@hirougaya presents 日本はなぜ「失敗」するか　戦略と戦術の峻別もできない輩

烏賀陽　弘道 @hirougaya

日本の国家財政パンク→国債の格付け暴落→円が暴落→ハイパーインフレ→キャベツ一個１万円→給料変わらず→失業率２０％近くに→非正規雇用のまま加齢し貯金なし→もちろん失業保険なし→しかし消費税は１５％で据え置き→日本人は韓国や中国へ出稼ぎ・肉体労働→３０年前投票に行けばよかったと後悔

烏賀陽　弘道 @hirougaya

私を含め、職責に真剣な報道記者なら、政権、政党や選挙のスタッフになんて誘いは断ります。記者としての中立性と信用を破壊してしまうからです。一度壊した信用は戻りません。自分が断った相手や後任になった人への礼儀として黙っているだけのことです。馬鹿馬鹿しいほど単純なことです。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

日本人の人件費が高騰→製品にコストが反映され安価な労働力の国の産品に勝てない→日本の企業は生産拠点（工場）を海外に移す→国内の失業率急増→職業訓練やワークエシックスを習得する機会のない労働者の急増→優秀な労働者という日本唯一の資源の枯渇　＝いま日本のたどっている暗いシナリオ

烏賀陽　弘道 @hirougaya

企業や労働組合、職業団体、学校／大学に至るまで、日本型組織はストラテジスト（戦略立案者）がほとんどいない。分担作業をこなす有能な末端構成員はたくさんいるのだが、全体の戦略を考えて指揮する人材に乏しい。そういう役職を立てても「遊んでいる」「何もしてない」と誤解され廃止される

烏賀陽　弘道 @hirougaya

太平洋戦争・ガダルカナル島で日本軍と激戦をまじえたアメリカ軍の将兵も「日本軍は末端の兵士は極めて有能なのに、指揮官が全員無能だった」と証言している（『玉砕の軍隊・生還の軍隊』講談社メチエ）。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

　日本の組織文化では「戦略」(Strategy)「戦域」(Tactics)「作戦」(Operation）がまったく別個の概念であることすら理解しない人材が戦略立案のポジションにいてびっくりする。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

フィリピンで砲兵だった山本七平氏も、日本軍の指揮官の作戦立案の無能さを「なぜ日本は変われないのか」（さくら舎）「私の中の日本軍」（文春文庫）で何度も書いている。

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敵の潜水艦がうようよする海に兵員輸送船を送り込み、撃沈される。兵員が戦地に届く前に死んでしまい、消耗する。戦地はますます劣勢になる。ところが司令官は作戦を変えず１００人で沈められると２００人、３００人と数を増やすだけだった。（『なぜ日本は変われないのか』山本七平）

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山本氏がフィリピンの戦地に着任する。アメリカ軍は上陸作戦に失敗すると、次は艦砲射撃、次は空爆、次は…と毎回作戦が変わった。そして最後は日本軍を突破して上陸できる作戦を見つけ出し、上陸してきた。（『なぜ日本は変われないのか』山本七平）

烏賀陽　弘道 @hirougaya

山本七平氏はその論調では毀誉褒貶ある人だが、さすがにフィリピンで戦闘に従事した経験があるので、日本軍の指揮官の無能さ、戦略立案の愚かさは鋭い指摘をしている。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

「失敗しても作戦を変えず、数を増やすだけの愚鈍」という日本の戦略立案者の愚鈍は、福島第一原発事故でも繰り返されている。住民避難３キロ→１０キロ→２０キロと「数字が増えただけ」。あるいは「廃炉にする」という作戦を取らずいつまでも「圧力と温度を下げるには」と数字だけで対処した。