プロパガンダの目的は何か? インテリジェンスの視点から

Twitterでインテリジェンス関連のつぶやきを検索をしていたのですが、井上太郎氏が突っ込まれているのが目に入りました。 それらのツイートを元に、いわゆる「プロパガンダ」について考えてみました。
リテラシー 北岡元 井上太郎 インテリジェンス 情報戦 プロパガンダ
krsmnry 1642view 0コメント
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  • 今年1月19日に実施された沖縄の名護市長選について諜報機関の分析が進んでます。昨年の夏頃から約2000名以上の住民票の移転があり、実際の居住も含め左翼プロ市民の割り出しをしてます。今後の大規模な反基地闘争に向けて集結が続きアパート等の不足も起きてます。成田闘争並みが予想されます。

    https://twitter.com/kaminoishi/status/436068826870845441

  • 九郎政宗 @claw2003 2014-02-20 07:39:32
    "@kaminoishi: 沖縄の名護市長選について諜報機関の分析が進んでます。昨年の夏頃から約2000名以上の住民票の移転があり、実際の居住も含め左翼プロ市民の割り出しをしてます" ▼それがもし事実なら、公開したら対策されてしまうのでは?(@∀@)デマをとばすにも考えないと…
  • LN BB-45 @BB45_Colorado 2014-02-20 11:04:59
    @claw2003 @kaminoishi インテリジェンス戦って、情報を掴んでいることを徹底して隠すことが基本中の基本だよな。いやはや、愉快な"諜報機関"だこと。 https://t.co/rLf7kBwE5k
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  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 05:49:58
    北岡元先生の言葉を借りるならば、「利益の競合関係」ですね。 インテリジェンス自体に意味はありませんが、インテリジェンス(判断・行動するために必要な知識)を元に、カスタマー(意思決定者)が何らかの決断を行い、行動します。(続く)
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 05:52:06
    (続き)「行動」は現実世界に対する具体的な働き掛けですから、それによって、自らの利益を増進したり、不利益を軽減したりできるかもしれません。自分が利益を得られるということは、それによって、不利益を被る他者が出る可能性があります。(続く)
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 05:55:09
    (続き)反対に他者の「行動」の結果、自分が不利益を被るかもしれません。これらの現象を指して、北岡先生は「利益の競合関係」と表現しました(『インテリジェンス入門』慶應義塾大学出版会p.43)。
  • 北岡元氏は1956年東京都生まれで、東京大学法学部卒業後、外務省に入省しました。

    在バングラデシュ日本国大使館・一等書記官等の後、外務省国際情報局・国際情報課長に就任しました。

    その後、世界平和研究所・主任研究員時代の研究成果を元に2003年、『インテリジェンス入門』慶應義塾大学出版会 を著しました。

    情報史研究会編『名著で学ぶインテリジェンス』日経ビジネス人文庫 では、日本語で書かれたテキストとして紹介されています(p.25)。

    北岡氏は他にも、『インテリジェンスの歴史』慶應義塾大学出版会、『仕事に役立つインテリジェンス』PHP新書等の著作があります。

    現在は駐エチオピア公使です。

  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 05:57:04
    「利益の競合関係」にある相手が、必ず目の前に表れるとは限りませんが、相手も自らの利益のために「行動」しているならば、やはり、自分とぶつからざるを得ませんね。
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 05:59:18
    なぜ、自分が何を知っているか(インフォメーションであれインテリジェンスであれ、インテリジェンス・プロセスであれ)を秘匿しなければならないかといえば、「利益の競合関係」にある相手に知られてしまった場合、これへの対抗措置を取られて、その結果、自分が不利益を被る恐れがあるからです。
  • インテリジェンスの定義は前述の通り、「判断・行動するために必要な知識」ですが、インフォメーションの定義は「インテリジェンスの元になる、あらゆる種類のマテリアル」です(『インテリジェンス入門』p.4)。

    インテリジェンスとインフォメーションが、違うものであることは分かるかと思いますが、簡単にいうと、インテリジェンスは「意思決定のために利用する情報」であり、それはインフォメーションを元にして生産されます。

