編集家・竹熊健太郎氏が語る小池桂一という漫画家と漫画の新人賞「手塚賞」が天才を見出していた当時の話

まとめてと言われたのでまとめました。
10
まとめ 編集家・竹熊健太郎氏が語る藤原カムイの凄さと根性について 藤原カムイのデビュー時のエピソード 29996 pv 293 41 users 26
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

#電脳マヴォ を創刊するに当り私がプロ作家に声を掛けてないというのは、実は嘘です。藤原カムイより2年早く、16歳で手塚賞(本賞)を授賞した小池桂一君に声を掛けていたのです。彼の『アストロイド』という未完の大作があるのですが、これを完結させないかと申し入れたのですが、断られました。

2014-02-14 15:40:03
リンク www.amazon.co.jp Amazon.co.jp: 小池 桂一:作品一覧、著者略歴 ジャンル別 の優れたセレクションからの 本 のオンラインショッピングなどを毎日低価格でお届けしています。
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

彼は私が「原稿料はなんとか工面するから描いてくれ」と申し入れたにも関わらず、「本が売れなくなる」と言って断って来たのです。あんなに頭の固い男だとは知りませんでした。小池桂一君と藤原カムイと私は、30年前までは互いのアパートを行き来していた仲だったのです。

2014-02-14 15:45:00
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

因みに小池桂一君は、カムイより2年早い16歳で手塚賞を受賞。手塚治虫・筒井康隆・吉行淳之介ら史上最強の審査員が、全員一致で才能を認めて、史上最年少の彼に賞を与えたのです。彼はまだ高校一年だった筈です。『ウラシマ』という作品です。手塚治虫が「やられた!」と天を仰いだ漫画なのです。

2014-02-14 15:55:06
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

70年代の手塚賞には本物の天才が応募していたのです。そして、多くが消えた漫画家になったのです。小池君は『ウラシマ』の後二本の読切を描いて漫画家を一度辞めているのです。私が考えるに、手塚先生が本物の天才を見つけて賞を与えてしまう事は、恐らく編集部的には困った事態だったと思います。

2014-02-14 16:01:41
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

なぜなら天才が凡人の言うことを聞くわけがないからです。小池桂一君は、漫画家を辞めてヒッピーになり、パチンコ屋バイトで金を貯めてアメリカに渡りました。数年後、メビウスにかぶれ作風を変えて現役復帰、四年に一冊というスローペースで作家を続けてます。彼も何とかしてマヴォに加えるつもり。

2014-02-14 16:11:01
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

#電脳マヴォ の編集方針がさっき固まりました。電脳マヴォの作家掲載基準は「巨匠と天才とド新人」です。天才判断基準は「十代で手塚賞、またはそれ相当と認められる者」。さあ、身に覚えのある方は奮ってご応募下さい、賞金は出ませんが。今年も電脳マヴォからは目が離せませんよ!

2014-02-14 16:33:18
”彼岸” @equinoxnirvana

小池桂一作品が電脳マヴォで読めるとか凄まじすぎるだろ、それは。絶版本の作品とか読めたら最高。今はじっとウルトラヘブンの4巻を待つだけの日々だからな…。

2014-02-14 16:48:37
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

.@sinXdeepest 絶版本ではなく、未完で未単行本化の『アストロイド』という作品があるのです。百ページで中断しているのですが、あと百ページ描けば完成するのです。これを是非、電脳マヴォで完結させたいのです。

2014-02-14 17:29:59
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

すいませんこれから仕事が。小池桂一君のやつもどなたかお纏め戴けると有難いです。

2014-02-14 17:24:08

まとめました!

竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666

竹熊健太郎(Aタイプ)です。無料Web漫画雑誌「電脳マヴォ」編集長。 宣伝RT多いです。【メルカリ始めました】noteに「竹熊健太郎のメルカリ解説文集」をアップしております。note.com/matenro1960/m/…

mavo.takekuma.jp

リンク mavo.takekuma.jp 電脳マヴォ : 竹熊健太郎責任編集の無料オンライン・コミック・マガジン 編集家・竹熊健太郎が漫画界発展を願い、新人発掘と電子メディアの可能性を実験するために立ちあげた無料オンライン・コミック・マガジン。通常の雑誌と異なり号数の概念を持たず、特定の更新日を持たない。更新の度に作品データがアーカイブされ、いつでも読むことができる。