火砲小話~ZIS-2対戦車砲とホチキス57mm砲に関係が?

57mm ZIS-2対戦車砲と言えば、言わずと知れたソ連の小口径超長砲身対戦車砲。 でも、どうして口径57mmになったんでしょう?
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下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

ヨムキプール戦争時のエジプト砲兵、と言う写真なんだがこの砲はなんぞ… http://t.co/Mxr65y5Rqm

2014-02-21 10:40:04
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ZIS-2砲架はZIS-3だけでなく、76mm対空砲弾薬を用いた試作長砲身76mm対戦車砲のなんかにも流用されていたりするんで、これがソ連の持ち物だったら凄く悩むところ。でもエジプトならそう妙な事はなかろうし、普通にZIS-2でいいと思うですよ

2014-02-21 12:27:18
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

意外と57mmと言う口径は取り回しやすいんであろうか…

2014-02-21 21:46:18
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

@Geroko 機械牽引ならば牽引時の重量は重くてもそう問題ないのでしょうが、それよりも設置だの短距離移動だのに人力を頼る都合から放列砲車重量が問題になるのでしょうね。ZIS-2はこれがほぼ1tですが、これより0.4tほど重くなる90式野砲やPaK40はこの点の不満が聞かれます

2014-02-21 22:05:14
下呂子(げろこ) aka でゅらちん @Geroko

@FHSWman あーなるほど、イメージつきました!(人力で取り回せるギリのサイズな、Pak38みたいなノリですね…んでも1tあるのか、パックハウザーより重いですねぇ

2014-02-21 22:07:13
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

結果論ではあるけど、ソ連の長57mm対戦車砲ってなかなかうまい線を行ってたんじゃないかしら。76mm野砲は元々どうにか人力で取り回せる限界の重さだったけども、ここから対戦車砲としての性格を強めて長砲身化すると、その線を超えて重くなっちゃった。長57mmはどうにか限界内に留まれた

2014-02-21 22:43:41
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

でも、赤軍が最初から「76mmは今のところ人力でも扱える重さだが、将来的にこれを長砲身化した場合、最早人力の限界を超えるだろう」という事を認識していて、その上で長57mm対戦車砲を作ったとは思いませんけどもね。多分そこまで見据えてはいなかったろうと思う

2014-02-21 22:47:15
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

や、「将来的に長砲身化する76mm砲」なんて考えがある訳は無いか。彼らは既にF-22っていう長い76mm砲を持っていたんだもの。たぶん実際にこれが重過ぎて、師団砲としてはともかく対戦車砲として扱うには実際に不便だという事を経験して、あえて57mmを選んだのかも……

2014-02-21 22:49:31
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そもZIS-2の57mmという口径の選び方はちょっと不思議である。ずっと前からメートル法を採っていて、ソ連時代に新しく制定しようとした口径(85, 95, 100, 130mmとか)はだいたいメートル法で区切りのいい数字だった。なんでZIS-2だけ伝統的な口径なんだろう?

2014-02-21 22:52:46
JagdChiha 〄 次元不可能性撹拌機 @Jagdchiha

考えてみたらソビエトは45mmって口径も持ってるのに、次が57mmってのも変なところだなあ 日本の47mmはフランスあたりからの流れかしら

2014-02-21 22:54:42
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

いつものソ連の弾薬互換性フェチを考えると、弾を融通する都合から57mmという口径を選んだのかなとも想像しかける。でもソ連はZIS-2の前には長い事この口径の砲を持っていなかった。76mmや107mmと違って、57mmには互換性のある弾薬在庫の山なんて無かったはずなんだ

2014-02-21 22:59:12
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

言われて見ると、そも45mmも由来のわからない口径ね。3ポンド砲(47mm)をメートル法でキリ良く丸めた? あるいは37mm 1-K対戦車砲系の砲架を流用して搭載できる限界の口径が45mmだったとか?(76mm対空砲砲架流用の都合で85mm口径生まれたのと同じ経緯、みたいな)

2014-02-21 23:06:23
SUDO @sudo_simoigusa

@FHSWman 野砲だって76とか122とか152なように、以前からあった口径を選択するというのは普通なのでは?

2014-02-21 23:06:28
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

. @sudo_simoigusa 76, 107, 122, 152あたりは実際に帝政時代の砲と弾薬の互換性が考慮されていたので口径を維持する必要があったのですが、57mmは特に互換性は無いので、変えても良かったはずなんですよね。……とは言え、確かに無理に変える必要も無いですね

2014-02-21 23:15:35
リンク Wikipedia QF 6-pounder Hotchkiss The Ordnance QF Hotchkiss 6 pounder gun Mk I and Mk II or QF 6 pounder 8 cwt were a family of long-lived light 57 mm naval guns introduced in 1885 to defend against new, small and fast vessels such as torpedo boats and later submarines. There were many v
SUDO @sudo_simoigusa

ああ、そっか6pdrとは弾は違うものなのか、榴弾ぐらいは流用してるかと思ったけど違うっぽいな

2014-02-21 23:23:42
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

@sudo_simoigusa ええ、新しい57mm対戦車砲は重めの長榴弾を使うようになっているようで、かつての6ポンドとは互換性がなさそうなのです

2014-02-21 23:29:17
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

偽の逆は必ずしも真ならず、ってことかしらね。「弾薬互換性が必要=口径を揃えなければならない」ではあれど、「弾薬互換性は無用=口径を変える必要がある」では無いわね。別に変えても変えなくてもいいわけだ

2014-02-21 23:30:00
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ソ連の76mm砲他は帝政時代の弾を使えるように弾薬規格を維持しているし、照準器にも新弾薬と旧弾薬用の二通りの目盛りがあったりする。でも57mm対戦車砲については帝政時代の6ポンド砲との互換性はとくに考えられていなくて、口径は同じでも全くの新砲になってる

2014-02-21 23:33:18
SUDO @sudo_simoigusa

@FHSWman 不思議ですね・・・まあ微妙に違う口径にするよりは同じにしておけば、いざって時に弾丸だけでも流用して撃つことができるけど、微妙に違うと事故の元だから・・・ぐらいですかねえ

2014-02-21 23:33:53
SUDO @sudo_simoigusa

でもなあ、47mmも残ってるのに45mm作ってるんだよな・・・あの国は微妙に難しいw

2014-02-21 23:35:26
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ひょっとしてひょっとすると、新57mm対戦車砲の高腔圧には古い6ポンド系弾薬では耐えられなかったのかも知れない……と思ったけど、古い6ポンド砲も結構高初速(腔圧は不明だけど)なので、そうヤワな弾では無さそうな気がする

2014-02-21 23:35:30