    全てのインテリジェンスはインフォメーションですが、インフォメーションの全てがインテリジェンスなわけではありません。

    カスタマー(意思決定者)の判断・行動に役立つよう、インフォメーションを整理したり分析することで、インテリジェンスは生産されます。

    このインフォメーションの収集・分析、カスタマーへの配布等を指して、「インテリジェンス・プロセス」ということもあります。

  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 06:01:14
    ただ、重要なのはインテリジェンスそのものではなく、それを元にした判断・行動ですね。判断・行動によって、現実世界への働き掛けが行なわれ、その結果、利益の増進や不利益の軽減が実現します。
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 06:47:42
    で、いわゆるプロパガンダ・宣伝・偽情報の流布がなぜ行なわれるかといえば、この「利益の競合関係」から説明できるわけですね。 自らの利益を護ったり、増進したり、相手に不利益を被らせたりするために、つまり、そういう方向に相手の「行動」を誘導するために行なわれるのです。
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 06:50:13
    インテリジェンスの鉄則は、「初めにカスタマーの利益ありき」ですから、相手のカスタマーが(結果的・相対的に)不利益を被るような決断・行動をさせるために、行動の基礎になるインテリジェンスを歪ませるべく(偽)情報の流布がなされるわけです。
  • 『インテリジェンス入門』pp.37ー41

  • インテリジェンスの生産は、前述の通り、インフォメーションを収集・分析することによってなされますから、相手が収集するインフォメーションの一部に、自分に都合が良いインフォメーションを混ぜることによって、相手が生産するインテリジェンスに影響を与えられる可能性があります。

    当たり前のことですが、分析の対象となるインフォメーションは、その時点で入手できているものに限られます。

    特にカスタマー(意思決定者)がリアルタイムで判断・行動する必要がある状況ならば、得られるインフォメーションにも限界があるので、必然的に、生産されるインテリジェンスにも、その影響が及びます。

    特に急ぐ必要がない状況ならば、 新しいインフォメーションが出て来るまで判断を保留する というのも、一つの選択肢ですね。

  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 06:53:21
    相手の(適切な)意思決定を妨害するための措置ですから、これはもう純粋なインテリジェンス活動(自分のカスタマーの意思決定を支援するために判断・行動するために必要な知識である、インテリジェンスの生産活動)ではありませんね。
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 06:54:27
    攻撃的な活動です。 反対に、当然、防衛的な活動もあります。これが防諜(カウンターインテリジェンス)ですね。
  • カウンターインテリジェンスにも、防衛的な機能と、攻撃的な機能がありますが……(小林良樹著『インテリジェンスの基礎理論』立花書房p.124)

  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 06:58:33
    まあ、偽情報(或いは自分にとって都合が良い話)に直接的に対抗できるのは、やはり、情報収集・分析時ですが。収集も難しいし、分析もかなり難しいものですけどね。
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 07:03:52
    インテリジェンスも軍備と同様、相対的なものとするならば、相手の「判断・行動」を誘導するために行なわれる攻撃的な活動も、やはり、俎上にあげられるべきではあるかもしれません。
  • 桐島騎也 / suwako88 @krsmnry 2014-02-21 07:04:46
    まあ、しかし、相手が不利益を被ったからといって、自分の利益になるとは限りませんが。当然ですけど。
  • 余談ですが、政治学たん氏と雑談した時に、プロパガンダは社会心理学と親和性があるんじゃないかなぁ、という会話をしたことがあります。


    ふと、有斐閣の社会心理学のテキストをパラパラとめくったのですが、ひょっとすると、「プロパガンダ」は社会心理学の領域かなぁ、という印象を持ちました。(後略)
    https://twitter.com/krsmnry/status/406794118107369472

    政治学たん氏
    確かに、アンソニー・プラトカニスとエリオット・アロンソンがそのまま『プロパガンダ』という本を書いてますしチャルディーニの『影響力の武器』もかなり似た内容ですから社会心理学との親和性はあります。
    https://twitter.com/seizigakutan/status/406794558953910272

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