2014/2/13　森山バースデー

海常水族館bot @kaijyo_aquarium

小堀「今日は午後からの営業だからまたあとで来るから」 森山「ああ、後でな！(小堀のやつ、それなのにあんな朝早くから来て泳いでくれてたのか。いつも貰ってばっかりだな…)何か返せたらいいのに…」

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黄瀬「――イ……森山センパイっ！起きてくださいっス！！」森山「ん～なんだ黄瀬か…。もう営業時間か？」

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黄瀬「いやもうすぐみたいっスけど……じ、じゃなくて！！また人間になってるんスよ俺たち～～！」 森山「うん？……はぁっ！？」

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森山「えっ、あっ……！？！？」黄瀬「ね？」森山「どういうことだ…？」

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黄瀬「俺にだってわからねーっスよ…とりあえず笠松センパイたちのとこ行った方が…」森山「そうだな……週末みたいなイベント系はないから特に今日は慌ただしくは無いはず…(あれ？そういえば…)」

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黄瀬「そうっスね。取りあえずタオルだけ裏にあったんでこれで隠して…」森山「…ん？あ、ああサンキュ」黄瀬「何ぼーっとしてるんスか。早く行きましょ」

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森山「……黄瀬、ちょっと待ってくれないか？」 黄瀬「え…？」

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笠松「黄瀬と森山がいなくなった！？」小堀「ああ…しかも指示用のボードにこんなふうに」笠松「『すぐ戻るから。ごめん』か…まさかとは思うが、また人間に？」小堀「そうとしか考えられないよな。あの姿のままじゃ外になんて出られない」

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中村「先輩、早川はアシカのままでした」笠松「そうか…」中村「どうします？」

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笠松「今日はショープログラムもないし、平日だから何とかやれるだろ」早川「何かあった(ら)オ(レ)となかむ(ら)でがんば(り)ます！！」中村「だからどうしてお前は外に出てきちゃうんだよ！！」早川「なかむ(ら)が鍵閉め忘(れ)(る)からだ(ろ)？」

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笠松「ま、まぁ…今日は頼んだぞ」中村・早川「ハイっ！！」

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小堀「……」笠松「小堀、顔こえーぞ」小堀「え、あぁ…悪い」笠松「心配なのは判るが、行き先もわからねぇんだ。今は何もないって信じるしかないだろ」小堀「そう、だな…」

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笠松「ほら、さっさと準備だ！！」 中村「………いくよ、早川」早川「お、おうっ！」

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森山「よしっ。オシャレもしたし、行くぞ黄瀬」黄瀬「どうしたんスかこの服…」森山「すぐ近くの複合施設で売ってるらしい。さすがにツナギじゃまずいだろ」

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黄瀬「そうじゃなくて、買ったならお金とか…」森山「ああ、それなら問題ない。あるからな」黄瀬「どっから出てきたんスか…それ」

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森山「一年くらい前に常連のご婦人がいたんだ。来ては俺に小さなボールをプレゼントしてくれてたんだ。最近、それの中にお心遣いが入ってる事に気づいてな…」 黄瀬「あ、新しいおひねりっスね…(てかイルカショーでおひねりって…)」

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森山「聞いたところだと資産家だったらしいしな。遠くに引っ越したから返すにも返せないし、小堀に渡そうかそのままにしとくか迷ってたところだ」 黄瀬「ここぞとばかりに活用って事っスね」森山「ああ…感謝して使わせて貰おう」

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黄瀬「ところで、何処行くんスか？あんまり遠くに行くとみんな心配するっスよ」森山「ああ、分かってる…でもどうしても行きたい場所があるんだ」

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小堀「……」中村「小堀先輩、大丈夫ですか？」小堀「ああ」中村「それ、モップじゃなくてホッケですけど」小堀「……ああ」

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中村「森山先輩たちならちょっと遊んで戻ってきますよ」小堀「俺だってそうだと思うんだけどさ」中村「次の休憩で周辺見てきたらどうですか？」小堀「そうだな、そうするよ」