「メロディ(曲)にはイデオロギーや思想を、込めたくても込められないのでは?という仮説

「HIROSHIMA」というタイトルの交響曲が、実は最初はまったく別のコンセプトで作られた曲に、そうタイトルをあとからつけた…という話がありますが… 歌詞をあとから付け直して、軍歌が革命歌や労働歌になったり、独裁者の賛美の歌詞がついたり・・・「そもそも、メロディで思想を表すのは『無理』なんじゃないか?」そんな考察です。
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辻田 真佐憲 @reichsneet

今のロシア国歌はソ連国歌の使い回しですが、ソ連国歌は更にボルシェヴィキ党歌の使い回しだったので、最初の歌詞は「レーニンの党、スターリン党、ボルシェヴィキたちの英邁なる党」「レーニンが示した道へと、偉大なるスターリンがわれらを導く」という、どうしようもないものでしたね。

2014-02-08 01:32:30
辻田 真佐憲 @reichsneet

ボルシェヴィキ党歌が作られたのは1938年で、まさにスターリンの独裁が完成した時代。同時代には、「スターリンの歌」とか、「スターリン・カンタータ」とか、そんなのが一杯作られた。どれもやたらと壮大なのが特徴。実は「カチューシャ」もこの頃の作品だった。

2014-02-08 01:36:11
寿司 @sushii216

そして、そのスターリン期ソ連音楽が東洋の一角に産み落としたのが朝鮮音楽だったと。まあ「チュチェ音楽」確立の過程でその影響は相当程度、払拭されたと思うけど。

2014-02-08 01:46:25
辻田 真佐憲 @reichsneet

元々はソ連国歌でスターリンを賛美していたメロディが、現在はロシア国歌になって「神」に言及している。音楽批評家がいろいろ述べているにも拘わらず、メロディというのは思想を表しにくいのではないだろうか。例のゴーストライターの作品が、いきなり「HIROSHIMA」になってしまったように。

2014-02-08 01:59:44
辻田 真佐憲 @reichsneet

金正日が「ラバウル小唄」好きだったり、スカルノが「愛国の花」好きだったり、日本軍歌のコンテンツ力ヤバいな。日本の音楽がこんな影響力を持つことはもうないだろう。やっぱり軍事的膨張は文化の拡散に貢献するところ大である。

2014-02-10 17:22:13
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) @gryphonjapan

ショスタコービチでしたか、こっそり「告白文」を海外に運んで「あの曲は体制賛歌って名目だけど、実は批判を込めてたんだよ!」ってやったのは https://t.co/ExXeiM0GPv この手があったか、みたいな。両方の遺書を残しとけば安心か(笑) @reichsneet

2014-02-10 19:43:00
kakuyu @southmtmonk

渡辺はま子の「支那の夜」という戦中のヒット曲があるんですけれども(後にアジア諸国、アメリカでも流行)、戦後には「長崎の夜」と改題されて、歌詞を大幅に変えて歌い継がれたそうなんですよね。 http://t.co/qQzRIVDOuG

2014-02-10 19:44:32
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) @gryphonjapan

曲はイデオロギーを現さず、歌詞によってはまったく逆の陣営に・・・といえば「歩兵の本領」→「メーデーの歌」を忘れちゃいかんか。http://t.co/yCydXb98VG  @southmtmonk

2014-02-10 19:46:50
辻田 真佐憲 @reichsneet

讃美歌っぽい。ミッション校にいたので、最初に聴いた時に驚いた。伊沢がメーソンに師事したからだろうか。 /紀元節の歌 2月11日/ 祝日大祭日唱歌八曲: http://t.co/s1wyOLzNkQ @youtubeさんから

2014-02-11 01:18:34
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辻田 真佐憲 @reichsneet

それにしても中高時代、手持ちの讃美歌を最初から順番に軍歌に替え歌にするという暇つぶしを朝の礼拝時間にずっとやっていたが、あれは日本の音楽史的には全く正統派の行為だった。唱歌や軍歌は讃美歌の替え歌が多かったのだから。

2014-02-11 01:20:45
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) @gryphonjapan

ふうむ「賛美歌から軍歌へ」か。アメリカ国歌がそうだったかしら?南北戦争ではたくさんあったような @reichsneet

2014-02-11 09:23:46
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) @gryphonjapan

まあ軍歌じゃないけど、「世界に冠たるドイツ」を称える歌を賛美歌に載せた、ってことで近い例として採録。 / “ドイツ国歌は讃美歌194番と同じ! - 梅さんの独り言2-Y - Yahoo!ブログ” http://t.co/qMhzz28DW7

2014-02-11 09:28:31
リンク 梅さんの独り言2-Y ドイツ国歌は讃美歌194番と同じ! - 梅さんの独り言2-Y - Yahoo!ブログ ドイツ国歌の歌詞 Deutschland, Deutschland über alles, Über alles in der Welt, Wenn es stets zu Schutz und Trutze Br&uu...