルイス・キャロルから影響を受けているらしい。この作品は三部で構成されているが、一番有名なのは第一部だろうか。どれも基本的にコミカルだが、独特の文体と描写で好みが分かれそう。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
安部公房「人間そっくり」安部公房は芥川賞を始め数々の文学賞を取っているために純文学畑の人間かと思いがちだがその実SF物も多く手がけている。これもその一つで、安部公房の永遠の主題である帰属本能についてを彼特有の、簡単なのに読んでて段々わけがわからなくなっていく設定で書き上げている。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
夢野久作「ドグラ・マグラ」日本三大奇書の一つで「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」と評されている。中二病高二病にかかった文学少年少女が読むイメージだが、中二病でも高二病でもこれを読み切ったら凄いと思う。面白いんだけど読みにくい上に、初読で理解するのはまず不可能。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
ドグラマグラはまずチャカポコ節で読者がふるいにかけられると思うんだよ。
青空文庫のドグラ・マグラ

http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html

筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
夢野久作「いなか、の、じけん」題名の通り田舎を題材にした短編集。コミカルなものやどこか陰鬱で閉鎖的なものなど色々入っているが、皮肉の効いた短編が多い。他人ごとだから絵空事で読めるけれど実際に身近にあったらぞっとしない、そんな感じの話。もにょりたい時には最適の作品。
青空文庫のいなか、の、じけん

http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card919.html[[:null]]

筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
小川未明「眠い町」日本のアンデルセンと呼ばれる童話作家、小川未明の一作。老人から渡された疲労の砂漠の砂をまいて機械文明を寂れさせる少年の話。暖かみがある文体なのだが、どこか薄暗くもある未明の特徴が全面に出ている。その内容からミヒャエル・エンデのモモを思い起こさせる。
筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
小川未明「赤い蝋燭と人魚」おそらく小川未明で最も有名な作品。人間の優しさを信じて自分の子供を人間に託した人魚とその子供の話。正直、これは童話の体をなしてはいるけれど描いているものは人間のエゴと超常的生物による災いなので、ある程度の年齢を経てから読んだほうがいい気はする。
青空文庫の赤い蝋燭と人魚

http://www.aozora.gr.jp/cards/001475/card54372.html

筒安@村焼き党(村焼かれではない) @tutuyasu
宮沢賢治「注文の多い料理店」説明する必要がないくらいの有名作。小学校の授業で読んだ人も多いのでは。今読み返すと掛詞が使われてることに気づいたりとか、賢治が何を批判したかったのかとかが新しく分かって面白いかも。賢治の中では滑稽な方の話なので気軽に読みやすいのも特徴の一つ。
青空文庫の注文の多い料理店http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card43754.html
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