【特集】ラフマニノフ、ピアノ協奏曲第2番の裏側

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【ラフマニノフ】(1) 時は遡ること1895年(22歳)、彼は交響曲第1番を完成させます。 翌々年ペテルブルクでグラズノフの指揮により満を持して初演に臨みますが大失敗に終わります。彼の存命中にこの曲が演奏されることはありませんでした。 http://t.co/bOeFYWieE1

2014-02-21 21:51:21
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【ラフマニノフ】(2) この空前の大失敗後、会場では罵詈雑言が飛び交い、新聞で大批判されます。指揮者グラズノフの解釈が作曲者のものと違い、無理解のまま初演したのが大きな原因と言われていますが、交響曲第1番に相当な労力と情熱を費やしていた彼は自信をなくし、作曲をしなくなります。

2014-02-21 21:51:29
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【ラフマニノフ】(3) これによりラフマニノフは神経疾患に陥ってしまいます。そんな中、1899年(26歳)にロンドンフィルハーモニック協会からピアノ協奏曲の作曲依頼を受けますが、まだ神経が弱っているラフマニノフに更なる悪夢が襲います。 http://t.co/rrHRvSs1FR

2014-02-21 21:51:35
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【ラフマニノフ】(4) 同年、シャリアピンら友人が"いい転換点になれば"と案じ、トルストイの自宅を訪ねます。そして彼の前で歌曲「運命」(ベートーヴェンの運命がモチーフ)を演奏しますが、逆に文豪の反感を買い、どん底へ突き落とされます。 http://t.co/iwIxnOkP6D

2014-02-21 21:51:41
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【ラフマニノフ】(5) 1900年(27歳)、精神科医ニコライ・ダーリのもとを訪ねます。ダーリはラフマニノフの精神疾患を催眠療法により治療、快方へ向かいます。この時にピアノ協奏曲と並行して2台ピアノのための組曲第2番が作曲されます。http://t.co/mO7n2TpsKe

2014-02-21 21:51:46
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【ラフマニノフ】(6) 前作から5年のブランクを経てやっと作曲が出来るようになり、1901年(28歳)、ピアノ協奏曲を完成させます。ピアノ協奏曲第2番です。ラフマニノフ自身のピアノによる初演は大成功を収め、彼は鬱病を完全に克服しました。http://t.co/NRMdLBIWid

2014-02-21 21:51:52
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【ラフマニノフ】(7) ロシア正教会の鐘を表したピアノソロによる序奏から始まる第一楽章、フルートの甘美なメロディに始まる第二楽章、第一楽章の陰鬱なテーマの回想から始まり圧巻のtuttiで幕を閉じる第三楽章。全三楽章構成です。 http://t.co/dpr991EPBd

2014-02-21 21:51:57
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【ラフマニノフ】(8) この曲でグリンカ賞を受賞、作曲家としての名声を確立し成功への道を辿ります。現在でも大きな人気を誇っている、そんなピアノ協奏曲第2番は若きラフマニノフが体験した空前の大失敗、どん底から生み出された曲だったのです。 http://t.co/Yk3ouBBwwn

2014-02-21 21:52:02
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