第58回岸田國士戯曲賞選考
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第58回岸田國士戯曲賞の最終候補作品は、本日2014年1月23日午後1時23分に、下記URLにて発表いたします。 http://t.co/yrTaKhMXYi
2014-01-23 12:02:44第58回岸田國士戯曲賞最終候補作品 (敬称略) 飴屋法水『ブルーシート』 長田育恵『地を渡る舟』 小里清『国語の時間』 神里雄大『(飲めない人のための)ブラックコーヒー』 瀬戸山美咲『彼らの敵』 土橋淳志『或いは魂の止まり木』 西尾佳織『カンロ』 山内ケンジ『効率の優先』
2014-01-23 13:25:37ご無沙汰してます。今年もよろしくお願いします。ブログぜんぜん書いてません。岸田戯曲賞にノミネートしてもらいました。いまは新作の取材でペルーにいます。おばあちゃんちにいます。夏です。3月までいます。ワークショップもよろしくお願いします。http://t.co/UO5sSFNhAt
2014-01-23 16:02:11『カンロ』の台本は殊に「私が書いた」感が薄かったので、それでも「おめでとう」という言葉は私に向けていただくので、不思議な気分でいます。
2014-01-24 02:21:06「作家をやめよう」ということを考えて人に話したりもしていたときだったので、おお…と思いました。作家をやめるというのは、書くことをやめるという意味ではなくて、「劇作家」を名乗るのをやめようか、という意味です。私は「戯曲を書きたい」とは思っていないように思ったので。
2014-01-24 02:30:25上演台本をつくりたいのは、どうも確かなようなのですが、上演台本をつくるのって演出家の仕事の領分なんじゃないのかなと思うようになって、「劇作家」と「戯曲」というあり方を、もっと尊重したい(するべき)と思うようになっているのが最近です。
2014-01-24 02:40:47今回の岸田戯曲賞にノミネートされている候補作品の表記を見て、上演台本/創作戯曲の違い(戯曲じゃなくて創作戯曲ってどういうことかな?)と、演出家/主宰、劇作家/主宰、作家、演出家/主宰、劇作家、演出家/劇作家、演出家の違いが、とても気になっています。
2014-01-24 02:52:06でも、上演台本として書かれたものが戯曲としても機能するということはある気がするし、上演台本として書かれたものを戯曲へと作り変えることも、不可能ではないんじゃないかな、という気がしています。
2014-01-24 03:00:29さっき「私は『戯曲を書きたい』とは思っていないように思った」と書いたけれど、や、やっぱり戯曲を書きたい欲求は、あるような気がします。「作・演出(・主宰)」というのでない状況で作品をつくりたい、というのが、ここんとこよく考えていることです。
2014-01-24 03:13:30@nishiokawari 僕が知る範囲でも、『(飲めない人のための)ブラックコーヒー』は戯曲そのままには上演されてないんです。初演の時点で既に演出が加えられていたということですね。ややこしいことは特になくて。
2014-01-24 19:35:49@nomuramss お返事ありがとうございました。だいぶ間が空いてしまってすみません!なるほど、だからあの表記なんですね。あの、もう一つ気になったのですが、「創作戯曲」というのはどういうものですか?(それは神里さんに聞いた方がいいのかしら…?)
2014-01-27 00:31:00@nishiokawari 『ブラックコーヒー』のときは、「昔そう言ってたよね」みたいな話をして、とにかく、劇作家として書いた後に、それを演出家として演出する、ということをしてもらいたいと僕も言っていて、彼もそう考えていて、そうした、という、まあシンプルな感じです。
2014-01-27 00:34:27@nomuramss そうなんですね。上演台本と戯曲の違いを去年あたりから考えるようになったのですが、さらにもう一段階違うものとして「創作戯曲」があるのかな(戯曲とは違うものとして提出したい意志があるのかな)と思ったので、気になったのです。
2014-01-27 00:42:45@nishiokawari (ちなみにその話をした時には、上演は決まってなく、『ブラックコーヒー』の戯曲自体は、上演が決まってから書き始めた戯曲ではあります)
2014-01-27 00:47:36@nomuramss 劇作家、演出家、プロデューサーといった職能ごとに、欲求の生まれ方は違っていると思うのですが、自然な欲求が生まれるのに必要な時間と、公演が企画される時間の流れの速さがずれていて、公演を打つ都合に劇作家の欲求はなかなか勝てない(そこを守るのが難しい)と感じます。
2014-01-27 00:58:41@nomuramss 自分がそういうことを感じているので、「創作戯曲」というのを見たときに、「創作戯曲ってなんだ。普通に『戯曲』って書くのじゃだめなんかい」と思いつつも、なんとなくそこに「そう提示したさ」のようなものを感じて、そこから色々想像していました。
2014-01-27 01:05:51@nishiokawari 「提示したさ」があったかどうかは白水社とのやりとりを知らないのでわからないけど、いろいろ便宜上のことだと思う。アガサ・クリスティの『ブラックコーヒー』をベースにするということを事前には言ってたけど、実質的には無関係じゃないまでもほぼ「創作」であるとか。
2014-01-27 01:23:53@nomuramss 「提示したさ」だと思ったのは、私の最近の「そういう問題意識で物事を見たさ」のせいだと思います。そうか、ベースになっている戯曲があるんですね。何かしら出発点にはなっているけど翻案とかではない、という関係性が「創作戯曲」という名前に流れ込んでいるのでしょうか。
2014-01-27 01:37:02@nomuramss はい。あんまり想像を言葉にしていくのは、なんですね。遅くまでおしゃべりにお付き合いいただいて、ありがとうございました!
2014-01-27 01:46:16「言葉の多様性」って、いろんな文体があるよ、というだけじゃない。演劇っていう形式のなかで言葉が観客に対して果たしうる機能が、多様にある、ということ。
2014-01-28 11:23:58