2014年2月16日

もう一つの「最後の銃塔戦闘機」~F-89スコーピオン全天候戦闘機の銃塔搭載計画

F-89スコーピオン全天候ジェット戦闘機の銃塔搭載計画について。 この計画は早々に放棄されたとも言われますが、実はひっそりと開発が続いてた様子
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事前知識として

まとめ ~最後の銃塔戦闘機~F9Fパンサー艦上戦闘機のエマーソンX17A銃塔搭載計画 F9Fパンサー艦上ジェット戦闘機への銃塔搭載計画があったらしい、というお話。 何がしたかったのか、なんとなく筋の通る説明は立つ気もするけども…… 11902 pv 38 2 users
えすだぶ @FHSWman

ちょっとまとめてみました。読む前に、「銃塔戦闘機ってバカなの?」という偏見を捨てておく必要がありそうなので、事前知識としてこのまとめをお勧め 「デファイアント再考~何がしたかった・何がまずかった・理想的には?」 http://t.co/cMODTovfTd

2014-01-19 21:43:08
えすだぶ @FHSWman

デファイアントについては、「いろいろクドい話」のこれが短く判りやすいかもです デファイアントの言い分を聞く夜 http://t.co/q4GWD5xq69

2014-01-19 21:50:42

本題

えすだぶ @FHSWman

全天候戦闘機F-89の銃塔搭載計画について調べると、48年の最初の試作機には間に合わず、翌年には銃塔は放棄されたという話が出てくる。けれど…… http://t.co/UGOFVwBGlk 51年頃まで開発自体はひっそりと続けられていたらしく、一応完成の域には達したみたいです

2014-02-16 15:27:13
えすだぶ @FHSWman

このF-89用の銃塔はマーチンD-1といって、機構的には以前触れたF9Fパンサー艦戦用のエマーソンX17A銃塔と同様。やはりレーダーで自動的に照準・発砲してくれます。ただし武装は12.7mmでなく20mmが4挺に http://t.co/yCSRaqFZ67

2014-02-16 15:34:40
えすだぶ @FHSWman

1950年から51年にかけて実験されたという事なので、F9Fパンサーへの銃塔搭載計画と時期はまったく一致しますね。F-89もまた「最後の銃塔戦闘機」を名乗れるのかも http://t.co/sxbJSfxkJz

2014-02-16 15:36:40
えすだぶ @FHSWman

マーチンD-1銃塔は試験と改良の果てに、銃塔それ自体は実戦での有効性がありそうな能力に達したそうで。しかし難点が

2014-02-16 15:38:56
えすだぶ @FHSWman

エマーソンX17A銃塔同様、マーチンD-1銃塔には射撃レーダーしかありません。捜索レーダーなど無いのです。誰かが銃塔を敵機の方向へと大まかに向けてやると、射撃レーダーが見つけた目標に向けて手当たり次第撃ちまくるだけ。レーダー連動銃塔と言っても捜索は人力を要するわけです

2014-02-16 15:43:15
えすだぶ @FHSWman

単座のF9Fパンサーならともかく、F-89は復座なんだから銃塔の操作に人手が要るとしても問題ないんじゃないの? と思いたくもなりますが、そうなると今度はパイロットと銃手の連携という銃塔戦闘機の根本的問題が出てきてしまいます。これではデファイアントの頃と変わらない

2014-02-16 15:46:25
えすだぶ @FHSWman

しかし、捜索レーダーと射撃レーダーをそれぞれ備えた全自動銃塔なんてものは1950年にはまだ技術の向こう側にあった。F-89でさえまだ究極の銃塔戦闘機にはなり得なかったとも言えるのかも

2014-02-16 15:53:44
えすだぶ @FHSWman

マーチンD-1銃塔搭載のF-89には面白い逸話が。曳航標的を用いた実験中に、発砲直前になって曳航機側が「銃がこっちを向いてるぞ!」と叫んで射撃を中止させた。実際にはレーダーはきちんと標的を捕捉した上で計算機が見越し角を取っていただけだったのですが、レーダー銃塔ならではのヒヤヒヤ

2014-02-16 16:06:07
えすだぶ @FHSWman

しかしwikipedia曰く、もともとF-89の銃塔は前に4連装、後方に2連装の計2基を置いて、それぞれが前後軸に対して15度だけ動くという計画だったようで。D-1銃塔のような半球射界を持つような銃塔は当初から計画されたのではなくて、後から出てきた物みたいですね

2014-02-16 16:15:08
えすだぶ @FHSWman

当初計画の旋回角+-15度くらいなら、あるいは別にレーダーを設けないでもカバーできる予定だったのかも?

2014-02-16 16:19:25
えすだぶ @FHSWman

a-ha, この頃の米軍は総じてターレットファイター病を罹ってたのね。F-89との競作になったXF-87ブラックホークも20mm4連装の銃塔を機首に置くことになっていた、と http://t.co/39Z9Yu4wRp 1分前までこんな飛行機知りもしなかった

2014-02-16 16:25:59
えすだぶ @FHSWman

しかして、どうして銃座の旋回範囲が当初要求の15度から110度にまで広がったんだろう? 素人考えだと、たった15度の旋回じゃあ見越し角を取る以上の効果は望めなくて、敵高速爆撃機の死角に入るにはさらに旋回範囲の広い銃座が要るって事だったのかなと想像するけども

2014-02-16 16:49:34
えすだぶ @FHSWman

はてな、F-89にD-1銃塔を積んだとして、そうすると機首にレーダーは積めなくなっちゃうわけ。となると、せっかくの複座機なのに全天候戦闘機では無くなっちゃうのかしら。銃塔のレーダーは索敵に使えるようなものでもなかろうし……

2014-02-16 18:30:11

コメント

鋼鉄サンボ @koutetusanbo 2014年2月16日
「銃塔のレーダーは索敵に使えるようなものでもなかろうし……」←「銃弾の当たった先に敵機は居る筈…ッ!!」(←ヲイ)
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瀬戸の住人 @Seto_Zyunin 2014年2月24日
これ戦闘機好きには面白いなぁ。でも一言で言うと「空戦に必要な物」を履き違えていた様な気がするから、よけい笑えます。
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